*500円でした。
昨(2010)年夏、旅先のお祭りの夜店で、喜ぶ孫の顔を頭に浮かべ、“ゴムでっぽう”を買ってきました。
ちょっといい“ゴムでっぽう”です。
ウチに帰ったら、家人つまり、おばあちゃんが“鉄砲なんて与えちゃだめ、遊びに鉄砲なんてだめ”とかなりの勢いでした。だから孫に見せていません。
その理屈は、よくわかります。
私もまた、武器をとるような社会はいやです。でも、戦争に負けて、平和な時代に子どもだった私は、私らは、おもちゃの鉄砲で遊んでいました。
細い竹筒から杉の実を飛ばす“杉でっぽう”は可愛い遊びですが、Y字型の木の枝で作る“ゴム銃”も持っていました。小石やかんしゃく玉を弾にして飛ばすとかなり危険です。川に潜って魚をとる水中鉄砲もゴムを使って自分で作りました。
こうもり傘の柄を銃身にする“自作銃”は、さすがに作ったことはありません。
輪ゴムを飛ばす“ゴム鉄砲”なんて可愛いもんです。
まちの公民館のイベントで、割箸で作る“割箸でっぽう”を作ってみせるおじさんもいます。
“ゴム鉄砲”なんて、可愛いもんです、と思っていたら、先日、春日部市立図書館に、すごい“ゴム鉄砲”の本がありました。
*最初に、割り箸てっぽうがでてきます。
*ゴム銃大図鑑、中村光児著 社会評論社発行
“ゴム鉄砲”好きのおじさんが書いた本ではありません。<日本ゴム銃射撃協会>の人の書いた本です。
すごいなあ、と男の子の胸が高鳴ります。芸術的な“ゴム鉄砲”も素晴らしいが、輪ゴムを何発も連続に飛ばすことのできる、機関銃、ガントリック砲もあるのです。
ゴム鉄砲で子どもを遊ばせてはいけない、のかなあ。孫のママもだめだと言っています。
【おまけ】
*民衆に武器を持たせない、武器をとりあげるということは、日本の歴史にいくつかあります。制覇した親玉は必ずやります。豊臣秀吉の刀狩り、明治維新の後には明治政府が、先の戦争に負けた時、戦後すぐには、米進駐軍がやりました。どの国にもあるでしょう。ただ、アメリカは市民が銃を持つ自由を認めています。
*そんな話でなく・・・“ゴム鉄砲”の話でしたね。
世界中の武器が全部、ゴム銃になればって。