熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

紅梅

2012-03-30 23:34:26 | 風景

飯田市は城下町です。

飯田城主堀侯から、飯田藩医加納家に贈られたと伝わる紅梅は樹齢約370年と言われています。

八重のピンク色の美しい紅梅の花は今も健在です。 

  

近くに寄るととても甘い香りに包まれます。

飯田城主堀侯は、初代親昌、寛文12年(1672年)より12代親広、(明治維新)まで続き、

明治時代に建てられた土蔵を残すこの加納家は、代々御典医であったと書かれていました。

     

古い土蔵と青空と老紅梅の風景は、市街地にあって、

ふっと時代を遡っていく気にさせる物でした。

 

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Have a break (星と花)

2012-03-29 20:30:09 | Have a break

最近、月と金星と木星が並んで見えます。

3日ほど前は金星と木星の間に月が入って一直線に並んでいたのに、

日毎に位置が変わって遠ざかっていってしまいます。

次に木星と金星が見やすい場所に近づくのは、2015年6月だそうです。

あまり天体に興味がなかった私でも、私たちは宇宙の中で生きているんだという気がして、

何だか少し不思議でした。

 

そんな事を考えながら星を見ていたら、ギリシャ神話の中で「水仙」になったナーシサスの事を思い出しました。

確か昔買ったギリシャ神話の中にあったはず・・・・・

『ナーシサスは双子の妹がいて、この妹の事をとても愛していました。

けれど、この妹は若くて美しい時に死んでしまい、ナーシサスも死んでしまいたいと思っていました。

ある日、泉の側で水を覗き込んでいると、泉の中から妹に似た美しい人が自分を見上げているのを見つけました。

あたかも、妹が水のニンフになってその泉の中にいるようでした。

毎日、毎日、泉に来ては、ニンフになった妹に会うために泉を覗き込むナーシサスを神々は哀れに思って、

いつも泉の側で咲く水仙の花に変えてしまいました。

それで水仙の花は小首を傾げるようにして、小川の側や水辺に咲いているのです。』

勿論、泉の中のニンフは、彼自身が水に映っていたのだという事はお分かりでしょう。

 

飯田でも水仙の花が咲き始めました。

ナーシサスの話しを思いだしてみると、確かに小首を傾げて水中を覗き込んでいるような・・・

    

  

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売木村のお練り祭りー2

2012-03-28 15:33:16 | 飯田

神社から裏山に向かって赤い鳥居が続いています。

神社境内で舞を奉納した後、行列はこの山の中へ向かいました。

 

春の木漏れ日が飾り付けられた笠に落ち、きらきらと輝いて見えました。

 

約15分くらい山道を歩いたでしょうか。

行列は山の上にある神社境内で最後の舞を披露します。

    

大勢の村人も行列に続いて山の上まで登って来ました。

  

静かな山の中に、太鼓と笛の音だけが鳴り響き、何回も行われた若者の勇壮な舞もこれで最後となりました。

舞の後、餅投げが行われました。

餅と、行列中の花を参詣人が奪い合うようにして取り合います。

この花を田畑に挿しておくと病害虫を防いでくれるのだそうです。

無病息災、家内安全、そして山村ならではの、田畑が守られ作物に恵まれるようにとの願を込めて行われる

春の祭典は終了しました。

売木村は国道151号線と153号線の狭間に盆地状に開けています。

主要道路から外れている為か、このお練り祭の他にも、

盆踊りや念仏講などといった独特な伝統芸能を今もなお残しています。

 

  

 

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売木村のお練り祭りー1

2012-03-26 01:28:52 | 飯田

平谷峠から見た売木村方面です。

この平谷峠は「こぶし峠」とも呼ばれ、もうすぐ峠一帯にこぶしが純白の花を咲かせます。

平谷村からこの平谷峠を越えると売木村に入ります。

3月20日、春分の日、売木村に春を告げるお練り祭が行われていました。

太田稲荷神社の春の祭典です。

お練り祭の由来は大正時代初め、愛知県のお練り祭を元に売木村独特の「お練り」が作られたものだそうで、

特有の雰囲気を持っています。

  

幣束を先頭に神社旗、神輿、神主さんに続いて太鼓や笛など小中学生も一緒に村中を練り歩きます。

特に舞を披露する若者はずっと踊り通しで進みます。

  

行列は朝、神社を出発してから村を回り、もう一度神社に戻ります。

少し高台にある神社に先回りして待っていると、笛や太鼓の音が近づいて来ました。

のどかな春の日差しの中に整然と並んだお練り行列が見えて来ました。

 

笛や太鼓を吹き鳴らし、舞を舞う若者の姿は純朴で温厚そうな、小さな村ならではの雰囲気を醸し出しています。

    

笛や太鼓の音以外、鳥の声しか聞こえなかったり・・・

大人から子供まで全員参加のこのお祭りに、何だか暖かい人の人との繋がりを感じます。

神社に着くと「舞おさめ」をします。

     

大勢のカメラマンや村の人達に見守られての「舞おさめ」です。

 

ここで終わりかと思えば、行列はまだまだ進みました。

ここからがちょっとびっくり・・・

つづく

 

 

 

 

 

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Have a break(春の花)

2012-03-23 20:51:36 | Have a break

阿智村栗谷地区は南アルプスが真正面に望めます。

仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳・・・雪の残るアルプスが見えるのも、もうしばらくの間です。

春は春霞・・と言うか、黄砂でアルプスがあまり見えなくなってしまうのが残念です。

   

阿智村の伍和地区にはザゼンソウの群生地があります。

先日両親を連れて座禅草を見に行って来ました。

   

母は初めて見たらしく、帰りの車の中で俳句を作ってくれました。

「いい場所(とこ)へ 連れ行く先は 座禅草」・・母

「森影に しづまりおりぬ 座禅草」・・父

 

段々春めいて来た畑や庭先には、きれいな花が咲き始めました。

   

 

大輪のクンシランも見事に咲き揃いました。

  

 

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