ローリング・ストーン誌(日本版)創刊号じゃなく復刊号を買った(2007.3.13)

2007-03-13 20:05:40 | Weblog

*写真①今年の日本版と30年前の日本版です。

TSUTAYA(庄和町、現春日部市)に、新聞に広告が出てから2,3日通って、今日(13日)やっと買うことができました。

私ら世代にとって、米国の雑誌Rolling Stoneは、カリスマ的な雑誌でした。
1967年11月、米国西海岸の20代の若者、つまり私らと同世代が創刊した雑誌です。もっとも、それを参考にしながら作られていた日本の若者向き雑誌を見ていたので、私らは、いうならば“孫読者”といえるわけです。

今日買った雑誌の表紙に、日本版創刊号と刷ってありますが、1970年代にすでに日本版がありました。正確に、どの程度、業務提携していたのか知りません。朝日新聞本紙ですらRolling Stone特約とした記事を掲載していました。

今回の“ローリング・ストーン日本版”は、株式会社インターナショナル・ラグジュアリー・メディアの発行、創刊号(2007年4月号、580円)
その昔の日本版の“ローリング・ストーン”は、ローリング・ストーンジャパンの発行。手元にある一番古いのが、第3号で1973年11月号(300円)です。ほんの時々しか買っていないのです。いつ廃刊になったのか知りません。

写真①の右側は、昔の日本版第30号(1976年4月号)です。
表紙は、ローリング・サンダー・レビューという名の、ボブ・ディランの大コンサート・ツアーでの、ディランとジョーン・バエズです。

本物のアメリカのローリング・ストーン(Rolling Stone)を、初めて買ったのはいつだろうか。今では、日本の大きな本屋さんで、簡単に買うことができます。80年代あたりから、銀座の洋書屋“イエナ”に行くようになって、内容というより表紙で買っていました。

*写真②Rolling Stone誌を2冊。

写真②の左側は、米国のRolling Stone第306号(1979年12月号$1.25、イエナで600円)。
表紙は、ベッド・ミドラーです。表紙の“The Rose”の文字が読めますか。ローズは、ロック・シンガー、ジャニス・ジョプリンの短い生涯の映画です。映画の中で、ローズと呼ばれていたジョプリン役がベッド・ミドラーです。むろん映画の中で歌います。ローズは、その主題歌でもあります。私ら世代には、強烈なジャニス・ジョプリン・ファンも多いのです。私は、そうでもなかったのですが、今でも、ローズが流れると泣けます。

写真②の右側は、Rolling Stoneの2001年9月11日(米国同時多発集中テロ)の特別号です。$3.95(大手町の紀伊国屋で1,060円)。何かあった特集号は、ほぼ必ず買ってきました。ロックとクルマとファッションと裸だけの雑誌ではないのです。

今日買ってきた日本版“創刊号”は、まだ開いていません。たぶんパラパラとめくるだけでしょう。

*写真③:Rolling Stone誌の30周年記念号(1997.11.13号)。ここには、30年間すべての表紙が掲載されています。右側の(1981.1.22号)の表紙は、オノ・ヨーコと撃たれた日(1980.12.8)のジョン・レノン。
この表紙のポスターが今年の日本版創刊号の付録についています。

  【おまけ】

* 今日もブログが長くなりますが、“Rose”の話をもう少し書きます。

* 7,8年前のことです。私らのバンド、スウィング・ベアーズが10周年のコンサートをやりました。ゲストに、歌ってもらったのです。その中で“Rose”が指定されました。私らは、ビッグバンド用の楽譜(スコア)はもっていたのですが、それまでやったことはなく、演奏(練習)を始めて、それが、あの“Rose”だったことに気がついたのです。ほんとに演奏中、ずっと映画のシーンを思い、ジャニス・ジョプリンを思い、涙ボロボロでした。

* その後、スウィング・ベアーズが、“Rose”を演奏したことはありません。

* そして2,3年前、長野で“森の生活”をしていた頃です。誘われて街に出てカラオケにいったことがあります。そこで、突然“Rose”を聞きました。はるかに若い世代が歌う“Rose”にジーンときていました。


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