まだ8月と言えども、朝晩は秋の気配が感じられる今日この頃です。
私は今、38度線国境の近くの村に来ています。あそこに見えるのは向こうの国境警備兵でしょうか。(そんなとこ来て無いって!)
いやいや、ここはあの世との境目。何やら香の様な不思議な靄が掛かっていますね。あそこに朧に見えるのが一級河川「三途の川」でしょうか。(来て無いって!)
さすがにここまで来ると太陽も小さいですね。太陽の引力を表示するメータもゼロに近づいています。いよいよ太陽系の果てまで参りました。(違うって!)
ただ、夏と秋の季節の変わり目に来ているだけだって。
こういう季節の端境期は独特の味わいがあって良いですねえ。
まだ夏の暑さも残ってビールも旨いし、食欲の秋で食べ物も美味しいし、2つの季節を同時に味わえるのですからね。(何か違いますでしょうか?)
ブルーノ・ターナー指揮プロ・カンティオーネ・アンティクワ、古い音楽のためのハンブルク管楽アンサンブル(ARCHIV盤)
これもブックオフ飯田橋店250円品。
ルネサンスの巨匠デュファイとダンスタブルのモテットが計9曲収められています。
ギョーム・デュファイ(1400頃~1474)
1.人にとって最も良きもの2.花の中の花よ
3.幸いあれ、乙女よ
4.喜べ、ビザンツ帝国の妃
5.恵み深き救い主の御母
ジョン・ダンスタブル(1390頃~1453)
1.来たれ聖霊よ-来たれ創造主なる聖霊
2.栄えあれ、慈悲深き女王よ
3.祝福された御母
4.伝令の使者は行く
デュファイは、ルネサンス初期の大作曲家で、いわばルネサンス音楽の開祖のような位置付けでしょうか。
まだ中世の音楽のゴツゴツした感じも少し残した、ルネサンスの洗練の中にも「こぶし」の利いた独特の歌い回し。
「ルネサンス初期の演歌の星!」と言ったら言い過ぎでしょうか。
一方のダンスタブル、名前は昔から知っていますが、音源は持っていなかったように思います。
同時期の、むしろデュファイより少し古い作曲家ですが、このディスクの曲に関しては、逆にルネサンスらしい流麗さを感じました。
音楽の世界でも、時代と時代の端境期の作曲家には、時として独特の味わいを有する場合があるように思います。
同じルネサンスでも末期のラッススなどは世紀末の爛熟の響きを感じるし。
まさしく時代の変わり目の線上にいたシェーンベルクなど最たる例ですね。
デュファイもダンスタブルも音楽史上はルネサンスの作曲家と位置付けられているかと思いますが、今日はデュファイの音楽に中世の名残を感じたのが面白かったです。
ところで、LP時代末期「デュファイ世俗音楽全集」を購入。数枚組で1万円以上しました。
ところが、時代は変わり、すぐCD全盛へ。ちょうど音楽メディアの端境期だったのですね。
LPプレイヤーが故障したこともあって、結局1枚を除いて聴かず仕舞でお蔵入りとなってしまいました。
LPがまだ貴重品だった時代。買ったディスクは必ず全部聴くようにしておりましたが、数少ないその例外。これは端境期で損した例です。
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私は今、38度線国境の近くの村に来ています。あそこに見えるのは向こうの国境警備兵でしょうか。(そんなとこ来て無いって!)
いやいや、ここはあの世との境目。何やら香の様な不思議な靄が掛かっていますね。あそこに朧に見えるのが一級河川「三途の川」でしょうか。(来て無いって!)
さすがにここまで来ると太陽も小さいですね。太陽の引力を表示するメータもゼロに近づいています。いよいよ太陽系の果てまで参りました。(違うって!)
ただ、夏と秋の季節の変わり目に来ているだけだって。
こういう季節の端境期は独特の味わいがあって良いですねえ。
まだ夏の暑さも残ってビールも旨いし、食欲の秋で食べ物も美味しいし、2つの季節を同時に味わえるのですからね。(何か違いますでしょうか?)
ブルーノ・ターナー指揮プロ・カンティオーネ・アンティクワ、古い音楽のためのハンブルク管楽アンサンブル(ARCHIV盤)
これもブックオフ飯田橋店250円品。
ルネサンスの巨匠デュファイとダンスタブルのモテットが計9曲収められています。
ギョーム・デュファイ(1400頃~1474)
1.人にとって最も良きもの2.花の中の花よ
3.幸いあれ、乙女よ
4.喜べ、ビザンツ帝国の妃
5.恵み深き救い主の御母
ジョン・ダンスタブル(1390頃~1453)
1.来たれ聖霊よ-来たれ創造主なる聖霊
2.栄えあれ、慈悲深き女王よ
3.祝福された御母
4.伝令の使者は行く
デュファイは、ルネサンス初期の大作曲家で、いわばルネサンス音楽の開祖のような位置付けでしょうか。
まだ中世の音楽のゴツゴツした感じも少し残した、ルネサンスの洗練の中にも「こぶし」の利いた独特の歌い回し。
「ルネサンス初期の演歌の星!」と言ったら言い過ぎでしょうか。
一方のダンスタブル、名前は昔から知っていますが、音源は持っていなかったように思います。
同時期の、むしろデュファイより少し古い作曲家ですが、このディスクの曲に関しては、逆にルネサンスらしい流麗さを感じました。
音楽の世界でも、時代と時代の端境期の作曲家には、時として独特の味わいを有する場合があるように思います。
同じルネサンスでも末期のラッススなどは世紀末の爛熟の響きを感じるし。
まさしく時代の変わり目の線上にいたシェーンベルクなど最たる例ですね。
デュファイもダンスタブルも音楽史上はルネサンスの作曲家と位置付けられているかと思いますが、今日はデュファイの音楽に中世の名残を感じたのが面白かったです。
ところで、LP時代末期「デュファイ世俗音楽全集」を購入。数枚組で1万円以上しました。
ところが、時代は変わり、すぐCD全盛へ。ちょうど音楽メディアの端境期だったのですね。
LPプレイヤーが故障したこともあって、結局1枚を除いて聴かず仕舞でお蔵入りとなってしまいました。
LPがまだ貴重品だった時代。買ったディスクは必ず全部聴くようにしておりましたが、数少ないその例外。これは端境期で損した例です。
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掘り出し物じゃないですか。
プロ・カンティオーネ・アンティカはHMやアルヒーフにかなりの録音がありましたね。
デュファイといえば、マンロウの「スラファスエパール」(だったかな?)が懐かしいです。
いっとき、中世ルネサンスの音楽に凝りまくって、ワーグナーとマーラーとディーリアスとルネサンス音楽ばかりの時がありました。
皆川達夫さんの本も読みあさり、ぶどう酒なんて片手に聴いてましたよ(笑)
コメント有難うございます。
大学生の頃、ルネサンス音楽をよく聴いておりました。私は、ワインではなく安ブランデーでしたね。一夜漬けの試験勉強の時、ルネサンス音楽聴きながら酒呑みながら(笑)。
社会人になったばかりの頃、友人と飲みに行く待合せの時間に間があったのでレコード店でこのLP(マンロウでしたかPCAでしたか?)を買いました。
待合せの店で、(クラシックに関心の無い)友人がそのレコード見せろと言います。
「お前には興味の無いヤツだよ。お前に見せるレコードはにゃ~!」と言ったのですが、まあ良いから見せろと言う。
「もしも顔が青いなら…」という放題を見て、彼が、随分暗そうな曲だなあ~、と呟いたのを何故か昨日のことの様に記憶しております。
決して暗くは無い、美しい曲なのですがね。