本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

参院選と用語

2022-06-23 10:11:31 | Weblog
 参院選が幕開けした。
 新聞に「どぶ板選挙」の文字が躍っていたが、こんな古めかしい常套句は勘弁してもらいたい。
 党首のひとりの第一声が「まじめに働ければ給料が上がる」。あきれるねぇ。みんなまじめに働いているのに給料があがらないではないか。スローガンにもならない。
 
 雑誌にあったが、岸総理は「検討使」とか。なるほど、周りに「しっか吏」の補佐官が多いから、つい「しっかり」も連発する。
 
 この「検討」や「しっかり」は永田町や霞が関の方言。「検討」はとりあえずやるが結果を出すとは限らない。「しっかり」は単なる修飾語で意味はない。

 とにかく、参院選に熱が上がらない気がする。

ブタペスト覚書

2022-06-22 08:26:35 | Weblog
 「ブタペスト覚書」というものがある。ウクライナの核兵器放棄による安全保証を米、英、露により署名された。1994年のことらしい。

 ウクライナが核保有国とはしらなかったが、ソ連時代の置き土産とか。この話は先日のテレビで知った。
 それでで、ウクライナは核保有を放棄した。今でも親ソのベラルーシは保有しているそうだ。

 ところが、ロシアはクリミヤ半島の収奪に続き、今年も軍事侵攻してきている。覚書を反故にされ米英は面目丸つぶれではないか。
 先のテレビで、当時の米国国務長官が語っていることには、覚書ではGuarantee(保障)をしていない。Assurance(保証)しただけと。日本語でいえば保障も保証も同音でややこしい。前者は守ることだが、後者は請け合うことに過ぎない。
 つまり、ロシアに反故にされても、軍事介入して防衛する義務はないのだ。

 そうそう、ウクライナが核を放棄しなければ、ロシアの侵攻はなかったかもしれないという話題は耳にしていた。
 その点について先のテレビでは、プーチンのことだから侵攻を躊躇しなかっただろうという見解が圧倒的であった。
 
 ただ、ウクライナとしては核を放棄して丸損したというわけではないようだ。核を持たないから、世銀や欧州国の銀行からスムーズに融資を受けることができていたそうだ。

 以上、テレビを見落とした人に受け売りです。記憶違いがあるかもしれないけれど。

2022-06-20 08:35:24 | Weblog
 ウクライナ人は侵攻したロシア軍将校を狙い撃ちしたという記事があった。ゲリラ戦は地の利があるウクライナが勝るわけだ。例え義勇兵でも銃に腕が立ては立派な戦力だ。

 日本人は警察官か自衛官でなければ銃を撃ったことはおろか触ったこともない。いや近視的に見たこともなかろう。

 もう十年余になるが、釜山の射撃場の火災で日本人観光客が10人も亡くなった。銃を見て、触って、撃ちたいと思うのだ。
 
 小生もアメリカで射撃場に行ったことがある。釜山の場合、街中の地下に射撃場があったようだが、アメリカでは郊外の広々とした場所にあった。火事の心配はない。なお、アメリカでも多い利用客は日本人、次にフィリピン人と聞いた。
 
 さて、小生は回転式のスミス&ウエッソンとライフル銃を撃った。命中度はともかく、わかったことは銃を持つとぶっ放したくなる。人間の生来の本能ではないか。
 ということは、アメリカの銃乱射を思えば規制するほかないのだ。





禁煙10年

2022-06-19 08:24:30 | Weblog
 タバコをやめて10年近くなる。それ以前は愛煙家のハイライト党で日に2箱は喫煙していた。

 コネチカットの州都ハートフォードで生命保険会社を訪問したことがある。会社のビル入口に「スモークフリー(smoke-free)」の表示があった。私は勝手に喫煙自由と解し、しめしめと思ったが、とんでもない。タバコを吸うのは禁止するということだった。なるほど生保のビルですもの。

 話を戻すと、ハイライトはニコチン含有率が突出していたので、かなりのニコチン依存症といえた。だから肺気腫の症状にもなった。
 
 ある時、ゴミを出しに歩いて、猛烈に息苦しくなった。それで治療もなしにピタリと紫煙を断ち切った。その後、散歩の日課で息切れは収まっている。もちろん、肺気腫は治るわけはないが。
 
 20年ほど前になるが、JTの社員と話す機会があった。「大きな声で言えませんが、タバコの売り上げは落ちていません。女性と未成年者の喫煙が増えているのです」と話していたが、最近、耳目にそんな様子はない。

ヤモリほか

2022-06-18 08:56:13 | Weblog
 毎夜、机の前の窓ガラスにヤモリが登場する。灯りを求めてやってくる蛾や虫をエサにする格好の餌場なのだ。そこだけはカーテンを開けっ放しになる。
 
 近くにヘイケホタルが飛び交う場所があった。それが3年前の豪雨で小川の環境が激変したせいかホタルがいなくなった。エサのカワニナが根こそぎ流出したのか。
 
 家の傍の川岸にもわずかだがホタルが光っていた。ここでもいなくなったが、これは護岸工事で岸辺が様変わりしたせいだろう。
 
 昨夜、階下からかみさんが呼んでいる。家の中にホタルが迷い込んでいた。消灯してホタルの発光をしばし楽しんでから両手で囲って裏庭に飛ばした。