GWの一日目、どうしても行きたい所がありました。
新緑にあふれる南信州を見るには今しかないからです。
為栗(してぐり)の駅ーもちろん飯田線の秘境駅の一つですが、初めて行ってみました。
天竜川に架かる橋を渡ると、山と天竜川の間のほんの狭い空間に駅がありました。
誰もいない、何もない、(近くに一軒家があったけれど、誰も住んでいないみたいだった)駅には
鳥の声がやけに大きくこだましていました。
天竜川には鏡写りに濃淡の緑の山が写り込んでいます。
天竜川の水は、佐久間ダムでせき止められているため、流れはなく黄緑色で、
この時期だけは、天竜川も含めて同系色の一枚の絵画のように見える、
この風景が大好きです。
逆光でうまく写真に写らなかったのですが、中井侍は天竜川の上にある急斜面を切り開いて
お茶畑を作っています
中井侍の駅も、もちろん無人駅で『切符はここに入れてください』って書いてありましたが、
大抵は、車掌さんが下りてきて回収してくれます。
それどころか、珍しい乗客なので車掌さんが覚えていて、
駅近くなると教えてくれたりします。
3月の終わりに飯田線に乗って長野県で最も早い桜を見に行った時は
往復同じ車掌さんで、顔なじみになってしまいました。
・・・豊橋まで行って戻ってきた電車って事だよね!
お茶摘み前のこの緑一色が好き。
お茶摘みの時にはカメラマンがいっぱいになるけれど、
誰にも人に会わない、緑に溢れたこの時期に南信州はいい!
ここでもウグイスに会いました。