ゴア元米副大統領の“不都合な真実”を買ってしまった(2007.2.14)

2007-02-14 19:40:16 | Weblog

 *バックはホールアースカタログ。私ら世代のバイブルだったかもしれません。

出歩かない日々が続きます。しかたなく駅前の本屋TSUTAYAに出かけても、書棚もCD売り場も日々代わり映えしない。鬱積した気分が、“今売れています風に積んであって”、普通なら絶対に手を出さない本を買わせてしまった。2800円をレジで支払って、帰路ずっと買わなきゃよかったと思っていました。帰っても、2,3日、袋の封も切らなかったのです。

ゴア米副大統領(アル・ゴア Al Gore)の、映画や出版キャンペーンがマスコミに報じられていて、いささか“知っているよ”風に、関心もなかった。大々的に宣伝した映画上映が打ち切られると聞いて、買ってしまったのかもしれません。

これもまた“絵本”です。この“不都合な真実(An Inconvenient Truth )”(2006年発行)は、地球温暖化を正面から紹介するグラフィック・ブックです。
過去のいろんな所の知識を、これ一冊で整理することができます。今の地球、今の社会の問題を手っ取り早く確認するにはとてもいい本です。コンピュータ画像処理を駆使した図表がとてもわかりやすい。ただ、眠る前に寝ころがって読むには重い。

ついでに、この本は、大豆インク(soy ink)で印刷されています。

 *1968年私もまた、初めて地球を見ました。宇宙船地球号を体感しました。

今年の暖かい冬、異常気象が、長い目の温暖化の流れの中にあるのかどうかは、わかりません。
ただ、この50年間、気候が温暖化の方向であることは、肌で感じています。私の岡山の山中での、小学校数年間の夏休みの宿題<気象観察(他にすることがないから昆虫採集か気象観察)>経験では、昨今の35度などいう日は全くなかった。30度31度が暑い日であったのです。

京都議定書にも役割をはたしたゴア元副大統領は、地球温暖化に警鐘をならしています。時代と氷の変化を写真で示しています。グリーンランドと南極の半分の氷が溶けたり割れたりして海中に滑り落ちると、世界中の海水面は5.5~6m上昇するとして、世界中の水没後の状態をグラフィックに示しています。

私の住んでいる江戸川のそばの低地の海抜はいくらだろう。
この地に越してきた頃、20年ぐらい前、庄和町(現春日部市)の古い南公民館の考古学講座に出席したことがあります。講座の後半には、町内あちこちの貝塚で土器片を探す、とても楽しい講座でした。その初回には、5万分の1の地図(コピー)に、海抜10mに緑のクレヨンで、線を入れることから始まった。“ここまで海だったのです。海との境に貝塚があります”。との説明があった。わが家は、完全に海であった。東京湾が深く切れ込んで、海なのです。

ゴアさんは、東京の水没地図を示してはいません(以前、どこかで見た記憶がある)が、着実に水没の方向の向かっていることを警告しています。

こんな話は、もうよく知っています。
本の腰巻に、“あなたにも、すぐできる10の事”がのっています。
<6、レジ袋を断りましょう。買い物は、リサイクル・エコ・バッグを使いましょう>。
もうやっています。

*おまけです。これはヤオコーには持っていきませんが。

ただ、ヤオコーで、おじさん(!)が“袋はいらない”というのは、勇気がいります。
余計なことを言ったみたいな気分にさせられます。
にっこり笑って下さればいいのですが。


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