blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

ビデオ鑑賞

2003年08月17日 | レビュー
夏休みだ! めちゃくちゃヒマだったので、TSUTAYAでビデオを借りて観た。
  

模倣犯』『マークスの山』『マイノリティ・リポート』。はっきり言ってどれもつまんなかった。宮部みゆきの『模倣犯』の映画化で期待していたのだが、最悪だった。森田芳光はそれなりに好きだったのだが、本を読む才能がないのか全くダメだった。あの小説は山崎努演じる豆腐屋のおじいちゃんがいい味を出していて、主人公にしてもいいくらいなのだ。こんなのなら映画化しなきゃいいのに。

同じく『マークスの山』もダメ。チョー最悪。監督の崔洋一は殺したいくらいにむかつく。高村薫の『マークスの山』はぼくの中では明治の文豪もかなわないくらいの最高峰の小説だ。映画の内容は小説と必ずしも合致しておらず、適当に作り替えている。しかも主人公の白いスニーカーの合田刑事を中井貴一にやらすなんざ高村薫文学を冒涜している。ホント観なきゃよかった。

『マイノリティ・リポート』はまずまずだった。今から50年後の世界の話。殺人犯人を殺害直前に予言があり事前に捕まえる警察。夢がありなかなかよい。トム・クルーズはその勤務につく警察官だが、自分の息子を誘拐殺人した犯人を自分が殺す予言が出て逮捕されそうになるが、それをくぐり抜け逃亡。網膜認証やパソコンの将来など興味深い内容がいっぱいある。さすがスティーブン・スピルバーグといったところか!? しかし人間の頭をダウンロードするとかいうのはちょっとイカレタ発想だ。
コメント
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