夏はロックの、いや平和フェスティバルの季節、私の住む春日部でも(2008.8.5)

2008-08-05 21:06:40 | Weblog

*武田美通さんの“鉄の造形”に、平和を誓います。手話ダンス・サークル“ちゅらさん”

8月は、反戦平和の季節という気持ちはずっと持っていましたが、その昔の声高な反戦フォークの時代はとっくに過ぎ去ってしまっています。ロック・フェスでゴロ寝する若さもすっかり失せています。

しかし、私の住む埼玉県の東の端の小さな町(旧庄和町、今は春日部市)には、28年間(たぶん)も、“平和”をタイトルにしたまつり、平和フェスティバルが続いているのです。
ちょっと誇らしい気分でさえあります。

もっとも私は、ずっと、ただ普通の町民として、そこで開催される平和への講演を聞きに出かけていただけなのです。
今年の春、桑山さんの“地球のステージ”が、平和フェスティバルのイベントとしてできないかと、実行委員の準備会議に、お願いに行きました。
“地球のステージ”は<両者の日程があわず>に、だめになったのですが、そのまま手伝っていたのです。

ずっと昔から、平和フェスティバルをやってきたメンバー、この町の女性は手馴れていています。馬力もすごく、私の手伝う部分はほとんどなく、名前だけメンバーだったかもしれません。

このフェスティバルには、いくつかのプログラムが重なっています。それぞれが、平和を展開するのです。中心で続けてきたKさんが思いを実現させたのが、鉄の造形で、戦争と平和を直接表現する“武田美通展”です。

私の役割りは、<重い鉄の造形>の運搬です。反戦の思いがつまった<鉄の造形>を汗タラタラで、ディスプレイしていると、平和フェスティバルに出演する<ちゅらさん>という手話ダンスのサークルさんが、ここで、<鉄の彫刻>の間で、踊ってもいいですか、というのです。

お昼過ぎ、森山良子さんの“さとうきび畑”のメロディーが流れ、白いドレスに着替えた女性たちが静かに踊り始めました。

*“さとうきび畑”の歌と涙が流れます。

突然のことだったのです。観客は、私だけだったかも知れません。
鉄の造形の作者、武田美通さんとは、埼玉県鳩山町にある林のアトリエに、借りに行き、返しに行ったおりたくさんお話しできました。
私の兄と同年代、少年があの戦争で、直接受けた感情は、私にも充分に理解できます。<さとうきび畑>が歌う思いと重なります。

明日は8月6日、ヒロシマの日です。あの年には、日本中のどこにでも、子どもの上にも、私の上にも、戦争があったのです。

 

【おまけ】

*プライベート・ブログに載せるとまずいかもしれませんが。メイン・プログラム“地球の風コンサート”に出演の風絃トリオさんと、第3回かすかべ平和フェスティバルの関係者の皆さん。7月26日正風館で。

*ペロちゃんのユニット“ネイチャー・カフェ”さんも力いっぱいの演奏でした。

 


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