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世界の勢力図  上海協力機構

2023年08月18日 09時46分18秒 | 日記

2023年8月18日(金)世界の勢力図  上海協力機構

 

 

先日、下記記事を投稿した。

  世界の勢力図  BRICS  (2023/8/15) (P25)

本稿は、この姉妹編になり、上海協力機構について述べている。

 

〇設立の経緯

 上海協力機構は、英語表現は以下で、頭文字をとって、SCOと呼ばれる。

   Shanghai Cooperation Organization 

 

SCOの現在の加盟国、オブザーバー国、対話パートナー国は、下図の通りである。

     

 

SCOに関連する国々は以下である。

       (参照;上海協力機構 - Wikipedia.html)

加盟国  

 2001年創設時: 中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン

 2015年加盟:     インド、パキスタン

    2021年加盟:      イラン           

オブザーバー国:          アフガニスタン、ベラルーシ、ラオス、モンゴル、ベトナム

対話パートナー国:       アゼルバイジャン、アルメニア、カンボジア、ネパール、トルコ、スリランカ、カタール、

                                        サウジアラビア、エジプト 

この組織に、関心を示す国々が増えつつある状況という。

 

SCOは、経済や文化など幅広い分野での協力強化を進めるとともに、三悪と呼ばれる、テロリズム、分離主義、過激主義に対する共同対処から始まり、ユーラシア一帯の安全保障をもくろむ、軍事同盟的な色彩を強めているようだ。

 

〇 首脳会議

 加盟国の首脳会議が、下図のように、2001年6月以降、毎年、開催されている。

        

   

 

第23回目の今年は、初めて、インドのモディ首相が議長となり、オンラインのビデオ会議となったようだ。

会議では、分離主義、過激主義、テロリズム等の、治安問題への対処に加え、デジタル・トランスフォーメーション分野での協力にかかる、「ニューデリー宣言」を採択している。

また、イランの正式加盟が承認されたという。

米、ロなどとの多面的な外交を展開するインドが、BCOでも、存在を増しているようだ。

 

 

 

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