3月8日(月) マラソン大会の黒子 ペースメーカー
日本最古のマラソン大会とも呼ばれる、恒例の第65回「びわ湖毎日マラソン」が、昨7日、開催された。国際陸連から、最高位のゴールドランクに位置づけられている大会でもある。気温が低く、雨模様という、生憎の悪いコンディションの中、選手達は頑張った。4人の外国人招待選手、4人の日本人招待選手と一般選手を含め、総勢194名が参加した。エチオピアのツェガエ選手が優勝で、日本人では、旭化成の佐藤選手が2位、NTNの北岡選手が4位、コニカミノルタの米田選手が5位と、健闘した。
佐藤選手の記録は、昨年12月の福岡国際や、先月の東京マラソンの、優勝タイムを上回る好記録で、しかも、上位7人のうち、3人が、初マラソンという。このところ低迷が続く、日本男子マラソン界の今後に、明るい話題となったようだ。
昨日のテレビ中継は、うっかり時間を間違い途中から見たので、選手の着けているゼッケンの多様さに、いささか混乱した。最初の解説を聞いていなかったのが、混乱の原因だ。
ゼッケンの布地の色は、黄色地と白地、番号の色は、黒と赤があるようで、これらの組み合わせは4通りになるが、何度か画面を見ていると、どうも、以下の意味づけのようだ。
黄色地 に 黒番号 日本人招待選手
黄色地 に 赤番号 外国人招待選手
白地 に 黒番号 一般選手
白地 に 赤番号 ?
最後の、白地+赤番号は、一体誰? と、最初見た時は、区別が分からなかった。先頭集団や、第2集団のいい位置にいた、このゼッケンをつけた選手達が、30キロあたりになって、突然、抜けていったので、ハハーン、ペースメーカーなんだ、と、納得した。昨日の彼らは、全て外国人だった。知らぬは自分ばかりなり、だったかも知れない。
ペースメーカーについて調べた結果、大会での、ペースメーカーの導入については、最近は、国際陸連も認めているようである。彼らは、選手間の無用な駆け引きの防止と、風除けなどの選手の保護により、記録のUPを計るための、黒子なのだ。正式にエントリーしている場合は、最後まで、完走してもいいという。なんと、優勝したこともある、というから面白い。
オリンピックや世界選手権は別として、各種マラソン大会で、ビジネスとして走っている、裏舞台の、プロのランナー、といえようか。昨日の、好結果には、彼らの貢献も大きかった、かも知れない。
もっともシンプルな競技であり、古代ギリシャのマラトンの戦いの故事が、原点と言われる、マラソン大会。それに、一本の襷(たすき)を繋いでいく、日本独自に発展した駅伝大会を加えると、日本では、各種国際・国内大会が花盛りだ。まさに日本は、長距離走のメッカ、とも言える賑やかさなのは、嬉しい。
日本最古のマラソン大会とも呼ばれる、恒例の第65回「びわ湖毎日マラソン」が、昨7日、開催された。国際陸連から、最高位のゴールドランクに位置づけられている大会でもある。気温が低く、雨模様という、生憎の悪いコンディションの中、選手達は頑張った。4人の外国人招待選手、4人の日本人招待選手と一般選手を含め、総勢194名が参加した。エチオピアのツェガエ選手が優勝で、日本人では、旭化成の佐藤選手が2位、NTNの北岡選手が4位、コニカミノルタの米田選手が5位と、健闘した。
佐藤選手の記録は、昨年12月の福岡国際や、先月の東京マラソンの、優勝タイムを上回る好記録で、しかも、上位7人のうち、3人が、初マラソンという。このところ低迷が続く、日本男子マラソン界の今後に、明るい話題となったようだ。
昨日のテレビ中継は、うっかり時間を間違い途中から見たので、選手の着けているゼッケンの多様さに、いささか混乱した。最初の解説を聞いていなかったのが、混乱の原因だ。
ゼッケンの布地の色は、黄色地と白地、番号の色は、黒と赤があるようで、これらの組み合わせは4通りになるが、何度か画面を見ていると、どうも、以下の意味づけのようだ。
黄色地 に 黒番号 日本人招待選手
黄色地 に 赤番号 外国人招待選手
白地 に 黒番号 一般選手
白地 に 赤番号 ?
最後の、白地+赤番号は、一体誰? と、最初見た時は、区別が分からなかった。先頭集団や、第2集団のいい位置にいた、このゼッケンをつけた選手達が、30キロあたりになって、突然、抜けていったので、ハハーン、ペースメーカーなんだ、と、納得した。昨日の彼らは、全て外国人だった。知らぬは自分ばかりなり、だったかも知れない。
ペースメーカーについて調べた結果、大会での、ペースメーカーの導入については、最近は、国際陸連も認めているようである。彼らは、選手間の無用な駆け引きの防止と、風除けなどの選手の保護により、記録のUPを計るための、黒子なのだ。正式にエントリーしている場合は、最後まで、完走してもいいという。なんと、優勝したこともある、というから面白い。
オリンピックや世界選手権は別として、各種マラソン大会で、ビジネスとして走っている、裏舞台の、プロのランナー、といえようか。昨日の、好結果には、彼らの貢献も大きかった、かも知れない。
もっともシンプルな競技であり、古代ギリシャのマラトンの戦いの故事が、原点と言われる、マラソン大会。それに、一本の襷(たすき)を繋いでいく、日本独自に発展した駅伝大会を加えると、日本では、各種国際・国内大会が花盛りだ。まさに日本は、長距離走のメッカ、とも言える賑やかさなのは、嬉しい。