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へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

表と裏

2007年03月22日 04時09分52秒 | Weblog
物事には表と裏がある。
別な言い方をすれば、光と影、プラスとマイナス、権利と義務、長所と短所、などなど。
どれも切り離して考える事は出来ないのです。
以前少し触れた事があるのだが、小泉政権のもとで郵政の民営化が決まった。
しきりに民営化によるプラス面だけが強調され、数の力で強引に決定されたのです。
郵政の民営化は、旧国鉄の民営化と同じで、人口の多い都市部にとってはプラスに働きます。
しかし、人口の少ない地方にとってはマイナスに働きます。
私の住んでいる町は、埼玉県の西部に位置していますが、集配業務をする本局と、特定郵便局があります。
最近、この特定郵便局が無くなるという噂が広がっています。
この特定郵便局は、本数が少ないながらバスが利用できます。
しかし本局は、バスを利用しても、バス停から20分以上歩かなければいけません。
特定郵便局はバス停から1分。
民営化することによって、この様な不便な事がおきるのです。
これから、日本のあちこちで起きるのではないでしょうか?。
弱者の切り捨て、弱いものいじめです。
「弱い者をいじめてはいけない」等と言いますが、国をあげて弱いものいじめをしているのです。
障害者の為にバリアフリー。
しかしその一方で、地方の弱者には新しいバリアが作られているのです。
何故この様な事が起きるのでしょう?。
答えはいたって簡単です。
都市部には数多くのの有権者がいますが、地方には少ししかいないのです。
多数決で決めれば地方に勝ち目はありません。
何でもかんでも多数決。
これは、言い方を変えれば、数の暴力、弱いものいじめです。

NHKに民営化、などという馬鹿げた事を考える人がいます。
NHKが民営化したらどうなるか、本気で考えた事があるのだろうか?。
単純に、「受信料を払わなくていい」位にしか考えていないのでは?。
NHKが民営化して、CMを流すようになったら、民放は果たして生き残れるのであろうか?。
全国放送が出来るNHKと、出来ない民放。
スポンサーはどちらを選ぶか?。
結果は書かなくても判ると思う。
世の中そんな単純な物ではないのです。
目先の事にとらわれると、落とし穴、に落ちるのです。

今回の、都知事選でも同じことが言えます。
11人立候補するようですが、どの候補も有権者の気を引くような政策を並べるでしょう。
しかし、大事なのは、その政策が実現可能なのか?、実現したとして、二次、三次的に問題が起きないか、と言う事を考えなくてはいけません。
後になって、「こんな筈ではなかった」等という事が無いようにしなければいけません。
「人間は賢い動物」と言いますが、何度、同じ過ちを繰り返した事か?。
後悔は先に立ちません。

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町議会議員 2

2007年03月21日 04時30分29秒 | Weblog
昔、ある町の選挙で買収事件が発覚した。
しかし警察は動かなかった。
その理由を聞いて呆れた。
警察の言い分は、「一人逮捕すると、全員逮捕しなければならない」からだそうだ。
30年も前の話ではあるが、今でも似た様な事が時々起こります。
今までに何度も選挙権を行使する機会が有りましたが、投票したのは数回です。
結果は、私が投票した人全員が落選です。
真剣に町(日本)の将来を考えた政策を口にすると、有権者の支持は得られません。
如何に、有権者が喜ぶような政策を公約にするかがカギなのです。
「有権者が喜ぶ政策」とはいったいどんな事でしょう?。
あえてここに書くのはやめにします。
いい加減で、この様な馬鹿げた事をやめないと、第二、第三の夕張市が出来るでしょう。
右肩上がりの成長神話は、もうオワリなのです。
しかしながら現実の話、議員(町議会から国会まで全ての)たちの多くは、自分の任期中のことしか考えていません。
そして常に頭にあるのは、次の選挙にいかにして勝つかという事です。
目先の利益にとらわれずに、長期的なものの考え方をした政治家は、ロクな言われ方をしていません。
私の好きな政治家、後藤新平。
明治、大正時代に、100年先の日本を予想して、数々の計画を立案していますが、その多くが、彼の予想どうりになったのですが。
彼に付けられたあだ名は、大風呂敷。
車などロクに走らず、大八車や荷馬車が大手を振って走り回っていた時代に、現在の車社会を予想するとは、恐れ入った事です。
東京駅前に、わずかに残る幅100メートルの道路。
計画の半分以下の48メートルで完成した、昭和通り。
昭和通りを計画したとき、「こんな広い道路を作ってどうするのだ」と言う非難に対して「この道路もいつか狭くなる時が来る」と答えたそうである。
そして、東京が一千万都市になる事も100年前に予想していたのです。
しかし、付いたあだ名は、大風呂敷。
そして、その名を知る人も、現在では極わずか。
昔は、このような人が活躍出来る場が多少は有ったようですが、現在では皆無と言っても良いでしょう。
こんな時代では、私利私欲に目が眩んだ議員が出るのも仕方ない事です。
議員達だけを責めることは出来ません。
「魚心あれば水心」と言います。
まず有権者が、襟を正さなければ良くはならないでしょう。
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町議会議員

2007年03月20日 03時55分51秒 | Weblog
実は、17日(土)に地元の人数人から、「次の町議会議員選挙に出てくれないか」と言う話があったのだ。
その前の週には、老人会の会長の話。
どちらの話も、「丁重に」お断りした。
私のような、へそ曲がりに、いったい何ができると言うのであろうか。
老人会の会長。
残念ながら、まだ老人の仲間に入る気は全くない。
こんなことを言っては申し訳ないが、今の老人会は、家で何もすることが無く、ヒマを持て余している人が殆ど。
話も、愚痴か病気の話。
しかし私はと言うと、色々とする事があって、ヒマが足りないくらいで、ヒマを持て余しているのなら、分けて欲しいくらいだである。
次に、町議会議員。
これは多少関心があるのだが・・・・・。
しかし現実の話、私一人の力で何がで来るのであろう?。
まず始めに、最大の難関である、選挙に勝つ事自体が難しい。
選挙に勝つ為には、有権所の喜ぶような事を公約に上げなければならない。
しかし、残念ながら私には出来ない。
町議会議員など、所詮は地域エゴの代弁者に過ぎないからだ。
昔から私は、他人のご機嫌伺いなど、大嫌いなのである。
ゴマを摺るのも嫌いだが、摺られるのも大嫌いなのです。
ゴマを摺ると言う事は、下心があるから摺るのであって、下心が無ければ摺りません。
それでは、都道府県議会はどうでしょう?。
これとても、地元市区町村のエゴのぶつかり合いです。
衆議院、参議院とて同じこと。
応援してくれる組織の意向を無視する事など、とんでもない事です。
自分のお金を使うと、買収の罪になります。
しかし、税金を使う分には、余程の事が無い限り、罪に問われる事はありません。
なんともおかしな話です。
族議員がいるのは当然の話です。
有権者にしても同じことが言えます。
「○○さんが当選すれば、××をしてくれるだろう」
もしこの様な事を考えて投票したのであれば、利益の供与、を期待することになり、立派な収賄になりはしないだろうか?。
利益(現金や物品に限らず)を、先に受け取るか、後から受け取るかの違いだけ。
もっとも、後から受けとる場合、落選すると受け取れない、と言う違いはあるのだが。
どちらにしても、自分の利益だけを考えている点は同じである。
こんな事で、立派な政治が出来るのだろうか?。
「出たい人より、出したい人を」などと言っても、無理な話。
国民(有権者だけではない)が賢くならなければ、政治も良くはならない。
これが、立候補をしない理由です。
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介護保険

2007年03月19日 02時50分31秒 | Weblog
私も、もうすぐ65歳。
現状はまだ問題ないのだが、近い将来お世話になる可能性が少しずつ高くなっている。
そのせいもあって、介護の現場が気になる。
それも、介護を受ける側ではなく、介護する側の問題である。
介護保険を払う側の反対が強い為、保険料が低く設定されている。
その為に、少ない財源で、少しでも多くの事をしようと頑張っている。
しかし、その結果は?。
実は私も、10年前に介護の仕事に就く事を考えた事がある。
会社のリストラで失業したときの事です。
いろいろ検討したのですが、結局やめました。
仕事が厳しい割りに、給与が低いのです。
将来ある若い人ではなお更です。
夢と希望にあふれて介護の仕事に就いても、現実の壁に阻まれて、介護の現場から去る人も少なくありません。
世界的にも同じ様な現象が起きているようです。
その為、東南アジアの国が介護師を養成して、各国へ送り出しています。
日本も受け入れる様ですが、果たしてどれだけの人が来てくれるのでしょうか?。
カナダのように、2年で永住許可がもらえる国を始め、多くの国が、比較的簡単に永住できます。
それに対して日本はどうでしょう?。
様々な制約があって、永住許可はなかなかもらえません。
言葉や生活習慣の違いも大きな障害になります。
よく言うところの「近くて遠い国」なのです。
また、人種に対する偏見も問題です。
国際化社会などと言われていますが、現状のままでは、島国である日本は、世界から置いてゆかれるのでは?。
子供の学力低下が問題になっていますが、授業時間を増やせば解決すると言うような生易しい問題ではないはず。
枝葉末梢の問題にとらわれた、対症療法をしている場合ではないのでは?。
高齢化社会などと言われているが、人間ばかりでなく、国そのものも高齢化してしまったような気がする。
国民一人当たり、一千万近い借金を抱えながら、更に借金をしようとする。
日本と言う国が、財政破綻をした夕張市のようにならなければ良いのだが。
私個人の意見では、積極的には賛成出来ないが、思い切った増税もやむを得ないと思っている。
税金で取られても、やがて別な形で戻ってくるのです。
格差を小さくするためにも有効だと思うのだが。
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少子化時代

2007年03月18日 03時57分02秒 | Weblog
女性が子供を産まなくなった。
このまま行くとどう言うことになるのであろう?。
日本はすでに人口が減少し始めている。
「女は子供を生む機械」と言う発言が問題になった。
私は、表現の仕方には問題はあるが、言葉の持つ意味には同意できる。
この様な書き方をすると非難をされそうであるが、けして、男尊女卑、などと言うつもりはない。
子供を生むと言う事は、女性にしか出来ないことです。
男が子供を生むなどと言う事は、科学がどれほど発達しても無理ではないだろうか。
安産のお守りに使われる、タツノオトシゴ。
子供を生むのは、実はオスである。
しかしこれは、交尾のあとメスがオスのおなかの中に産卵するからです。
哺乳類以外の生物は、卵の状態で生まれます。
一部に、卵胎生と言って、子供の状態で生まれる物もありますが、卵胎生も含めて親とのつながりはなく、独立しています。
しかし、人間を含めた哺乳類では、胎盤を通じて栄養を補給しなければ、成長する事ができません。
この、女性にしか出来ない能力が放棄されては、人類滅亡への道をたどるしかありません。
しかしこれも、運命なのかもしれません。
命あるものは必ず死ぬのです。
以前書いた事があるのですが、現在の地球は壮年期と言うより、老年期に入っているのではないでしょうか?。
様々な問題が発生するのは、人間で言うところの、成人病、ではないだろうか?。
出来ちゃった婚が増える一方で、それ以上に、セックスレス夫婦や結婚しない(出来ない?)人も増えている。
更に追い討ちをかけている事がある。
お産をする場所、産院が減っている。
そして更に、小児科、まで減っているのです。
産院、小児科が減少するのは、現在の医療保険制度にも大きな原因がある。
昔、「医者は儲かる」職業と言われていた。
しかし今はどうであろうか。
私は知り合いに歯科医がいる。
彼は良くぼやいている。
「子供の治療も、大人の治療も保険の点数は殆ど同じ」
「子供の治療ばかりだったら、食っては行けない」と。
何故であろうか?。
大人であれば、我慢して治療を受けてくれるが、子供ではそうは行かない。
泣いたり、嫌がったら、治療にならない。
看護婦さんと二人で、なだめたり、すかしたり、大変な苦労である。
当然時間もかかる。
にもかかわらず、それらが殆ど考慮されていないのです。
小児科でも同じことが言えます。
産科は、リスクが多く、万一何かあると、医療ミスで訴えられる危険があります。
先日、小児科医の自殺が、労災として認められましたが、これは氷山の一角に過ぎません。
これらの問題を解決する為には、現在の医療保険制度を、もっと現場の実情にあわせる必要があります。
しかし一体誰がそんな事をするのでしょう?。
今の政府がそんな事をするでしょうか?。
与党も、野党も、国民(有権者)の反発を買うようなことはしないはずです。
何故国民(有権者)が反発するの?。
答えは簡単。
保険料を上げるか、自己負担率を増やすなど、国民の負担増につながるからです。
少子高齢化社会では、老人の医療や福祉でも問題が増えています。
介護保険でも、問題は山積みのはずです。
この問題は、次回にします。
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春は名のみ

2007年03月17日 03時50分55秒 | Weblog
4日に香港から帰ってきた。
その日までは暖かかった。
何しろ暖かい香港から帰ったと言うのに、それ程寒くはなかったのだ。
しかし、翌5日は大荒れ。
4日のフライトは殆どゆれもなく快適であった。
これが5日だったら大変だったろう。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが、今年は違う様だ。
異常気象、異常気象と言うが、いったい何を根拠に異常気象というのだろうか?。
地球温暖化が原因であれば、我々人類が引き起こした事で、異常と言うのは少しおかしいのでは?。
「天気予報が当たらない」、等と文句を言う人が多いが、自然現象を予測するのは至難の技と言わざるを得ない。
小さな子供が、次に何をするか予測するのと同じで、科学が発達したとしても100%は無理である。
それでは、どの程度まで可能なのであろうか?。
現在より大幅に良くなるとは思えない。
未来と言う物は、予想が付かない。
これは天気予報に限った事ではない。
天気予報はアクまでも予報でしかない。
あらかじめ判ってしまったら、どう言う事になるのであろうか?。
翌日の事が予めわかってしまったら、とんでもない事になるのでは?。
推理小説も、結末がわからないから面白いので、結末を先に知ってしまったら、読む気がしなくなるのでは?。
人は何故、天気予報がはずれると文句を言うのであろうか?。
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賃上げ

2007年03月16日 03時38分57秒 | Weblog
春闘も終盤になってきた。
主だった企業の妥結額が発表されているが、ここでも大企業と中小企業との格差が際立っている。
私は何度も転職を繰り返してきたので、春闘にはおよそ縁のない様な会社ばかりでした。
しかしこれも自分の能力のなさと諦めるしかありません。
格差社会の底辺に近い生活です。
若い頃は腹も立ちましたが、今考えると懐かしい思い出です。
私が生まれ育った場所は、東京でも比較的裕福な家が多いところでしたから、本当の中流階級を見てきました。
以前、日本人の90%が中流意識を持っている、などと言われましたが、笑止千万な話です。
多くの人が、本当の中流社会を知らないのです。
上流、中流、下層(貧困)と分けるからいけないのです。
実は、中流と下層の間に、庶民階級があるのです。
私は、庶民階級と下層階級の境目辺りだろうと思います。
しかし、心だけは中流でありたいと思っています。
心が豊かであれば多少の貧しさは気になりません。
そして、「隣の芝生は青く見える」と言うように、他人のことはよく見えます。
他人の良いところばかりを見ていると、自分がミジメになります。
極力他人の良いところは見ないようにしているのです。
他人と比較せず、自分の生活を楽しむ、これが貧しくても心豊かに暮らす秘訣です。
多くの場合、給料が上がると嬉しいものです。
しかし、上がるのは給料だけではありません。
物価も上がるのです。
かつて佐藤栄作が、所得倍増論、をぶち上げましたが、結局、物価も倍増してしまいました。
バブル崩壊後、景気の低迷がつずいています。
政府の発表では、「景気は良くなっている」等と言っていますが、3割の企業が7割の利益を独占しているようでは話になりません。
しかしこれは、バブル崩壊後、給与の引き上げが止まった事も影響しています。
かつて中国は、低賃金を武器に、日本から仕事を奪ってきたのですが、日本の給与が伸び悩んでいるうちに、中国の給与が上昇した為、その差がちじまり、国際競争力が出来てきたのです。
極論ではあるが、日本の給与水準を現状のまま維持しつずけると、いつの日か中国と立場が逆転、と言う事も考えられます。
低賃金と言うのも、必ずしも悪い面ばかりではないのです。
日本は資源のない国、その上に少子高齢化社会。
国内の需要を当てにしては、経済発展は望めません。
もともと日本が大きく発展できたのは、輸出のおかげです。
安い原材料を輸入して、付加価値をつけて輸出する。
日本の発展はこれ以外にないのです。
その為には国際競争力が必要なのです。
かつては、日本は技術力で勝負出来ましたが、今では技術力だけでは勝負出来ません。
日本の技術が中国に流出している現在では、品質だけではなく、価格でも争わなければならないのです。
必要以上の賃上げは、その競争力を奪います。
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格差  3

2007年03月15日 04時58分36秒 | Weblog
久しぶりに格差について書いてみる。
格差とはいったいナンなのであろう?。
日本は格差が広がっていると問題になっている。
何故格差が広がっているのだろう?。
人間が本来持っている能力には、人それぞれ違いがある。
広い意味で言えば、この差も格差である。
それぞれの能力に秀でた人は、有利になる。
しかし、社会主義共産社会では、その能力はあまり有利には働かない。
一方、資本主義自由社会では、その差は歴然としてくる。
かつての日本では、年功序列、終身雇用という仕組みで、ある意味で共産社会の様になっていた。
しかし、欧米の様な、能力主義、実力主義が取り入れられた結果、能力による格差が生まれてきたのです。
格差を無くすとは、一体どお言う事でしょうか?。
格差のない社会、これは理想的な、社会主義共産社会ではないでしょうか?。
しかしこれは、あくまでも理想論の話。
現実の社会主義共産社会は、次々と崩壊しています。
これは、理想を貫く事が如何に大変かと言う事を物語っています。
一生懸命努力して成果を挙げても、それが報われなければ、やがて誰も努力をしなくなるでしょう。
スポーツ選手が辛い練習に励むのも、成績を挙げればそれなりの報酬を得られるからです。
金持ちの家に生まれれば金持ちに、貧乏な家に生まれれば貧乏に。
確かに納得がいかない話のように見えますが、同じ様な話はいくらでもあります。
背が高い低い、足が早い遅い、頭が良い悪い、・・・・。
これらは、生まれながらの部分が大きな割合を占めているので、本人の努力だけでは克服する事は困難です。
この様に、生まれながらに違い(格差)があるのだから、どうしようもないのです。
「運も実力のうち」、確かのそうです。
折角チャンスが巡って来ても、それを生かすだけの実力がなければ、チャンスを生かす事は出来ません。
私自身も、何度かチャンスはあったのですが、残念ながら生かすことが出来なかったのです。
私の周りにも、沢山のチャンスを無駄にした人が居ます。
多くの場合、チャンスが来た事自体に気が付いていないのです。
そして、それらの人の多くが、不運を嘆き、格差に文句を言っているのです。
能力主義、実力主義が増えれば、格差も増える。
当然の結果です。
民営化、民営化と、なんでも民営化すれば良いと言う物ではありません。
民営化すれば、コスト以上の利益が要求されます。
コストが利益を上回る、非採算部門(弱者)は切り捨てられるのです。
政府、専門家などは良い部分だけを強調して、陰の部分(短所)には触れません。
薬の能書きと同じです。
効能ばかり大きく書いて、副作用には重点が置かれません。
薬害問題が発生するわけです。
格差も、現状のやり方で行けば、益々広がるでしょう。
これは政府だけの責任ではありません。
政府は、多くの国民(有権者)の要望にあわせているのです。
格差は、その要望に答えた結果の副作用なのです。
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2007年03月14日 04時06分15秒 | Weblog
世の中には、運の良い人と悪い人がいる。
「運も実力のうち」と言う言葉もあるが、今日の、全日空機事故などは当てはまらない。
大事故にならなかったのは、「不幸中の幸い」である。
しかし、今日の事故を、運が良かったと見るか、悪かったと見るかは難しい問題である。
私は、19回飛行機に乗ったが、一度だけトラブルに会った事がある。
離陸する為に滑走路の端まで行ったのだが、エンジンの出力が上がらず、離陸を断念してターミナルへ戻った事がある。
結局、電気系統のトラブルで、2時間後には離陸出来たのだが、無事に着陸するまで不安であった。
あとこれはトラブルとは違うのだが、中国国際航空は不親切なので気お付けたほうがいい。
上海の空港での出来事。
成田からの便が遅れたため、折り返しの便も遅れると言う話であった。
待ち合わせロビーが混雑していたので、少し離れた所で待っていたのだが、何のアナウンスもない。
他の航空会社のアナウンスはあるのだが。
ふと気が付くと、待ち合わせロビーには誰もいない。
あわてて行くと、「急いでくれ」と言う身振り。
私が乗り込むとすぐにドアーが閉められた。
まさに、間一髪、である。
結局、定刻に離陸したのである。
後で聞いたところ、中国の航空会社では良くあるらしいのだが、特に中国国際航空は悪いらしい。
2年前の話だから、今は改善されているかもしれないが、注意するに越した事はない。
まだ社会主義時代の考え方が抜けていない国、サービスや礼儀などは期待にないほうが良い。
買い物をしても、お釣りに皺くちゃな汚いお札を、平気で投げてよこす事が良くある。
偽札も多いらしく、100元(約1600円)札などは、店員がチェックすることが多い。
100元札は、日本の1万円札と同じ位の価値があるのだから、当然と言えば当然ではあるが。



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上海と香港  4 

2007年03月13日 04時10分55秒 | Weblog
私は時々「自分は本当にへそ曲がりだなーー!」と、思うときがあります。
上海へ行くと、特に感じます。
普通の日本人であれば、2,3日もすると日本食が食べたくなるようですが、私は違います。
日本に生まれ、日本で育ちながら、日本食にこだわりがないのです。
私の友人も、「お前は本当に日本人か?」と言います。
それに対して私は、「わざわざ中国まで来て、何故、旨くもない日本食を食わなきゃいけないのだ!」と答えます。
それでも、付き合って何度か日本食を食べました。
確かに日本食ではあるが、何処となく現地風にアレンジされていて、私には不満が残ります。
それよりも、私にはどうしても食べてみたい物があるのですが、結局食べる機会に恵まれませんでした。
それは、夜になると道端に現れる屋台の料理。
何度か友人や知人に頼んでみたのですが、返ってくる言葉は何時も同じ「不衛生でお腹を壊すから止めたほうがいい」。
「皆食べてるじゃないか」と私。
すると、「中国人は免疫が出来ているが、日本人は免疫が無いから危ない」と帰ってくる。
昼間は一人になる事が良くあるが、夜は大抵誰かいる。
いない時は、食事が済んで満腹の時。
世の中うまく行かないもんだ。
今回はじめて行った香港では、美味しい物に出会えた。
エビワンタンとマンゴージュース。
日本でワンタンというと、具が少しで皮ばかりなのだが、香港のワンタンは具がタップリ。
まるでシューマイのよう。
プリプリのエビがタップリと入っていて、一杯20元(320円)。
エビが少しで肉が多いものだと、10元(160円)と言うのもある。
さて、マンゴージュースだが、これがまたすこぶる美味しい。
大振りな完熟マンゴーの果肉が入っていて一杯20元、二杯だと32元になる。
独特の匂いがあるので嫌う人もいるが、果肉は舌触りも滑らかで、まるで完熟の桃のようである。
また行きたくなってきた。
昔は、香港によく日本人が行ったが、最近は上海に人気を奪われて、少なくなったと言われるが、その割には良く見かけた。
上海では、滞在した場所が悪かったせいもあるのだろう。
たまたまそうだったのかもしれないが、空港で見かける日本人も、香港の方が多かったように感じる。
私の場合は、事情があって何度か上海へ行ったが、繰り返し行く人(リピーター)は、香港の方が多いそうだ。
観光の面から見れば、差は歴然としている。
成熟した大人と、育ち盛りの子供と言ったところか。
サービス、マナー、インフラ、治安など、上海は問題が多すぎ。
国際都市と言うには、問題が多すぎるのです。
外見(数字)だけでなく、中身まで香港を越えるのはいつのことやら。
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