ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

自身の「覚悟」を前提とした意思表示を。

2015-05-15 06:33:21 | 日記
昨日、今国会へ提出する安保関連法案の閣議決定がなされ、
安倍首相が記者会見を行いました。
あらためて怒りと不安とを覚えた者の一人です。

集団的自衛権の行使を盛り込んだ法案が閣議決定されること自体、
憲法をないがしろにした暴挙と言わざるを得ません。
法整備によって、
  ☆日米同盟が強まり、戦争への抑止力が高まる。
  ☆アメリカの戦争に巻き込まれることは絶対にあり得ない。
  ☆「『戦争法案』などといった無責任なレッテル貼りは全くの誤りだ」
等と、記者会見で述べ、法整備に理解を求めましたが、安全の担保は示されません。
ただただ、難しい「新たな文言」と共に、〈国民の、いのちと平和を守る〉とさえ
繰り返し述べれば、安全が担保され得るような もの言いでした。

すでに、安倍首相は、『今年の夏までには』とアメリカで法案の可決を約束してきました。
菅官房長官は、「国会無視には当たらない」としていますが、
そんな説明は聞きたくもありません。
一体、先だっての首相のアメリカ行きは、
安倍夫妻の個人的ツアーだったとでもいうのでしょうか。
国民を、そして国会をバカにした話です。

国会の与野党勢力状況では、提出される法案は可決されることでしょう。
数という勢力の前では、「黒を白」と言っても、
いや、「黒」そのままであっても可決されてしまいます。

安保関連法案。
国会での審議に当る議員はもちろんですが、私たち国民の一人一人も、
自身の「覚悟」を前提とした意思表示をしていかなければならいと思います。

昨日、N大学の教養講座で、古賀茂明先生の講座を聴いてきました。
【テーマ・若者と安倍政権 原発とアベノミクスと積極的平和主義の真実】
一般の受講生として参加しましたが、大勢の若者たちを目にして、
『この若者たちを、戦場で死なせてはならない』
との思いがつのりました。

かつて、地場産業に乏しい出稼ぎの村に「原発」を持ちこんだように、
なかなか就職できない若者たちへ、
《自衛官にならないか。国から借りている奨学金の返済は免除してやるから》
そんな誘いかけがなされなければいいが………。
Dバックを背負った学生たちの姿を眺めながら、不安がよぎりました。

そして、声をかけたくなったのです。
『ねぇ、君たち。政治に関心を持たなければいけないよ』
『選挙へ行こうよ』
『明日を生きるのは君たちなんだから』と。

『仲畑流万能川柳』(毎日新聞5月14日付け)に載せられていた作品です。
      ○最前線 決めたあなたが まずどうぞ
                                    〈ゴマメのばーば〉
コメント (4)
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