コロナの為、ここ数年公開していなかった「上清内路諏訪神社秋季例祭奉納煙火」が、
今年はコロナ禍を配慮して規模を縮小して行われました。
清内路は標高が高いので、この季節になるとかなり気温が下がり冬支度が必要となるほど寒くなります。
飢饉の年も戦中戦後の混乱の中でも途絶えることなく300年の歴史を持つ伝統の花火は、住民が花火師の免許を持ち
火薬から製造するという歴史ある花火大会で、長野県の無形民俗文化財に指定されています。
(上清内路の奉納花火は毎年10月6日に行われ、一般の見学は制限されています。)
祝砲の後、手作り仕掛け花火に点火されました。
この葡萄棚と呼ばれる花火は真っ暗な境内に点火の後、うっすらと紫の球が現れ幻想的な花火です。
しばらくすると紫色の葡萄だけになるのですが、この紫色の火薬の配合は村内の花火師の方たちの中でも
数人しか知らないのだそうです。
次々と点火されていく仕掛け花火、
手作りだけに「期待と不安」の入り混じった気持ちで観客者全員が見守ります。
メリーゴーランド、成功!! 拍手!!
降りしきる火の粉の中を村の若者が舞い祝う。
コロナで数年参加できなかった「遠州新居手筒花火サーコイ同好会」も今年は参加。
最後の大三国も成功!!
午前中は雨模様だったのに、夕方からは雨も上がり風も止み、
清内路花火のファンとしては、清内路の花火は神様に守られている・・・そんな気がしてとても嬉しい時間でした。