熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

蝶ヶ岳・常念岳登山ー2(蝶ヶ岳山頂の夜)

2013-08-31 13:19:36 | 飯田・下伊那

明日向かう常念岳の頂上がはっきりと見えて来ました。

常念岳を覆っていた霧はゆっくりと姿を消していきます。

 

その頃、まだ霧の残るハイマツの中ではブッロッケン現象・・

背後から来る太陽の光を受けた自分の影を中心に、周りには後光のような虹色の輪が見られます。

初ブロッケン体験!!

  

夕日は北穂高岳と穂高岳の間辺りに沈み、

     

数時間後には満天の星。

静まり返った山小屋を抜け出し、娘と二人、

風で吹き飛ばされそうな山頂からレンズ越しに天の川を覗いていました。

少し明るくなった気配を感じ、東側の空を見ると、安曇野の街を覆った雲海から月が昇るところでした。

 

26日の朝も良い天気。

うっすらと赤くなり始めた空を見て、わくわくした気持ちを抑えきれずに小屋の外に飛び出すと・・

東の空は雲が赤く染まり、雲海から太陽が顔を出しました。

「こんないい天気は珍しい・・」と隣の人が言いました。

  

槍ヶ岳や穂高岳に朝日がさし、

 

私たちは朝焼けの中、

朝5時半、常念岳を目指して再び歩き始めました。

 

時々、ハイマツの実を主食とするらしいホシガラスが、ハイマツからハイマツへ渡って行きました。

  

 

 

 

 

 

 

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蝶ヶ岳・常念岳登山ー1(三股登山口から蝶ヶ岳山頂まで)

2013-08-29 20:18:29 | 

8月25日、早朝飯田を出発し、安曇野市の(ほりでーゆ)に8時集合。

今回は高校山岳部の頃の後輩が企画してくれたOG会登山で、

目的地は蝶ヶ岳(2677m)と常念岳(2857m)ー蝶ヶ岳ヒュッテ1泊です。

  

三股登山口から入ります。

カッパを着るほどではないけれど、何となく雨が心配・・・の朝。

霧でしっとりと湿った森を歩き始めました。 

 

霧や雨の時の方が植物は元気で色も美しく、幻想的な風景に会ったり

ゴジラみたいな木に会ったり

 

「チョチョピー チョチョピー」と掛け合いで啼いているセンダイムシクイに元気をもらい・・

その後も、カッパを着たり脱いだり

疲れ切ってもう歩くのが嫌になった頃・・・

綺麗なお花畑が現れました。

  

もうすぐ頂上だから・・という言葉に何度も励まされ・・

花や鳥を撮りながら

ようやく蝶ヶ岳ヒュッテに到着、

2時到着予定でしたが、到着したのは少し遅れて2時半頃でした。

 

出発から登頂までの5時間半、小雨が降ったり止んだりで、霧の中を歩いて来たのに、

本当に運がいい事に到着した頃には雨が上がり、青空が現れました。

穂高連峰や槍ヶ岳にかかった霧も少しずつ剥がれるように引けて行き、

  

前穂高岳を覆った雲間から太陽が顔を出すと・・雲の切れ間から下りて来た天使の梯子。

(気象用語では薄明光線と言うらしい)

目の前にある空から下りて来た天使の梯子は、

まさに上って行けそうな位はっきりと自分たちの前にあり、

この時、私たちは大きな自然と大気に包まれている事を実感していました。

この後、もっと驚く事が待っていました。

 

 

 

 

 

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蝶ヶ岳・常念岳で逢った鳥たち

2013-08-27 13:09:37 | 

 

高校の時の山岳部の後輩が企画してくれたOG会登山で、蝶ヶ岳から常念岳まで一泊二日で行って来ました。

登山記録が整理できるまでに時間がかかりそうです。

とりあえず、山で逢った鳥たちを紹介します。

登り始めてすぐ、甲高いきれいな声で啼いていた鳥さん。

家に帰って調べたら「センダイムシクイ」という名の鳥でした。

その名の通り、木に止まって虫を食べるのだそうですが、自分の頭の上にある葉の裏に付いている虫を、

ちょっと飛び上がって捕るという独特な習性があるそうです。

 

蝶ヶ岳の山荘近くのハイマツから飛び立ったまだら模様のホシガラス。

1500m以上の高山でないと出会えないらしい。

    

後輩がホシガラスだと教えてくれたのにすぐに覚えられず

「タビガラスだっけ?ゴマガラスだっけ?シマガラスだっけ?」同行した娘とこんなやり取りが度々。

      

常念岳から下山途中遇った岩ひばり。

  

岩ひばりはあまり人を恐れないんだなぁ・・。

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市田の花火

2013-08-22 17:58:37 | 飯田・下伊那

18日は高森町市田で、灯篭流しと花火大会が行われました。

昨年は天竜川まで行き、灯篭流しを見たのですが、今年は両親に花火を見せて上げようと思い、

高森町の月夜平に行きました。

この日の月夜平からはその名の如く、

南アルプスから出てきた満月近くなったお月様が真正面に見えました。

 

二人揃って特等席に座り、「どの辺りから花火が上がるんだか?」期待に胸を弾ませていると、

最初の一発が上がりました。

大きな尺玉にともなると、空と山と地上との空間に大きな光のアートとなって輝き、

人込みを歩く事が難しくなった両親にとっては最高の観覧席でした。

 

  

持って行った夕食を頬張りながらの2時間、

歳とった両親が揃ってこうした時間が持てる事に、感謝と幸せを感じる時間でした。

 

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御嶽山ー2(剣ヶ峰)

2013-08-20 09:10:58 | 

王滝山頂から見える剣ヶ峰(3067m)、それまでの緑一色の様とは打って変わり、

茶色の山肌が露わになっています。硫黄の臭いが辺りに漂っています。

 

あちこちに信仰の山らしい仏像が立ち、信者さんは立ち止まっては手を合わせていました。

 

12時ちょうどに山頂に着きました。

山頂から見下ろす大滝山頂。

反対側には日本で最高地点(2905m)にある湖、二の池。

エメラルドグリーンの水を湛える神秘の池と呼ばれています。

 

この二の池までは「お鉢めぐり」と言って、山頂の神社裏を通って歩いて行く事ができます。

それでも、見た感じ往復1時間半くらいかかりそうな気がしたので、お鉢巡りは行けそうにありませんでした。

  

お鉢めぐりを楽しむためには、もう少し朝早く出ないと無理でしょう。

山頂で1時間ほどゆっくりして・・・

 

田の原の登山口に着いたのは3時半でした。

この雀に良く似た(雀より大きい)鳥はカヤクグリ。

チィーリリリリと鈴が鳴るように、又は虫の声のような優しい声で啼く地味な鳥です。

 

 

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