つれづれの記

日々の生活での印象

ラグビー日本代表の活躍

2015年10月21日 23時14分27秒 | 日記

2015年10月21日(水)  ラグビー日本代表の活躍

  

  イギリス(イングランド)で、この9月18日~10月31日の日程で行われている、第8回ラグビーワールドカップ大会だが、予選リーグが全て終了し、先週の週末から、決勝トーナメントが始まっている。

残念ながら、日本チームは、決勝トーナメントには進めなかったが、12日朝方中継された、予選最後の、日本―アメリカ戦に勝利し、有終の美を飾った。 

  先日は、日本チームが、凱旋帰国し、主力選手がTV出演する等、マスコミは、その後、この話題で賑わったところで、今日は、安部総理を、リーチ主将、五郎丸、堀江両選手の3人で訪れて、結果を報告したようだ。

 

  今ラグビー大会関連では、以下のブログ記事を投稿しているが、

          ラグビーワールドカップー日本の奇跡  (2015/10/9)

          ラグビー競技のルール             (2015/10/11)

本稿はその続編で、日本―アメリカ戦の試合経過と、日本チームの活躍を振り返ることとしたい。

 

 

◎日本―アメリカ戦の試合経過  10月11日  (グロスター)    TV観戦 12日朝3時~終了後朝6時頃

 

           日本 28                   アメリカ 18

   ワールドカップでのアメリカとのこれまでの対戦成績は、0勝―2敗のようだ。

以下は、1次リーグ - ラグビーW杯イングランド大会 : 日刊スポーツ 等を参照。

 

○前半

  開始間もなく、日本が反則を犯し、アメリカがPGを決める。

     0-3

そのすぐ後、日本は、相手陣内で、流れるような動きで、左に展開し、松島が余裕のトライ。続くコンバーションも決めた。

     7-3

暫く攻防が続き、日本が危ない場面もあったが、相手反則で救われている。

そして、アメリカが、スピードのあるパスを重ねながら、終にトライを決め、コンバーションは失敗したが逆転。

     7-8

早い展開で敵陣に切りこんだ日本は、最後は得意のモールで押し込み、唯一大学生の若い藤田が、ワールドカップ初トライ。コンバーションも決まって、

    14-8

となり、再び先行し良いムードになる。藤田の初出場、初トライは、日本の今後にとって、明るい材料だ。  

 終わり近くになって、オフサイドのPKを得、五郎丸のショットが成功し、

    17-8

となる。この後も、攻防は続いたが、40分を過ぎた所で、アメリカの反則で得たPKで、五郎丸がタッチライン外にボールを蹴りだし、前半終了となる。

 

 日本チームは、セットプレーは安定しているものの、反則がやや多かったが、アメリカに力負けせず、機動力を生かして、2トライを奪う等、素晴らしい活躍だったと言えよう。

 

○後半

  後半間もなく、日本はPKで追加点。

    20-8

攻防が続く中で、日本の反則で、アメリカがPKを決めて迫ってくる。

    20-11

後半に入って、日米とも、選手の交代が続く。

  後半半ばで、アメリカに、シンビンの退場者がでて、この機会にと攻めた日本が、交代したマフィがすんなりと、トライ。コンバーションは外すが、得点差を広げる。

      25-11

スクラムでの、ボールの入れ、出し役の、SHの田中が、日和佐に交代。

 

  アメリカが、ターンオーバーで日本陣内に入ったところで、ゴールライン近辺での攻防が続き、右からトライを決められ、キックも決まって

     25-18

と、1トライ、1ゴール差に肉薄された。

  後半終了3分前になって、アメリカの反則で得たPKを、可なりの難しい角度と距離だったが、五郎丸がしっかり決めたのは大きかった。これで、

   28-18

となり、仮にトライがあっても、追いつけない得点差になったのだ。

  日本が、ボールをタッチに出してノーサイドとなる。

この試合の日本は、早くて低いタックル、倒れてもすぐ立ち上がるディフェンス等が光り、最後までモチベーションは落ちなかった。

 

  日本チームのワールドカップでの得点の記録を見ると、これまでは、2003年大会での、79得点が最高だったようだが、今大会で、90得点と記録を更新したようだ。  又、キックで活躍した五郎丸選手 だが、予選プールで、13PGを成功させ、単独で最多となったようだ。

  アメリカ戦では、3トライを成功させたが、4トライのボーナスの獲得は、やはり、無理だっただろうか。 ボーナスを得ても、スコットランドには追い付かなかったのだがーー。

 

 

◎ 予選プールBリーグの最終結果

  

        (プールB 日程・結果・順位 - ラグビーワールドカップ2015:朝日新聞デジタル

 

  日本に負けた南アだが、その後、スコットランドとサモアに勝ち、3勝1敗で、BP3点を得、日本に勝ったスコットランドは、米国に勝ち、南アに敗れて、3勝1敗だが、BP2点を獲得している。同様に、3勝1敗の日本だが、BPが無いことから、3位である。

3勝1敗で予選を通過できなかったのは、RWCで、今回の日本が初めてといい、「最強の敗者」という賛辞も貰ったようだ。 

 

 

◎ 決勝トーナメントの組み合わせ

  予選プールA~Dの上位2チームづつが、決勝トーナメントに進んで、下図の組み合わせとなった。イギリス連邦関連は強かったようだが、唯一、イングランドは、決勝へ進めず、お膝元の開催国としては、残念無念至極だろう。 

  

                                                         (決勝トーナメント - ラグビーW杯イングランド大会 : 日刊スポーツ) 

   決勝トーナメントには、日本がいないので、どの程度、報道されるかは不明だが、ラグビー競技自体を楽しむために、機会があればTV観戦したいところだ。

 

  先日、準々決勝の一つをテレビ観戦したが、上図にあるように、

     35ー34   

 の大接戦だった。(図は、試合結果|ラグビーワールドカップ2015|日本テレビ より)
 

 強豪同士のレベルの高い試合を、素晴らしい技を見せて貰い、ルールも覚えるといった観点から楽しんだ。 

リードし、リードされる接戦が繰り広げられ、

     オーストラリア32ー34スコットランド

と、スコットランドリードの場面の終了2分前ごろだ。 スコットランド陣内での競り合いで、審判が、スコットランドに、オフサイドの反則があったとして、オーストラリアがPKを得て、ゴールを決めたのである。この結果、

     オーストラリア35ー34スコットランド

と逆転、そのまま試合が終わり、オーストラリア・カンガルーチームが、スコットランド・アザミチームに、辛勝したのである。

 

 所が、ゲーム後に、PKが与えられた反則のビデオを見た、観客やスコットランドチームの関係者は、オーストラリアに、ノッコンがあったとして、治まらなかったようだ。 

そして、昨日になって、IRBが、誤審だったことを認め、公表したようだ。ビデオを調べると、やはり、オーストラリアにノッコンがあったようだ。これなら、逆に、スコットランドボールのスクラムとなり、そのまま、試合が終わった可能性が高く、スコットランドの勝利となっただろう。 でも、過去に誤審があっても、審判の判定は変わらず、勝敗も変わらない。

ラグビーの場合も、トライの有無と、危険なプレーに限り、ビデオ判定が取り入れられていて、テレビ中継でも観たが、その必要性は、あくまでも、審判が判断するようだ。

 どの競技でも、審判の誤審はつきもので、特に、ラグビーでは、団子になった時の判定は、見えにくく、審判の位置も関係して、難しいところだ。 今回の事案の経験から、一般的なクレーム処理まで拡大した、ビデオを活用した判定を、今後、工夫する必要があるだろうか。

  この結果、準決勝は、上図のように、南半球4チームの争いとなり、今週末に行われる。

 

 

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