朝の連続テレビドラマ“てっぱん”を見ています。朝はずっとラジオ生活ですから、お昼に見ています。タイトルバックの“てっぱん・ダンス”もやります。
連続テレビドラマは、見はじめるとみてしまうから、毎年、見ないようにしているのですが、見てしまっているのです。涙ボロボロ気分になりますが、けっこう気持ちが明るくなります。毎日、見てしまうのです。
もう10日ほど前、何人かとファミレスで食事をしているとき、知人のひとりが,“ワタシは、ミナイ”と強く言いました。
正確ではないかもしれませんが、“どうして、出てくる人、出てくる人、みんながオンナひとりで、こどもを育てるんだろう”と言ったように思うのです。
確かに、男が消えて子どもを産む女性の話です。そういう形で生まれた“てっぱん”の主人公も、後半に出てきた妊娠中の女性もそうです。
話は、テレビドラマ、NHKのドラマ全体の話におよび、最近のドラマは、そういう話ばっかりだ、ということになった。“まるで奨励しているようだ・・・”という話にもなったかもしれません。
確かに・・・・。もっと普通の生き方を描いてほしい。でも、そんなのはちっとも面白くない、だから“劇的、ドラマチック”なドラマにしてしまうのでしょう。
私は、テレビドラマは見ません。家人が見始めると、お風呂に行きます。見ると、気分が暗くなることが多いからです。
私のメディア生活は、6時30分ラジオ体操から8時まで、ラジオです。テレビを点けるのは、12時のニュースから、“てっぱん”へ。1時にそのまま、住吉美紀アナのトーク番組を1時間です。
先週のいつだったか、そのトーク番組のゲストが、若い作家、劇作家、演出家さんだった。前田司郎さん、32歳ぐらいでしょうか。面白いというか、気持ちが残る人でした。
2,3日後、(この前の土曜)夜、家人がNHKのテレビドラマを見始めました。お風呂の行けなくなりました。見てしまったのです。
“迷子”というタイトルのドラマです。涙ボロボロ気分には、全くなりません。しかし、たまらなく暗いドラマです。
場所は、たぶん渋谷、若い男の子や女の子が、都会のスマートな服装で、渋谷の普通のスタイルで登場します。そこにある貧しさ、満たされない、ほんとうの気持ちなんでしょうか。若者たちの不安定な心情でしょうか。
朝日新聞のテレビ番組表には、“劇作家の前田司郎が脚本を手がけた繊細なドラマだ”とありました。繊細なドラマ、そのとおりでした。見終わって、心寒いドラマでした、見たくなかった。しかし、いいドラマでした。
若者たちは、暗いのかなあ。皆、都会の中で、今の世の、迷子なんでしょうね。
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