熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

撮影会 5(猿庫の泉)その2

2010-10-20 21:05:26 | 撮影会

もんたは、もう一度、森の友達に会いたくてたまりません。
でも、名水、さるくらの泉には、いつも人が来ています。
夕方、人のいない時間に、又、泉に行ってみました。

確かここだね。


そして、この坂を上がって・・・
そう、この水だね。
 

今日は誰かが、花を置いて行ったらしく・・・・ 一層、静けさと優しさが増していました。
もんたは、この間、小さな友達と別れた場所まで行ってみました。
もちろん、誰もいません。
もんたは、じっと待ってみました。


みんなと、この場所で別れたんだよね。
又、会いたいなぁ。
そんな事を考えながら、森の中を見ていると、

来てくれました!!
この、泉の水のほとり、
この間別れた友達が、もんたに会いに来てくれました。



もんたは、嬉しくてたまりません。


みんなに会いたかった事、
一人ぼっちで寂しかった事、
友達になって、自分も森の仲間になりたい事、
もんたはみんなに話しました。

そんな話をしている時です。
何か上の方でがさがさと音がします。
ふと見ると、上の方で何か動いています。
 

もんたが見上げると・・・・ 小人?   森の小人?

もんたは又ドキドキして来ました。大急ぎで木の上に駆け上がります。
    

(うわぁ、 おもしろいなぁ。小人が木を上って来るんだ。)

もんたは小人に夢中で、近くにまだ誰かいる事に気が付いていません。

 

(もんた、横を見て!!誰かいるよ。)
      

小人たちをじっと上から見ていた、この森のじいちゃんに、
もんたは、夢中で、気が付いていませんでした。



「あぁ ごめんなさい。勝手に森に入り込んで・・・・あ、あの、も、も、もんたです。」
ようやく、気が付いたもんた。 森のじいちゃんに、やっと挨拶しました。
「僕もこの森の仲間にしてもらってもいいですか?」
もんたはじいちゃんに聞いてみました。
すると、じいちゃんは
「あぁ、いいよ。森はなぁ、みんなのものじゃ。
この森では、みんな仲良く、楽しく暮らしておる。
森のルールを守らん者はいないからな。」
と、じいちゃんは言いました。

もんたは嬉しくなりました。

この森には、いろんな生き物が住んでいて・・・みんなと仲良しになれるんだぁ。
そんな事を考えながら
小人達と楽しく過ごしているもんたを、遠くからじっと見ている者がいました。

  何・?
ちょっと寄ってみますね。
 誰?

もう、ちょっと寄ってみますね。


寂しそうに、羨ましそうに、じぃーっと、もんたを見ているこの子はいったいだれなのでしょう・・

あしたにつづく