敦煌へあとひといき。あの世、彼岸の平穏を願いながら(中国西域放浪8)(2011.9.29)

2011-09-29 18:57:31 | Weblog

*ホテル(嘉峪関花苑酒店)の窓から見る嘉峪関の街です。沙漠を走ってたどり着くまちですが、砂漠のオアシスではなく、どこも大都市の雰囲気です。

 9月13日です。旅もいよいよ最終コーナー、敦煌へ一走りになりました。

 周囲は沙漠です。沙漠の中をまっすぐに高速道路です。幹線道路でクルマの交通量もかなりありました。

右;トイレ休憩で見かけた路線バスです。

<敦煌は左>の標識を通過します。

 

 そうして、土壁に穴を掘り、仏を安置し、その周りの鮮やかな絵を描いています。2000年も前から続いている祈りのスポットです。敦煌(とんこう)莫高窟(ばっこうくつ)が有名ですが、今日は、敦煌手前のところの、楡林窟(ゆりんくつ)によります。

*洞窟内は写真撮影厳禁です。壁画や仏の写真を示さずに、楡林窟を説明し敬虔な祈りの世界を話すことは難しい。説明を受けながら、5つ6つの窟に入り、懐中電灯の光の中で、神々しいお姿に手を合わせます。2000年たった今も、人々はあの世の極楽浄土を念じるのでしょう。

*ガイドブックにある壁画をコピーしました。ぼんやりですが、2000年前の農業の姿です。牛を使い田をおこし、タネをまき、収穫します。ほんの50年前、ワタシが子どもの頃の風景と同じです。2000年の間、変わっていないのです。そうして、この50年、たった50年の間に、何もかも変わってしまったのです。

 実は、この絵を実際の壁画で見せてもらったわけでは、ありません。ただ入場チケットにこの絵がついていたのです。 この旅行で、何か所かチケットを購入して入りました。そのチケットの残った半券が、絵がガキになっているところが3か所ありました。しかも官製ハガキのように80分(0.8元)の切手(?)が印刷されています。ワタシは、この3枚を日本宛の航空便のために4.5元の切手を貼って投函しました。

 2週間たっていますが、この3枚の絵ハガキは日本のウチにまだ配達されません。

 

【おまけ】

*昨日(9月27日)の午前中には、ワタシの上司だった方のお葬式に行ってきました。30年ほど働いていた中で半分以上、直近の上司だった方です。言葉もなかったですね。お酒の好きな方でした。74歳でした。浄土真宗、なむあみだぶつ・南無阿弥陀仏が、メロディに載って唱えられていました。まだまだと思いながら自分の番を思います。


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