へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

町議会議員 2

2007年03月21日 04時30分29秒 | Weblog
昔、ある町の選挙で買収事件が発覚した。
しかし警察は動かなかった。
その理由を聞いて呆れた。
警察の言い分は、「一人逮捕すると、全員逮捕しなければならない」からだそうだ。
30年も前の話ではあるが、今でも似た様な事が時々起こります。
今までに何度も選挙権を行使する機会が有りましたが、投票したのは数回です。
結果は、私が投票した人全員が落選です。
真剣に町(日本)の将来を考えた政策を口にすると、有権者の支持は得られません。
如何に、有権者が喜ぶような政策を公約にするかがカギなのです。
「有権者が喜ぶ政策」とはいったいどんな事でしょう?。
あえてここに書くのはやめにします。
いい加減で、この様な馬鹿げた事をやめないと、第二、第三の夕張市が出来るでしょう。
右肩上がりの成長神話は、もうオワリなのです。
しかしながら現実の話、議員(町議会から国会まで全ての)たちの多くは、自分の任期中のことしか考えていません。
そして常に頭にあるのは、次の選挙にいかにして勝つかという事です。
目先の利益にとらわれずに、長期的なものの考え方をした政治家は、ロクな言われ方をしていません。
私の好きな政治家、後藤新平。
明治、大正時代に、100年先の日本を予想して、数々の計画を立案していますが、その多くが、彼の予想どうりになったのですが。
彼に付けられたあだ名は、大風呂敷。
車などロクに走らず、大八車や荷馬車が大手を振って走り回っていた時代に、現在の車社会を予想するとは、恐れ入った事です。
東京駅前に、わずかに残る幅100メートルの道路。
計画の半分以下の48メートルで完成した、昭和通り。
昭和通りを計画したとき、「こんな広い道路を作ってどうするのだ」と言う非難に対して「この道路もいつか狭くなる時が来る」と答えたそうである。
そして、東京が一千万都市になる事も100年前に予想していたのです。
しかし、付いたあだ名は、大風呂敷。
そして、その名を知る人も、現在では極わずか。
昔は、このような人が活躍出来る場が多少は有ったようですが、現在では皆無と言っても良いでしょう。
こんな時代では、私利私欲に目が眩んだ議員が出るのも仕方ない事です。
議員達だけを責めることは出来ません。
「魚心あれば水心」と言います。
まず有権者が、襟を正さなければ良くはならないでしょう。
コメント
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