敬愛するK先生が亡くなられました。
八十八歳でした。
天職ともいえる教職を全うされた方です。
信仰の大先輩でもあり、いつも、優しいことばをかけていただきました。
平均寿命からいえば、決して早過ぎたとは言えませんが、「お別れ」への想いは、
年齢にかかわらず淋しく、悲しいものです。
教会での礼拝中、お祈りの後に一同が、『アーメン』と唱和いたします。
K先生は、数年前から耳が遠くなられ、一人だけ、お祈りの途中で『アーメン』と
唱えてしまうことが度々ありました。
そうした折、私は、
〈あぁ、これが本当の神さまとの唱和だな〉
と、一人納得したものでした。
会衆全員が、整然と「アーメン」と唱えることは、
讃美歌を美しいハーモニーで歌い上げることに似ています。
でも、讃美歌は、老若男女 それぞれの声で少々音程が外れようとも、
「讃美」であることが、真のハーモニーだと私は思っています。
K先生の、ひとり途中での「アーメン」は、
神さまと、先生の、「讃美」という真のハーモニーだったのではないでしょうか。
K先生は、奥様と4人の子どもさんや、お孫さんたちを、
「神さまからの“賜もの”です」
と、おっしゃっていました。
入院なされていた病院の同室の患者さん達にも、
「ありがとう」
と言って、お別れしたそうです。
K先生は
《死の陰の谷を行くときも わたしは災いを恐れない》(旧約聖書 詩編23編4節)
の み言葉と共に生き、主のもとに帰られました。
K先生の、お好きだった讃美歌『花彩る春を』が、会場を充たし。
耳を澄ましますと、K先生の、音程の少しずれた声も聞こえてきたような。
主の家に帰られた先生に、
安らかにと、合掌いたします。
『花彩る春を』
讃美歌21・385番
1 花彩る春を この友は生きた、
いのち満たす愛を 歌いつつ。
悩みつまずくとき、この友の歌が
私をつれもどす 主の道へ。
2 緑もえる夏を この友は生きた、
いのち活かす道を 求めつつ。
悩みつまずくとき、この友のすがた
私をふりかえる 主の道で。
3 色づきゆく秋を この友は生きた、
いのち 他人のために 燃やしつつ。
悩みつまずくとき、この友は示す
歩みつづけてきた 主の道を。
4 雪かがやく冬を この友は生きた、
いのちあたためつつ やすらかに。
この日、目を閉じれば 思いうかぶのは
この友を包んだ 主の光。
〈ゴマメのばーば〉
八十八歳でした。
天職ともいえる教職を全うされた方です。
信仰の大先輩でもあり、いつも、優しいことばをかけていただきました。
平均寿命からいえば、決して早過ぎたとは言えませんが、「お別れ」への想いは、
年齢にかかわらず淋しく、悲しいものです。
教会での礼拝中、お祈りの後に一同が、『アーメン』と唱和いたします。
K先生は、数年前から耳が遠くなられ、一人だけ、お祈りの途中で『アーメン』と
唱えてしまうことが度々ありました。
そうした折、私は、
〈あぁ、これが本当の神さまとの唱和だな〉
と、一人納得したものでした。
会衆全員が、整然と「アーメン」と唱えることは、
讃美歌を美しいハーモニーで歌い上げることに似ています。
でも、讃美歌は、老若男女 それぞれの声で少々音程が外れようとも、
「讃美」であることが、真のハーモニーだと私は思っています。
K先生の、ひとり途中での「アーメン」は、
神さまと、先生の、「讃美」という真のハーモニーだったのではないでしょうか。
K先生は、奥様と4人の子どもさんや、お孫さんたちを、
「神さまからの“賜もの”です」
と、おっしゃっていました。
入院なされていた病院の同室の患者さん達にも、
「ありがとう」
と言って、お別れしたそうです。
K先生は
《死の陰の谷を行くときも わたしは災いを恐れない》(旧約聖書 詩編23編4節)
の み言葉と共に生き、主のもとに帰られました。
K先生の、お好きだった讃美歌『花彩る春を』が、会場を充たし。
耳を澄ましますと、K先生の、音程の少しずれた声も聞こえてきたような。
主の家に帰られた先生に、
安らかにと、合掌いたします。
『花彩る春を』
讃美歌21・385番
1 花彩る春を この友は生きた、
いのち満たす愛を 歌いつつ。
悩みつまずくとき、この友の歌が
私をつれもどす 主の道へ。
2 緑もえる夏を この友は生きた、
いのち活かす道を 求めつつ。
悩みつまずくとき、この友のすがた
私をふりかえる 主の道で。
3 色づきゆく秋を この友は生きた、
いのち 他人のために 燃やしつつ。
悩みつまずくとき、この友は示す
歩みつづけてきた 主の道を。
4 雪かがやく冬を この友は生きた、
いのちあたためつつ やすらかに。
この日、目を閉じれば 思いうかぶのは
この友を包んだ 主の光。
〈ゴマメのばーば〉