ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「まあ、のんびりやれ」

2021-12-07 06:53:01 | 日記
久々に教会での主日礼拝に出席でき、心は充ちたりました。
でも、かなり疲れました。
身体の部分の疲労感ではなく、特定多数の人の集まる場所に身を置いたことへの緊張感から起こった反動的な弛緩現象かもしれません。
家に戻ってから、昼の食事はおいしくいただきましたが、その後がいけません。
コタツにごろりとしましたら、もう何もしたくない気分に襲われ、トロトロと夕方まで。
連れ合いが、近くの店から「お鮨」を買ってきてくれましたが、食欲がありません。
胃腸の具合が悪いわけでもないのに、ただ体が弛緩している感じ。

これは、あまりよくない傾向です。
高齢者が、コロナによる自粛で、心身の機能が低下する傾向などはニュースで耳にはしていますが、散歩などを続けている自分には当てはまらないと思っていました。
でも、大きな間違いだった様です。
社会的な体力を回復させなければなりません。
徐々に、そのためのプログラミングを課さなければなりません。
  まずは、各種講座等への応募と出席。
  友人と会って、おしゃべり。
  美術館へ。
  そして、外食。
  図書館は、地震による被害で修復中のため未開館。こちらはバツ。
等々、掲げてみましたが、オミクロン株による新規感染者が多数出る様になれば、これも取り止めになるかもしれません。
あれこれ、考えましたら、また疲れが出て来そうです。
「まあ、のんびりやれ」
と言う連れ合いの普段の忠告を受け入れるほかないようです。

そんなわけで、今日はゆっくり過ごすことにしました。
そして、今晩の夕食のメインのお菜を何にしようかな、と。
やっぱり、胃腸に優しく栄養価も優れている「ブリ大根」に決めました。
「ブリ大根」は、けっこう上手に仕上がりましたが、二人とも以前の様な量は食べられなくなっています。
年齢からすれば当然の事ではありますが、煮物は必ず残ります。
次の日には同じものを食べたくありませんので、これが、ちょっと困っています。

日常の、あちこちに不都合が生じる・・・これが「老いる」ということなのでしょう。
でも、「老いる」ことが出来たことは、長生きしているという事です。
歩けて、自分の身の回りのことが出来れば良しとしなければいけないのでしょう。
〈身の回りの事も 出来なくなるかもね〉
そんな意地悪な声が、どこからか・・・

   「紙風船」
            黒田三郎
    落ちてきたら
    今度は
    もっと高く
    もっともっと高く
    何度でも打ち上げよう

    美しい
    願いごとのように
       (現代詩文庫 『黒田三郎詩集』 思潮社刊より)

コメント
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