チラシの裏

当ブログでは、主観を重視した文章がエターナル。 裏と表が合わさり最強に見える。

本当に良ゲー?(゜Д゜;)

2007年11月26日 03時04分11秒 | ゲーム全般
人に薦められないけど面白いRPG
http://news4vip.livedoor.biz/archives/50922154.html



14 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2005/08/12(金) 17:49:14 ID:vTsouzZy

ターゲットが特殊すぎて人によって合う合わないが分かれるゲームってあるじゃん
俺はベイグラントストーリーが大好物だけど誰にもオススメできない



17 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2005/08/12(金) 19:46:25 ID:9wSeRTr3

>>14
俺もベイグラは大好きだけど、確かに人に薦めようとは思わないね。
このレスを見てもしベイグラをやってみようなどと思う人がいるなら、
むしろやめておいたほうが良いと言いたい。



132 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2005/11/04(金) 14:26:56 ID:NrHPYQTv

ベイグラはマジですすめないほうがいいw





というわけでベイグラントストーリーの紹介です。(゜Д゜;)


ハード : ただのプレステ

開発 発売 : スクウェア

発売年 価格 : 2000年 6800円
PS one Books版 : 2002年 2500円
ULTIMATE HITS版 : 2006年 1500円

売上本数 : 日本 約30万
         海外 約70万

監督 脚本 : 松野泰己
(代表作:タクティクスオウガ、FFタクティクス、FF12の前半)

音楽 : 崎元仁
(代表作:タクティクスオウガ、トレジャーハンターG、FFタクティクス、FF12)


はじめに

まず、この作品はただのRPGではない。

アクションとパズルとシミュレーションを混ぜ合わせたようなRPGなのだが

どこかちょっと他のRPGとは空気が異なる。

それゆえに気に入る人には神ゲー、それ以外には糞ゲーという極端なゲーム。


冒険の舞台

フィールドMAPというものは存在しない。

1つのダンジョンを探索するのみ。

レアモンデという廃墟な街が舞台。

ブロックを移動させて道を開くパズル的なフロアがあったり、

ボスキャラが待ち受けるフロアがあったりする。

「バイオハザード」を想像してもらうと分かり易いかもしれない。

この閉鎖的な世界観が肌に合うかどうかで、評価が大きく分かれるだろう。


ストーリー

物語は冒頭でいきなり結末まで語られてしまう。

そこで起こった事件の謎を主人公「アシュレイ」が追っていくというのが本筋。

プレイヤー=主人公という表現はしっくり来ない。

プレイヤーは、アシュレイの記憶を辿りながら事件の顛末を一緒に見て行く守護霊的存在?

というのが正しいかもしれない?

ストーリーはシリアスで難解。

1週目で理解できる人は異端かもしれない。

1週目はクリアのみを目指し、2週目からストーリーを追うというのが定石らしい。

最速で2時間前後でクリア可能らしい。


ゲームシステム

システムを理解して手に馴染ませるまでにかなり努力が要る。

バトルはアクションとシミュレーションを合わせた感じのシームレスバトル。

アクションゲーム的に移動してリーチ内のターゲットにコマンド選択して

アクションゲーム的にボタンを押して「チェイン」という連続攻撃を繰り出す。

攻撃を成功させると「リスク」というパラメータが上昇し、

リスクが高まると受けるダメージまで高くなるというデメリットがある。


キャラクター(敵も含めて)にはリムと呼ばれる身体の部位があり、

それぞれに攻撃することで様々な効果が得られる。

脚にダメージが蓄積すれば歩くスピードが落ちたり、とか。


装備できる武器の種類がやたら多い。

武器によって攻撃タイミングやリーチが違うのはもちろん、

敵に対して得意不得意がパラメータで設定されている。

(装備武器によって魔法詠唱時のモーションまで変わるのは、やりすぎという声も。)

武器は、使えば使うほど成長するという熟練度制。

やり込みが強さに直結する。


これだけ並べただけでも敷居が高いゲームだというのが読み取れると思うが

慣れた頃には中毒性を感じられる。

ゲームの本質として、「遊べるゲームかどうか」を問われたら、

「遊べるゲーム」だと答えられる。


キャラクター

登場人物は全員カッコイイ。と突拍子もなく断言できる。

もちろん容姿のことを言っているわけではない。

逆に容姿は、いや、服装はかなりアレだ。

渋いオッサンばっかりだし、かわいい女の子なんて一切出ないし

キャラクターからゲームに入る人には辛いかもしれない。

その代わり、もう1度言うが、全員カッコイイ。

エンディングを迎える頃には、完全に感情移入しているだろう。


演出・グラフィック

イベント時は、映画・ドラマ・アニメ的な演出が光る。

それも、2週目で改めて見て初めて気付くような細かい演出まである。

まぁとにかくカッコイイとしか言いようがない。

グラフィックはフルポリゴン。

ダークで閉鎖的な世界観の構築は見事。

プレステ史上最高のグラフィックだと言われている。

(プレステの解像度は320×240くらいらしいので32型液晶で見ると粗さが目立つが。)

スクウェアのゲームのグラフィックと言ったら

真っ先に「CGムービー」を思い出すかもしれないが

本作にはほとんど存在しない。

あくまでもポリゴンキャラが織り成すドラマなのだ。


最後に

やはりなんと言っても、他人にはオススメできないゲームだ。

初心者やライトユーザーお断りの難度。

パッケージやイラストからは地味で渋い印象しか受けないし

ストーリーも難しければ操作も難しい。

こんなの大したことないよ、という人は洋ゲーとかを普通にできる人だ。

そういう人にとっては、「遊べる要素が多い良ゲー」という認識になるだろう。


俺は洋ゲーをやらないし、難しいゲームは嫌いだし

ストーリーを理解できる脳みそも持ち合わせていないが

ベイグラントストーリーは大好きだ。

世界観と演出とキャラクターだけでおなかいっぱいになれる。

しかし

他人にはオススメできない。(゜Д゜;)