golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

伝、佐村河内守「ドレンテ~子供のために、ピアノソナタ第1番」ヨルム

2014-09-30 22:20:36 | Weblog
時々、うちの会社の人って、蟻のようだと思ったりします。

蟻って一匹が砂糖とか見付けると、その情報が仲間にすぐ伝わって、何匹も餌に群がって来るじゃないですか。

これに対して、うちの会社の人はアルコールという餌をすぐ嗅ぎ付けちゃうのであります。

職場が移転してから1ヶ月半ほど。

近くに1時間600円で飲み放題というお店があるという噂はちょっと前から聞いておりました。

昨夜、そこへ行ってみようということになりました。

うちの社員がいっぱい来ているのではと思いきや、店に着いてみると知った顔はありません。

ところが、暫くすると知り合いが…。

こちらの激安店がうちの社員で溢れかえるのも時間の問題と直感致しました。

ソン・ヨルム(ピアノ)(COLUMBIA盤)

交響曲第1番「HIROSHIMA」のCDが発売になった頃、ショップで試聴し、「(悲痛な交響曲を書き連ねた)アラン・ペッタションをだいぶマイルドにしたような音楽」と思いました。

ちょっと面白そうと思いましたが、レギュラー価格ということもあり、購入は見送り。

中古の出物でもあれば、と思っているうちにいつしか時が過ぎ、例のゴーストライター騒動に。

叩き売られるのを期待してブックオフへ。(ハイエナのよう(笑))

ところが、話題性が高まり高騰したのか、かえって全く見当たらない状況に。

結局、いまだディスクは入手しておりませんし、全曲を聴いたこともありません。

さて、このディスクは先日図書館で発見したもの。

「ドレンテ~子供のために」は、優しい小品。

大作の「ピアノソナタ第1番」がなかなかの聴きもの。

スクリャービンの延長線上にあるような神秘性に、技巧的で激しさも加わり、結構好みの音楽かも。

こちらも新垣隆作曲ということで宜しいのですよね?

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2 コメント

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Unknown (sachiko)
2014-10-04 17:03:53
佐村河内名義で発表されている作品は、扱いに困りますよね笑
長い歴史を経て偽作になってしまったものなどは多々あるものの、直接作曲者と語り合える現代音楽界において、ソン・ヨルムもどれ程心を込めて演奏したかと考えると何だか可哀想です…。
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ゴーストライター問題 (golf130)
2014-10-04 23:41:10
sachikoさん
コメント有難うございます。
それにしても、「悲劇の天才作曲家」が一夜にしてペテン師に変身という騒動には驚きました。
現代音楽界がこんなに世間の注目を集めた事って、少なくとも日本では無かったのではないでしょうか。
多少なりとも現代音楽の宣伝(?)になったのでは、と前向きに考えたいと思っております。
作曲者が誰かを別として、作品として価値あるものかどうか、佐村河内名義の作品をこれからも聴いてみたいと思っております。
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