ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「平和」もまた こわれもの」

2015-05-19 06:15:28 | 日記
ある方のブログに、岩崎弘美の「思秋期」のワンフレーズが載せられていました。
≪『青春は忘れ物 過ぎてから気が付く』の「青春」が「平和の時」に変わらないように有りたい≫と。

作詞家・阿久 悠さんが好きだった私は、「思秋期」の詞も大好きです。
そして、同詞の別なフレーズ、『青春はこわれもの 愛しても傷つき』に、思いを めぐらしました。
「平和」もまた、こわれもの」ではないかと。

【止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会】
「沖縄辺野古新基地NO」のゼッケンをつけて那覇市の野球場を埋めつくした3万5000人の、人、人、人。
参加者はそろってイメージカラーの青色の服。
「沖縄の美しい青い海を守ろう」とのメッセージ。

沖縄戦を生き抜いた高齢者は、
「血の海だった。
ああいうむごいことは子や孫に絶対に体験させたくないから、新基地は反対だ。
孫は今日の光景をよく覚えておいてほしい」と。

ジャーナリストの鳥越俊太郎氏は県外からのメッセージを送り、
米国の映画監督・オリバー・ストーン氏の、移設阻止支持のメッセージも読み上げられました。

2004年8月、米軍ヘリコプターが墜落した沖縄国際大に通う古堅智美さんは、
学生代表として登壇、
「沖縄の民意を無視して、基地負担を押しつける政府のあり方は、民主主義と言えるのか。
沖縄の青い空、青い海は米政府や日本政府のものでも、安倍首相のものでもなく、
沖縄県民のものだ」
と訴えたとのことです。

私は、あらためて胸が痛む思いです。
「沖縄」について一体、私はどれほどのことに、かかわって来たのだろうかと、
自責の念に駆られます。

翁長知事は、
   「沖縄は自ら基地を提供したことは一度もない。
   土地を奪っておきながら、普天間飛行場が世界一危険だから、
   『(代替施設も)沖縄が負担せよ』ということが許されるのか。
   日本の政治の堕落だ」
と、政府を強く批判したとのことです。
まったくその通りだと思います。

そして、翁長知事は、
「うちなーんちゅ、うしぇーてーならんどー」(沖縄の人間をばかにするなよ)
と、「うちなーぐち」(沖縄方言)で、あいさつを締めくくったそうです。
会場を埋めた約3万5000人は総立ちの拍手で応えたとのこと。
沖縄の怒りが伝わってきました。

去る2月、『2.11平和を考える集会』に参加した折に、
講師の佐敷教会牧師の金井創氏(沖縄キリスト教学院大学講師・沖縄キリスト教
平和研究所コーディネーター)が、阿波根昌鴻氏の、
「平和の武器は学習。平和の最大の敵は無関心」
という言葉を大事にしたいと語りました。
そして、瀬長亀次郎氏さんの『不屈』、これを掲げて運動を継続したいとの決意を
述べられたことを、再度思いおこして、私も学んでいきたいと思います。

それが、私にできる小さな僅かな連帯です。
「平和」もまた、こわれもの」ですから。
                                    〈ゴマメのばーば〉
コメント
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