南スーダンの国連平和維持活動に派遣する陸上自衛隊の施設部隊に対し、
政府は、「駆け付け警護」という新しい任務を付与する実施計画を閣議決定しました。
〈任務付与といっても、必ずやらなければならないということではなく、
実施するかどうかは、状況を見て部隊長が判断する〉
との、政府見解です。
今は平穏でも、ジュバ周辺は治安が悪化していることは確かです。
「駆けつけ警護」には、かなりの危険が伴うことは、「解釈」と言う論を待つまでもありません。
『PKO参加5原則が満たされている場合でも、安全を確保しつつ
有意義な活動を実施することが困難と判断する場合には、
撤収をちゅうちょすることはない』
安倍首相は、そう述べています。
だから、安心というものではありません。
「撤収」という決断を大切にしてほしいと思います。
南スーダンに派遣される陸自第9師団・青森市を中心とする交代部隊では、
「プロとして精進する」と胸を張る幹部もいらっしゃるようですが、
家族の方々には不安が あることは否めません。
《「相手を殺し、逆に殺されることになるのでは」。
孫が師団にいる青森市の女性(79)は表情を曇らせる。
入隊直後の孫は「門限が厳しい」と自衛隊での生活を自分から語ってくれていた。
だが、今夏の盆休みに顔を見せた時、
「(南スーダンに)派遣されるのか」と聞くと、
スマートフォンの画面を見つめたまま「何も聞いていない」とぽつりと答えた。
それっきり会話はなくなった。
「本人も覚悟していると思う。でも、もし戦闘に巻き込まれたら」。
女性は言葉を詰まらせた。》
(毎日新聞2016年11月15日 21時50分)
「安保法制」、ここまで来てしまったかと、暗澹たる思いに駆られます。
《スマートフォンの画面を見つめたまま「何も聞いていない」とぽつりと答えた》
おばあちゃんと、孫との会話、やりきれない切なさに襲われます。
自衛隊員を決して死なせてはいけません。
政府は、「駆け付け警護」という新しい任務を付与する実施計画を閣議決定しました。
〈任務付与といっても、必ずやらなければならないということではなく、
実施するかどうかは、状況を見て部隊長が判断する〉
との、政府見解です。
今は平穏でも、ジュバ周辺は治安が悪化していることは確かです。
「駆けつけ警護」には、かなりの危険が伴うことは、「解釈」と言う論を待つまでもありません。
『PKO参加5原則が満たされている場合でも、安全を確保しつつ
有意義な活動を実施することが困難と判断する場合には、
撤収をちゅうちょすることはない』
安倍首相は、そう述べています。
だから、安心というものではありません。
「撤収」という決断を大切にしてほしいと思います。
南スーダンに派遣される陸自第9師団・青森市を中心とする交代部隊では、
「プロとして精進する」と胸を張る幹部もいらっしゃるようですが、
家族の方々には不安が あることは否めません。
《「相手を殺し、逆に殺されることになるのでは」。
孫が師団にいる青森市の女性(79)は表情を曇らせる。
入隊直後の孫は「門限が厳しい」と自衛隊での生活を自分から語ってくれていた。
だが、今夏の盆休みに顔を見せた時、
「(南スーダンに)派遣されるのか」と聞くと、
スマートフォンの画面を見つめたまま「何も聞いていない」とぽつりと答えた。
それっきり会話はなくなった。
「本人も覚悟していると思う。でも、もし戦闘に巻き込まれたら」。
女性は言葉を詰まらせた。》
(毎日新聞2016年11月15日 21時50分)
「安保法制」、ここまで来てしまったかと、暗澹たる思いに駆られます。
《スマートフォンの画面を見つめたまま「何も聞いていない」とぽつりと答えた》
おばあちゃんと、孫との会話、やりきれない切なさに襲われます。
自衛隊員を決して死なせてはいけません。