いつも“おちゃらけブログ”ですが、ご近所コミュニティブログですから、さけて通れない話題を2つ。
(1)春日部市立病院の小児科と産科の休診
もとは、朝日新聞8月25日の東埼玉版(27面)に記事です。
<春日部市立病院は24日、9月から小児科の新患受け入れを休止すると発表した。小児科医の退職が相次ぎ、医師確保が難しいため。小児科医のサポートが必要な産科についても9月から新たな妊産婦の受け入れはしない>
すぐに、市役所と市立病院のホームページをざっと見ました。なんにも書いてありません。記者発表と同時に、市民向けにも発表をしてほしいなあ。病院には、貼り出してあるのでしょうが。
新聞によると、<産科では、9月以降の出産予定者33人を、すでに他の病院に紹介した>らしい。
この頃、NHKの特集番組なんかで、産科のない町が話題になっていました。隠岐の島から島根県に通うとか、出産時に車で40分走ることは心配、という、日本の現実を知らなかったわけではありません。山間僻地のことと思っていたのです。
また、春日部市立病院のピンチ、日本中の公立病院のピンチも知らなかったわけではありません。
春日部もまた、山間僻地並みだったのでしょうか。
ブログを書くために、ネットで<公立病院の問題>を検索してみました。
やはり“国の官から民への方針”にそって、そこ(民間)に誘導するための、公立病院いじめもまた無関係ではなさそうだ、と感じました。
なんでもかんでも、“官から民へ”です。民は市民ではありません。企業(民間企業)です。病院ビジネスです。介護もそう、介護ビジネスです。
もう病気にならないことです。自己責任、受益者負担といわれ始めていますね。
私の3人の子どもたちの“出生地”は、春日部市立病院です。
今から、25~30年前の話です。春日部市立病院以外に考えられなかったと、家人は言います。
*前は、平成14年度庄和町健康カレンダーです。この時点で、庄和町の産科は1軒だとわかります。後は、平成19年度春日部市健康カレンダーです。これでは、春日部市に、産科の病院が何軒、小児科病院はどこかも、わかりません。
今、大丈夫なのかなあ。庄和町では、産科の病院は一軒だけのようです。よく調べていませんが安心してお産もできない春日部市ではないでしょうね。
日本一子育てしやすい春日部市、男女共同参画推進条例(2007年4月)、あるいは少子化問題・・・、なんかぶち上げて、大丈夫かなあ。
2、杉戸町の住民投票、春日部市との合併に反対の結論
合併賛成10,555 反対12,955 (投票率63.30%)
合併推進を公約して4月の町長選挙に当選した野口町長は、“当面休止”と述べたと報道されています。
ただ、よそさまの“杉戸の住民投票”についてのブログに、“春日部市と合併した庄和町”の現状をみると<合併しない方がよさそう>なんて議論が飛び交っています。リアル社会でも、しっかり旧庄和町(町民)の実情の観察がなされているのでしょう。
合併してしまった旧庄和町住民(私)にしてみれば、このような議論は、さびしく胸にきます。もう戻れない、取り返しのつかないことなのですから、マイナスからハンディを背負って、地道に春日部市民として“リスタート”するしかないのです。
合併したのに、どうしてもわからないことが、選挙区のねじれです。旧庄和町民の継子(ままこ)扱いです。
春日部“本”市選出の県議会議員さんを、旧庄和町民は選挙することができないのです。これでは、どの県議さんも庄和地区のことを考えることは“絶対ないでしょう”。
どうして、いつまでもほったらかしにしているのでしょう。<合併計画進行途上>だから、というらしいのです。もう進行途上ではないでしょう。
これは、裁判所に訴えてもいい事項でしょう。司法が門前払いしなければ、勝てるでしょう。
【おまけ】
*2007年05月16日経済財政諮問会議で、“公立病院の民営化推進”の方針
政府の経済財政諮問会議は15日、2012年度までの5年間の医療・介護分野の効率化計画で大筋合意した。民営化などで公立病院の改革を進め、民間病院より非効率な経営構造を改めることなどを盛り込んだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます