今日は、昼間ちょっと外出したら夏の様な日射しでした。
今年は、寒かったり温かくなったり、雨が降ったり雪が降ったり、天気が良くなったり…斑模様の様な天候が続いている内に、いつの間にか夏が間近に来てしまったという感じですね。
迷彩服を着た敵が匍匐前進して来て、気付いたら目の前にいたという感じ。
名付けて「迷彩服気候」?
ストラデッラもそんな感じで刺客に狙われたのでしょうか?
アン・モノイアイオス(ソプラノ、娘ヘロディア)、メヒトヒルト・バッハ(ソプラノ、ヘロディアの母)、デイヴィッド・コーディア(カウンターテノール、洗礼者聖ヨハネ)、クリストフ・プレガルディアン(テノール、宮中顧問官)、ミヒャエル・ショッパー(バス、ヘロデ王)、ミヒャエル・シュナイダー指揮ラ・スタジョーネ(BMG盤)
音楽史上には悲劇的な最期を遂げた作曲家も色々いますね。
例えばグラナドス。乗っていた客船が魚雷の攻撃を受けて沈没。救命艇に乗り移るも、波間に妻の姿を見付けて飛び込み帰らぬ人に。
例えばヴェーベルン。タバコを吸おうと自宅のドアを開けた所、闇取引を見張っていた兵に誤射されて命を落とす。
スペイン内戦で虐殺されたホセ(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/6ead3126dc2028579a01495134d93189?st=1)や、未聴ですが、アウシュビッツで虐殺されたヴィクトル・ウルマン(1898~1944)などの戦争の犠牲者も。
17世紀イタリアの作曲家アレッサンドロ・ストラデッラ(1644~1682)は、以前取り上げたルクレール(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/c04d774d86c1db1f5644b4e04d931b35)と同様に殺人事件の被害者。
それもかなり波乱に満ちた37歳の生涯。
詐欺事件に関係したり、度々女性問題でトラブルを起こしたり。
一度は刺客に襲われ重傷を負うものの一命を取り留める。
だがそれに懲りず、また別の女性問題を引き起こし、遂に殺害される。
しかし、彼の音楽は当時とても人気があったようで、イタリア国内に留まらずイギリスでもパーセルが関心を抱き通奏低音書法を学んだり、ヘンデルはオラトリオ「エジプトのイスラエル人」に作品の一部を借用したりなど大きな影響を受けたとのこと。
今日のこの曲は、宗教音楽オラトリオの体を成してはいるものの、初演の1675年は「聖年」ということでローマではオペラの上演が禁止されており、オペラの代替娯楽としてオラトリオが人気を博していた時のもの。
題材も、R.シュトラウスの「サロメ」と同じ!で、ヘロデ王の娘サロメ(この曲ではヘロディア)が王の前で踊りを踊り、その褒美にヨハネの首を所望するという話。
しかし、音楽は決しておどろおどろしいものではなく、むしろ伸びやかで息の長い歌い回しも多く、美しい旋律に満ちている。
生前人気作曲家だった様子が伺えます。
先日図書館から借用のCDです。
他の曲も是非聴いてみたい作曲家ですね。
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今年は、寒かったり温かくなったり、雨が降ったり雪が降ったり、天気が良くなったり…斑模様の様な天候が続いている内に、いつの間にか夏が間近に来てしまったという感じですね。
迷彩服を着た敵が匍匐前進して来て、気付いたら目の前にいたという感じ。
名付けて「迷彩服気候」?
ストラデッラもそんな感じで刺客に狙われたのでしょうか?
アン・モノイアイオス(ソプラノ、娘ヘロディア)、メヒトヒルト・バッハ(ソプラノ、ヘロディアの母)、デイヴィッド・コーディア(カウンターテノール、洗礼者聖ヨハネ)、クリストフ・プレガルディアン(テノール、宮中顧問官)、ミヒャエル・ショッパー(バス、ヘロデ王)、ミヒャエル・シュナイダー指揮ラ・スタジョーネ(BMG盤)
音楽史上には悲劇的な最期を遂げた作曲家も色々いますね。
例えばグラナドス。乗っていた客船が魚雷の攻撃を受けて沈没。救命艇に乗り移るも、波間に妻の姿を見付けて飛び込み帰らぬ人に。
例えばヴェーベルン。タバコを吸おうと自宅のドアを開けた所、闇取引を見張っていた兵に誤射されて命を落とす。
スペイン内戦で虐殺されたホセ(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/6ead3126dc2028579a01495134d93189?st=1)や、未聴ですが、アウシュビッツで虐殺されたヴィクトル・ウルマン(1898~1944)などの戦争の犠牲者も。
17世紀イタリアの作曲家アレッサンドロ・ストラデッラ(1644~1682)は、以前取り上げたルクレール(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/c04d774d86c1db1f5644b4e04d931b35)と同様に殺人事件の被害者。
それもかなり波乱に満ちた37歳の生涯。
詐欺事件に関係したり、度々女性問題でトラブルを起こしたり。
一度は刺客に襲われ重傷を負うものの一命を取り留める。
だがそれに懲りず、また別の女性問題を引き起こし、遂に殺害される。
しかし、彼の音楽は当時とても人気があったようで、イタリア国内に留まらずイギリスでもパーセルが関心を抱き通奏低音書法を学んだり、ヘンデルはオラトリオ「エジプトのイスラエル人」に作品の一部を借用したりなど大きな影響を受けたとのこと。
今日のこの曲は、宗教音楽オラトリオの体を成してはいるものの、初演の1675年は「聖年」ということでローマではオペラの上演が禁止されており、オペラの代替娯楽としてオラトリオが人気を博していた時のもの。
題材も、R.シュトラウスの「サロメ」と同じ!で、ヘロデ王の娘サロメ(この曲ではヘロディア)が王の前で踊りを踊り、その褒美にヨハネの首を所望するという話。
しかし、音楽は決しておどろおどろしいものではなく、むしろ伸びやかで息の長い歌い回しも多く、美しい旋律に満ちている。
生前人気作曲家だった様子が伺えます。
先日図書館から借用のCDです。
他の曲も是非聴いてみたい作曲家ですね。
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ストラデッラとルクレールは「殺された作曲家」ですが、
「人を殺した作曲家」といえばジェズアルド(1560~1613)。
ナポリの公爵家の貴公子でしたが、30歳のとき、妻の不貞を知り、
妻と愛人の密会の場に乗り込んで二人とも殺してしまいました。
貴族でもあり罪に問われたりはしなかったようですが、
妻の縁者からの復讐を逃れるため数年間身を隠したのち、フェラーラに移り住み再婚したそうです。
いろいろな作曲家がいるものですね。
コメント有難うございます。
タッチの差でコメント頂戴してしまいましたが、今日はジェズアルドです。
ジェズアルドが殺人者だというのは以前から知っていましたが、リュート曲で有名なキャンピオンもそうだったというのをWikipediaで知り驚きました。