松本上空、雲の中に北アルプス。
雲が夕日に照らされて赤く染まる。
・・と思っていたら、飛行機は雲の中へ。
やんわりと飛行機の影に虹が掛かって見える。
次の瞬間・・、
飛行機の影にブロッケン現象。
地上に目を向けると、そこは・・、
松本上空、雲の中に北アルプス。
雲が夕日に照らされて赤く染まる。
・・と思っていたら、飛行機は雲の中へ。
やんわりと飛行機の影に虹が掛かって見える。
次の瞬間・・、
飛行機の影にブロッケン現象。
地上に目を向けると、そこは・・、
野沢温泉で一泊し、朝は地獄谷野猿公苑へ。
もちろん、温泉に浸かるお猿さんたちの姿が見たかったのだけれど、もう雪もないし朝から温泉に入っているとも思えない。
そこはきっと猿も人も同じだろうとは思っていた。
駐車場から山の中の遊歩道を約1.6㎞、およそ30分くらい歩いて野猿公苑の入り口に到着。
かわいらしい道祖猿があり、入園料を払ってお猿さん村に入ると早速橋の上に子猿がじゃれながら、
人が来ても逃げることもなく遊んでいた。
コロナ時代になりなかなかカメラを持って外に出る事が出来なかったので、この時間はとても楽しい時間だった。
ここからは子ザルのベストショット。
おすもう。
がんばれ!!
勝った!!
仲良くしようよ。
「えさがあるんだけど取れないよ。」
「手伝ってあげる。」
「ありがとう。もう少しだから!!」
朝ヨガ。
見守る。
甘えてみたけど・・・・。
温泉の周りにお猿さんはいたけれど、入っている写真は撮れなかったけれど、
この日はちょうど係の人が温泉周りに餌を撒いてくれた時間帯帯だったのでたくさんのお猿さんに会えたけれど、
いつもいるとは限らないらしい。
久しぶりのゆったりした時間が愉しかった。
、
久しぶりのブログ更新です。
春になって、コロナも心配だけれど桜も少しは見に行きたいね・・・と、父を連れて山梨県の身延山久遠寺に行った。
久遠寺に着く少し手前、ちょっと古そうな神社を見つけた。
「見ていく?」父に聞くと「そうだなぁ」と後ろの席から声がする。
道の脇にちょっとだけ車を停めて降りてみた。
父は歴史に詳しく、特に歴史的建造物には興味を持っている。
看板には「清正公堂」と書いてあり、加藤清正を神と崇めているお堂だった。
ひっそりと建つこの神社。
もうすぐ96歳になる父が「今までにこんな彫刻は見たことがない!と驚きを隠せなかったほどの彫り物で囲まれている。
身延山久遠寺は桜はもう満開を過ぎ、桜吹雪となって風に舞っていたが、少し遅咲きの八重の枝垂れ桜は今一番美しい時だった。
今年は日蓮聖人ご降誕800年という記念すべき年だそうで、境内の建物の多くは国の文化財にも指定され、
コロナの心配がなければもっと多くの参拝客が訪れるのだろう。
日蓮聖人のお言葉の中に
【先ず臨終の事を習うて後に他事を習うべし】というお言葉がある。
人の寿命は無常である。
だからこそ、人はまず死に対する心構えを習い、その後に他の事を学ぶべきである。
というお言葉だと説明されていたが、
96歳の父は誰よりもその言葉の意味が分かるであろう。
その心構えの上に立ち、この年になって尚目を輝かせて彫刻や建物を見ている姿が心に残った。
城ケ崎から対岸の房総半島に渡るのに昔は舟で渡ったのだろうか?
今はアクアラインもあるけれど・・三浦半島と房総半島を最短40分で結ぶ東京湾フェリーで渡ることにした。
昨日とは打って変わって真っ青な空。
フェリーを追ってカモメが飛ぶ、高くなったり低くなったり・・山ばかり見ている長野県人には海は特別で・・・
海を見るだけで全く違う生活圏に入った気がする。
前日の夜、コロナの影響で旅館の食事が出なかったので、暗くなってから三崎港へ行きテイクアウトをお願いしたお店の人に
「どこからきたのですか?」と聞かれ「長野です」と答えると「海が珍しいでしょう・・」と。
本当に・・無性に海が見たくなり、海を照らす灯台が見たくなる時がある。
多分それは日本の端を意識したいからだと自分では思っている。
千葉県南房総市の野島崎灯台は千葉県の最南端にあり、その真っ白な洋式灯台は「白鳥灯台」とも呼ばれている。
夕日スポットでもあり、星空がきれいなことでも有名らしい。
夕暮れと深夜、カメラを持って行ってみた。
空が広い!!
画像ではうまく見えるかどうか心配だけれど・・星もきれい。
海の向こうに星って、山の向こうに星よりも、、、やっぱり地球を感じる。
go to トラベルが始まって少しづつ動き出してきた世の中に便乗して城ケ島に行った。
「城ケ島の雨」っていう歌を、どこか遠いところで聞いた覚えがあるような気がしたけれど、
懐メロか何かだったのだろう。
実際、城ケ島がどこにあるのかも知らなかったけれど、何となく覚えていたこの歌の歌詞に少し興味があった。
「雨はふるふる 城ケ島の磯に 利休鼠の雨が降る
雨は真珠か夜明けの霧か それとも私の忍び泣き」
どう考えても悲しそうな風景だなぁ・・と思って調べてみたら・・・北原白秋の詩に曲を付けたのだと書いてある。
北原白秋の曲って「どんぐりころころ」とか「からたちの花」とか「ゆりかごのうた」とか、
およそ悲しさとか情念とかからかけ離れている気がしていたから少し驚いた。
白秋が死を決意して千葉県木更津に赴き、死に切れず対岸の三浦半島先端の三崎町に渡り住んでいた時に作った曲だとか。
三崎港から狭い瀬戸を挟んで城ケ島が見える。
その風景が自分の心と重なって寂しそうに見えたのだろう。
城ケ島に着いた時は雨で、
岩場や奇岩の多い城ケ島の海岸には誰もいなくて、白秋の歌の通り何だか寂し気な夕暮れ時だった。
この辺り一面の空と海の灰色ーこのような緑色がかった鼠色を利休鼠と言うらしい。
「城ケ島の雨」っていうくらいだから雨でも仕方ないと思ってみたもののあまり面白くはない。
それでも海岸を一人歩いているうちに雨が止んだ。
少し空が明るくなって来たらちょっと嬉しくなって、もう少し歩きたくなってきた。
絶景を見下ろすハイキングコースを行くと先に城ケ島灯台が見えてきた。
灰色の雲がわずかに差し込む太陽の光でオレンジと黄色味を帯び、
その反射は眼下に広がる海を一層美しく染め上げた。
次第に日が落ち辺りは暗くなる。急いで旅館に戻らないと、と思った時
不思議な事に、
利休鼠の雲間にできた一本の太陽の光に照らされて赤く染まった空から浮き出していたのは富士山だった。
城ケ島から富士山が見えることも知らずに歩いていた。
「夕焼けの城ケ島灯台と富士山」
城ヶ島の海は色のある世界に一変した。