へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

密かに進む「オカヤドカリ絶滅計画?」

2007年04月26日 21時50分01秒 | Weblog
「オカヤドカリオタク」の人は、販売方法や飼育方法等にいろいろとうるさい。
更には、人間による乱獲で「絶滅するのでは?」と心配する。
心配する気持ちは解るのだが、その一方で、無意識のうちに「個体減少」に手を貸してはいないだろうか?。
「何を馬鹿なことを言うんだ!」と言う声が聞こえてきそうだが、よく考えて欲しい。
以前或るブログで、プラスチックのキャップを貝殻の代わりにしていたオカヤドカリの写真を見たことがある。
この事が示すように、棲息地では、「宿替え用の貝殻」を手に入れることはかなり難しいのだある。
棲息地では、擦り減ったり、壊れたりして使えなくなるまでリサイクルされる。
しかし、人間がペットとして飼育する場合は、リサイクルされる事は無い。
更に、リサイクルされないばかりか、予備の貝殻として「死蔵」されてしまう。
そして、これらの需要に応じる為に、新たな「貝殻の採集」が行われる。
タダでさえ少ない貝殻が更に少なくなる。
入る貝殻が無ければ、オカヤドカリは生きてはゆけない。
極端な言い方をすれば、オカヤドカリの生息数は、「貝殻の数によって決まる」とも言えるのではないだろうか?。
「オカヤドカリの命を大切に」と言いながら、棲息地の「生息環境」を悪化させている。
なんとも「矛盾した話」ではないか。
物事を一時的にしか見ないと、この様な事になる。
どの様な奇麗事を並べ立てようが、所詮人間は「地球の毒」でしかないようだ。
ツケはやがて回ってくるだろう。

バイオガソリンの販売が始まるが、これとて同じこと。
原材料が成長する過程で、「二酸化炭素」を吸収するので、「プラスマイナス、ゼロ」と言うが、本当だろうか?。
製造過程で消費されるエネルギーはどうなるのであろうか?。
フランスから輸入したバイオエタノールの原料は、なんと、小麦だと言う。
価格が安いと言う事で、トウモロコシ、サトウキビが使われていたのに、小麦まで・・・。
今度は「人間の食料不足」が問題になるであろう?。
すでに「価格高騰」が始まっている。
ここでも「風が吹けば桶屋が儲かる」と言う理論が当てはまるのだ。
良かれ、と思ってした事が悪い結果を招く。
日常茶飯事、なのだがね。
「臭い物には蓋」「問題は先送り」、これも日常茶飯事か・・・。

コメント
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