日本は地震活動期に入ってと言われている。
そして地震予知をするのであるが、ことごとく
当たらない。東日本大震災はノーマークであった。
ただし、南海大震災は歴史的に観ても定期的に
起こっている地震であって、確率的には高い。
その南海トラフでマグニチュード(M)8~9級の
地震が今後30年以内に起きる確率が70%程度
から70~80%となった。
この確率は高いのであるが、ここ数十年で日本で
起きている地震を考えれば、対策を練っておかな
ければいけない。建築の設計に関わっているものと
しては、なおさらである。
生活している方も、耐震診断を行うべきだと思うが、
どうしても無理な方もおられる。そういう方は、
災害に備えて、災害グッズという最低限のものが
入ったリュックなども売っているので参考にして
いただきたい。
家についても耐震補強出来ないのであれば、モノを
整理するだけで変わってくると思う。
モノが倒れてくるのを想定して、その場所に就寝しない、
扉が開くように考えて設置する、避難経路の確保、
家具転倒防止、等々、出来ることはたくさんある。
そして一部屋だけでもいいので、非常時に避難できる
スペースというのも確保したい。震災の時に構造の梁が
倒れてきたが、その隙間で助かった人もいる。
そういう、小さくてもいいから避難できるようなところが
あった方がいい。
台湾でも地震があったばかりだが、列島である日本は
地震国であり、そもそも列島とはプレートの狭間であるから
列島というものが出来たのであって、日本そのものが
どこで地震があってもおかしくない国なのである。
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