お父さん、ちゃんと漬物石載せといてね。
十美子は糠に塗れた手を洗いながら声を掛けた。
おう、分かった。
ハブラシを戻すと、五留夫は台所の糠床の入ったポリバケツの木蓋にダンベルを置いた。
漬物などスーパーで買ってきても良さそうなものだが、余り料理に手間暇を掛けない十美子の唯一のこだわりで、10数年来の習慣となっている。
毎朝の事であり、特に何も考えずやっていた五留夫であったが、今朝は改めて当り前のことに気付いた。
そうか、これ7~8年前、十美子がダイエット体操とか称して買った「ダンベル」だったんだよな。
案の定、三日坊主。
ダンベルはいつの間にか、漬物石として第二の人生を歩んでいた。
適度な重量だし、石と違って片手で取り扱い出来て便利。プラスチックコーティングされているタイプなので錆びる心配もない。
予想外の活躍と言えた。
リッテラ(ハーモニカ)
リーパー指揮グラン・カナリア・フィル(ARTE NOVA盤)
今朝は変わり種協奏曲。
もともとは、ヒナステラのハープ協奏曲を聴くために買ったCDである。
カップリング曲も特に気にしていなかった。値段だって安い訳だし。
げっ、ハーモニカ協奏曲!?って最初思いましたね。
クラシックの楽器というイメージ無かったし、ヴィラ=ロボスも当時ちょっと苦手だったし。
ところが、2、3回聴いている内に、気に入りました。
今では、当初目的だったヒナステラのハープ協奏曲ではなく、主にこの曲を聴くためのCDに変わっています。
どこか懐かしい響きの第一楽章。漬物の味わい。古き良き郷愁。
ハーモニカの優しく柔らかな歌を堪能出来る第二楽章。
爽やかな風が吹き抜ける第三楽章。
意外な名品だと思います。
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十美子は糠に塗れた手を洗いながら声を掛けた。
おう、分かった。
ハブラシを戻すと、五留夫は台所の糠床の入ったポリバケツの木蓋にダンベルを置いた。
漬物などスーパーで買ってきても良さそうなものだが、余り料理に手間暇を掛けない十美子の唯一のこだわりで、10数年来の習慣となっている。
毎朝の事であり、特に何も考えずやっていた五留夫であったが、今朝は改めて当り前のことに気付いた。
そうか、これ7~8年前、十美子がダイエット体操とか称して買った「ダンベル」だったんだよな。
案の定、三日坊主。
ダンベルはいつの間にか、漬物石として第二の人生を歩んでいた。
適度な重量だし、石と違って片手で取り扱い出来て便利。プラスチックコーティングされているタイプなので錆びる心配もない。
予想外の活躍と言えた。
リッテラ(ハーモニカ)
リーパー指揮グラン・カナリア・フィル(ARTE NOVA盤)
今朝は変わり種協奏曲。
もともとは、ヒナステラのハープ協奏曲を聴くために買ったCDである。
カップリング曲も特に気にしていなかった。値段だって安い訳だし。
げっ、ハーモニカ協奏曲!?って最初思いましたね。
クラシックの楽器というイメージ無かったし、ヴィラ=ロボスも当時ちょっと苦手だったし。
ところが、2、3回聴いている内に、気に入りました。
今では、当初目的だったヒナステラのハープ協奏曲ではなく、主にこの曲を聴くためのCDに変わっています。
どこか懐かしい響きの第一楽章。漬物の味わい。古き良き郷愁。
ハーモニカの優しく柔らかな歌を堪能出来る第二楽章。
爽やかな風が吹き抜ける第三楽章。
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私もこの曲、わりと好きです。
ハーモニカの音って、暖かくて、思ったより透明感ありますね。
私が持ってるのは、ロバート・ボンフィーリォ独奏のBMG盤です。
有難うございます。
CDも少ないし、話題にも余り登らないと思いますが、爽やかで前向きな気持ちになれる曲だと思います。
第3楽章など思わず口笛吹きたくなる感じのメロディ。
私には、未知の曲を色々発掘するのが、クラシックを聴く楽しみの一つになっています。