北海道胆振東部地震の翌日、帯広の叔父の所へ向かいました。
以前から計画していた日程で、どうしてもこの日に行かなければならず・・
千歳空港へ向かうはずだった予定を変更して、釧路空港から雨の阿寒湖を見て、不安を抱えつつ十勝平野へ到着。
十勝平野は地震の影響は少なく、
レンタカーで走る周辺の収穫期を迎えた広大な畑の風景は、
毎日山ばかり見ながら狭い道を上り下りしている、長野県の(特に南信州の)人間にとっては
こんな平凡な風景ですら新鮮で、いつまでも見ていたくなります。
真平らな土地、真っすぐな道・・・生きている地域が違うと考え方も違うんだろうなぁ・・と思えるくらいの広さ。
宿泊施設の近くの花時計、広い大地に真っ赤な耕運機
観光地でもないのに写真を撮っているだけで満足の風景が続きます。
叔父の家の近くの神社はもう、秋の気配が感じられ、
たった一人いた人懐っこいおばちゃんが
「今日は町内の老人会があるはずだったから来たけれど、地震の為お休みだというからどんぐりを拾っている・・」って。
どんぐりを拾ってどうするの?
北の広い大地と新鮮な空気に触れて、気持ちまで広くなったのか、
93歳の父はレンタル自転車で朝から走り回り、又少し若返った気がする。
二日目、いとこと行った然別湖はもう紅葉が始まり、
白樺の木々も葉を落とし始めて、もう冬支度。
暑くて、暑くて・・、夏がいつ終わるのだろうと思っていたのに、
秋を感じると寂しくなります。
帰りの飛行機からは富士山が見え、成田空港に到着するとやっぱり夏の続き。
長袖を脱いで山国に向かいました。