つれづれの記

日々の生活での印象

アルビノの人たち

2021年10月23日 11時11分21秒 | 日記

  2021年10月23日(土)  アルビノの人たち

 

 

先日の17日、NHKのテレビで、アルビノの人たちの事を知った。

アルビノ(albino)は、これまで、言葉としては聞いた記憶はあるが、具体的に知るのは、今回が初めてである。

医学的には、「先天性白皮症」「白子症」などと呼ばれ、メラニン色素が欠損した疾患で、白くなることが多いという。色素欠損は、人間以外の、動物にもあるようだ。

 

人口に占める割合は、どの位だろうか? 世界的には、2万人に1人と言われているので、日本では、約6000人と推定されている。

眩しさを避けるために、サングラスをかけている人の事を聞いたことがあり、伊達メガネではなかったようだ。

 

アフリカ南部のタンザニアでは、アルビノの人たちの割合は、1400人に1人という多さという。アフリカ南部地域は、風土的に、アルビノの人たちが多いのかもしれない。

アフリカなどでは、アルビノの人たちに対する、伝統的な根深い迷信から、迫害を受けたり、身体の一部を切断されるなど、社会的な偏見に苦しめられているようだ。

 

この9月のパラリンピック開会式の選手団入場で、アフリカ南部のザンビア国の、旗手を務めたのが、モニカ・ムンガ選手だ。(下図)

  

入場式では、ザンビア代表の選手は、旗手の彼女1人だったが、ネットの他の情報では、ムンガさんのほかに、 L・カトンゴ選手(男子)、S,パンダ選手(女子)の2人がおり、3人とも、陸上競技で参加したようだ。

 

ムンガさんは、視覚障害で、近くしか見えないといい、陸上400m予選に出場し、6人中5位で完走したようだ。 1分5秒ほどの所要時間だが、自己ベストを3秒も更新する頑張りようだったという。 

   

           力走する、モニカ・ムンガ選手

 

ネットで見つけたのだが、下図は、ムンガさんを指導している、熊崎敬氏だ。

JICAの海外協力隊でザンビアに派遣された時の縁で、ムンガさんを支援し、指導しているという。

            

               熊崎氏       ムンガさん

 

以下は、パラリンピックに出場した、ムンガ選手の声の記事だ。

( NHKのサイト 「ザンビア」の選手 _ 東京2020パラリンピック _ NHK_files 参照 )

 このような人たちのことは、筆者も含めて、物珍しさに駆られて、興味本位に走りがちなのだが、ムンガさんの声をかみしめていきたいものだ。 一言でいえば、人間の多様性を尊重し大事にする、ということだろう。アルビノの人たちの、慎重にも率直なNHKの報道には、敬意を表したいところである。

 

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