多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

調布にも万葉集の歌碑がある

2009-11-15 | Weblog
狛江に松平定信揮毫の万葉歌碑があること、バックナンバー記事『狛江の万葉歌碑 多摩川百景』でご紹介しました

ところで狛江の碑と同じこの「多摩川にさらす手作り…」の歌の碑は狛江の隣の調布にもあります。場所と駅からの道順もあらためて書くのが面倒くさいのでバックナンバー記事『京王多摩川駅 多摩川で盛んに競輪を行うべし』を見て下さい

写真が調布のそれですが、これまた以前ご紹介した多摩川白衣観音、消防団の建物、トイレ、小さい児童公園がまわりにあり、よくも一箇所にこれだけ色々なものが集っている場所です

サテ、隣町に同じ歌碑があるとは穏やかでなく、この野郎、うちが老舗だとかもめたりしないかと興味津々なところですが、ズバリ言って狛江の方が時代があるし落ち着いたところにあります

対して調布のはさっき書いたみたいなところにあっておまけに前が車道でこりゃ負けだ、となりそうですが、ところがどっこい目の前に多摩川が広がる、というのが強みですな。それに電車の駅にも近いが、わざわざ電車賃を出して見に来る人がいるかな

なお写真は碑文が真っ黒で読めませんが、これは多摩川をバックに建ててあるのが原因で私のせいではありませんので悪しからず

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橋の上からどこまで見える?

2009-11-14 | Weblog
多摩川上流からガス橋までやってきて、橋の上から多摩川を眺めると、川幅が広くなったなあ、とつくづく実感がわきます。以前書きましたが橋の上からはどの橋も展望がよく、写真のように上流を眺めると武蔵小杉から新幹線の多摩川鉄橋あたりまで見えています

ところで多摩川の橋なんぞ歩いて渡ることは一生ないだろうという方、橋の上からの展望では、新幹線で多摩川鉄橋を通るとき、どの辺まで見えるかヒマがあったら確かめてみて下さい。自分の経験では上流では京王線の国領駅前の高層マンションあたりまで確認できた覚えがありますが果たしてもっと遠くまで見えるか

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子猫を捨てたらカラスが食べるぞ

2009-11-13 | Weblog
多摩川の河川敷にあるこの写真の看板、書いてあることはご覧の通りで、猫を捨てるな、特に子猫はカラスの餌になるぞ、困っているなら相談しろ、という内容です。ただ設置したのは役所ではなく、バカな役所が設置場所にケチをつけるからか、目立たないところに立てられてあります。なお写真には入れてませんが設置者(イコール相談先)の電話番号も書いてあります

知らない方はショックかもしれませんがまことに書いてあるとおりでございまして、多摩川の河川敷で私もカラスが猫ちゃんをおいしそうに召し上がっているのを見かけたことがあります

もっともカラスからすればカモメにパンくずをやる人がいるのだから、自分たちにも新鮮とれたて子猫ちゃんをくれる人がいるんだな、これはどうもご親切にといったところでしょう

それではアンタ、どう思ってるのよ、となりますと特に私から申し上げることはございません。ただ猫がかわいいとか口では言っている人も邪魔になりゃカラスの餌にくれてやる、陰でコソコソこういうことをやっているんだなと思った、それだけです

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六郷橋の話題は…

2009-11-12 | Weblog
六郷橋を蒲田から渡るとJR川崎駅周辺の川崎の中心部に…、と書いたら味もスッポもないですが、この橋を境に多摩川の上流と下流の趣が変わってきます。上流はいくら川幅が広くてもまだ川なのですが、下流になると河口から海へのムードが高まってくる。写真のように工場や工事中風景も下流では増えてくる、この橋はその境目であるという次第です

とまあ話題のない六郷橋のことを盛り立てようと一生懸命書きましたが、それにしても街中の橋のせいか、橋の上でノンビリ景色を楽しむような閑人もあまりいなくて、何だか隅田川の橋以上に忙しく人が行き交う隅田川的な橋です

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矢野口のお地蔵さんと銀杏の木

2009-11-11 | Weblog
この写真、多摩川に近い南武線矢野口駅近く、川崎街道と鶴川街道の交差点にあるお地蔵様です。ただ鶴川街道に背を向け交差点に面していないので車で通るだけでは気がつきにくいでしょう。しかしお地蔵さんといっても野ざらしでなく、ご覧のようにちょっとした祠の趣があります

このお地蔵さん、交通の要衝にあるだけあって由緒は古く正徳3年(1713年)に建立されたとのことです。それと写真に写っているお堂の後ろの銀杏の木もかなりの古木らしくウンヌンカンヌン…とこれまた色々あり、その辺の由来は地元の人の建てた案内板がありますので興味がおありの方は詳しくはそちらをどうぞ

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多摩川のゴミの静物画

2009-11-10 | Weblog
多摩川の河原のゴミなんぞ…、と言えばそれまでですが、この写真のゴミ、見れば見るほど油絵の静物画のような味わいがあります。おそらくそこらから出てきたゴミをまとめたのでしょうが、並べ方が律儀です。右側から電子レンジの上にブラウン管とプロパンガスボンベの大型粗大ゴミ、横にポリタン、その隣には袋物があり奥にはカゴ物と理路整然とまとめてあります

この静物の中でもっとも存在感があるのは錆びて年代味の出たガスボンベで、おそらく要らないから川の中へ放り込んだもので、そういう豪快な捨て方をする人も大したものだが、一番目立つところに乗せてあるのも心憎い見せ方です

そして決め手はなんと言ってもスーパーのカートで、なぜ多摩川の河川敷にこんなものを持ってきたのかはさておき、これで画面をグッと引き締めています

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この秋最後の多摩川のススキ

2009-11-09 | Weblog
以前、バックナンバー記事「ススキのシーズンはもうすぐ終わり」で、タイトル通りの話をしましたが、ややフライングしたみたいで多摩川ではまだ枯れ尾花にならずに頑張っているススキもチラホラあります

写真がそれでして白い穂先が一段と秋の日に輝いてというところですな。ただそうは言っても日毎に枯れて来ていまして、お出かけでしたら数日前のこの写真よりも枯れ進んでいると思って下さい。それでもいっそ全部枯れてしまえば葉っぱも黄金色となりそれはそれで見栄えもすることとなるので乞うご期待

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新田義貞銅像と分倍河原の合戦

2009-11-08 | Weblog
この写真、JRと京王線の分倍河原駅前にある新田義貞の銅像であります。分倍河原は多摩川沿いでもないのに何で多摩川と関係があるかと言いますと、新田義貞はここ分倍河原の合戦で幕府軍を破り、幕府軍最後の防衛線の多摩川を超えて一気に鎌倉に侵攻しました。多摩川は鎌倉幕府滅亡のミッドウェーでありサイパンだったわけですな

最近は戦国武将ブームとかですが、同じ武将でもこの辺までブームは広がってないようです。新田義貞や楠正成と言えば、尊皇で忠君愛国で戦前で軍国主義で右翼で、となるからちょっとアブナイ…からでしょうか。しかしそのうちブームになるかも知れませんぞ

ところで楠正成の銅像は皇居前なのに、新田義貞の銅像はなんで分倍河原なんぞの田舎にあるのだ、格が落ちるではないか、と憤慨の方もいるかもしれませんが、確かに田舎ですがきちんと整備されてゴミゴミしたところではありませんから、まあ一度行ってみて下さい

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府中の競馬場は紅葉の名所?

2009-11-07 | Weblog
この前の記事「多摩川の紅葉もそろそろ…」で、多摩川沿いには紅葉する木は少ないから近くの公園にでも行け、という趣旨のことを書きました。そこで、というのでもないですが多摩川にほど近い府中の東京競馬場がそろそろ紅葉の見頃となっています

写真は正門付近ですが、競馬はもともと英国貴族の趣味とか、どことなく貴族の邸宅みたいな風格が漂ってますな

人が少ないときは散歩道としても絶好で施設の大きさもよく分かり、英国貴族ならぬギャンブルオヤジどもがひたすらコツコツと金をつぎ込んでくれたからこそ、これだけ素晴らしいものができたのだ、と感心。ギャンブラーたちよ、君たちは偉い、立派だ、世の中の役に立っている、と思わずほめてあげたくなるのであります

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競輪場の雄たけび?

2009-11-06 | Weblog
競輪場の京王閣の近くの多摩川サイクリングロードを通っていると、ときどきウォーッとかウワーッといった歓声というか雄たけびが流れてきます。ただサッカーのサポーターのようにラテン系の発散する絶叫ではなく抑えた叫びなので気がつかないかもしれない

この叫び声、競輪のお客様は多くが年配の男性というのもあってか、若く明るい生命力の躍動するサッカーのとは異質ですな。強いて言えば合戦で総崩れになって逃げ場を失い追い詰められた軍勢からあがる叫び声とかに近いのでは

写真は京王閣にもほど近く、そういう雄たけびが聞こえてくるエリアですがこういう暗い空模様で聞こえてくると不気味でもある。多摩川沿いのこのあたり、鎌倉幕府滅亡にかけての古戦場もありますが、その合戦の叫び声のマボロシみたいにも聞こえます

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多摩川の紅葉もそろそろ…

2009-11-05 | Weblog
多摩川サイクリングロード沿いでもそろそろ紅葉が始まるのでは…、と言いたいところですが、多摩川の河川敷にはそもそも紅葉が目立つ木が少ない。だからわざわざ多摩川なぞ出かけるまでもなくそこらへんの公園でも散歩しなさいと言ったらおしまいになるので、強いて多摩川沿いの紅葉をピックアップします

となりますと上流ではご覧の昨日の写真のように気の早い木は色づき始めています。場所は写真でお分かりですが、サイクリングロード沿いでは昭島や福生の川沿いで風当たりの強いようなところが色づき始めていました

ということで、週末あたりに紅葉を楽しみに出かけたい人は、適当に予想を立てて行ってらっしゃい

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雨の多摩川をどう楽しむ?

2009-11-04 | Weblog
これから冬になると天気は安定してきますが、それでも一発ニワカ雨というのはある。その点、多摩川沿いを歩いたり自転車で行く皆様は天気予報で大体見当をつけるのか、写真みたいに今にもふりそうなときは人通りがグッと減ります。用意周到、さすがだ、皆さんえらい

しかし悪いと分かっていたらやりたくなるのが人情というもので、自分も不安定な空の写真を撮るのはこういうときしかない、などと理屈をつけて出かけて、理路整然と雨にあったりしています

雨が降り出すと写真もクソもありませんが、その一歩手前のギリギリのところ、人の姿の殆どない静かな多摩川もときには楽しんでみて下さい。ただこの写真みたいに雲がムラムラとちぎれて、暗くなってきたらまず雨がふりますな

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是政は実在の人物か?

2009-11-03 | Weblog
府中の井田是政のことはこのブログでも時々触れています。ところでこの是政、実在の人物かどうかは謎です

写真は是政の地名の由来を書いた碑ですが、その内容は慎重でして、是政は実在したとは一言も言っていません。井田氏は確かに実在して中世に多摩川沿いのこのあたりを支配していたが是政という人物については分からない、というのがこの碑の結論です

最近の戦国武将ブームじゃないですが歴史に興味のある方は、是政の実在の証明にチャレンジしてもいいし、是政は実は○○だった、みたいな歴史推理小説でも書いてはどうでしょうか

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レトロできれいな川崎河口水門

2009-11-02 | Weblog
この写真、川崎河口水門の建物ですが、川崎河口水門とは何なのよ、という方は以前バックナンバー記事「川崎河口水門 多摩川百景」ご紹介しましたのでそちらご覧下さい

この水門、今も細々と機能してはいるのですが、何と言ってもこのレトロな白亜で美しい建物に注目です。破損など殆どなくススけもせず、こんな場所なので元気な若者も落書きのやり甲斐がないのか落書きもなく、ご覧のようにかなりきれいな状態で残っていています

というわけなので、多摩川沿いでも公園の少ないこのあたり、この水門を中心に公園風に整備しても悪くないのでは、という気もしますが、サテいかがかな

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奥多摩の山並み展望ベストは福生?

2009-11-01 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
多摩川沿いから奥多摩の山並みの展望はどこがいいかと言えば福生あたりでは。別に福生が好きで愛しているわけでもないですが、やはりこの辺となるでしょう。付け加えれば福生の両隣りの羽村と昭島にも、探せばまあまあの展望場所があります

この辺からの展望がいい理由は山に近づいているが、かと言って山の中にはまだ入らないという絶妙のロケーションにあるのでは。福生と一言で言いましたが、場所によって微妙な違いもあるのでそれは各自ご研究下さい

ただいつも見えるかというとそんなに甘くなく、山の名前まではっきり分かるくらい見えるのは冬以外だと台風の後の空気が澄んだときくらいしかありません。写真はそうしたひとときです

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