旧庄和町役場の図書館化について、請願署名をするつもり (2006.10.3)

2006-10-03 23:50:06 | Weblog

9月になってからだったか、その前だったか、旧庄和町役場(現庄和総合支所)を図書館にする計画(春日部市と庄和町の合併時の約束)が、反故にされそうだから、何か運動をしなければ、という話しが聞こえてきた。

10日ほど前には、3つの方向から請願についての署名依頼があった。どれかに署名しようと思っています。

庄和町の春日部市との合併から、10月でちょうど1年。合併前に、この合併について町民の間で流れていた話に明るい話はなかった。財政危機の春日部市を救うのは、合併特例債でしのぐ方法、つまり庄和町との合併しかない・・・等などだった。合併事務作業に没頭する役場職員の中には、ダムに沈む村のようだ、というものもいた。

今さら、そんなことを言っても、元に戻れるものではない。
役場広報の明るい合併のトーンがだんだん落ちていく中で、役場が最後まで胸をはっていたのが、旧庄和町役場が図書館になるという話だった。図書館準備室だったか、に新配属になった旧役場職員もいた。2億円の図書館のための積立金を、庄和町は“持参金”として持っていっているから図書館は絶対できるはずだった。柱のない旧役場の構造から、図書館は1階だ、などと具体的に話されていた。

しかし半年後の3月にはもう、図書館の話はなくなりそうと聞こえてきていた。春日部全市のバランスを考えてとか、生涯学習全般の施設にとか、いろいろ理由がついていた。そして9月議会で、市長は明確に、財政難から目途がたたない、と答弁したのである。

今回の請願運動の発起人たちは、合併時の庄和町の教育委員長、教育長、その前の教育長など、教育行政の重鎮が並んでおられる。一般的な市民・町民の“請願”とは、本質的に違う。問題の深さがわかろうというものだ。

庄和町には、図書館がなかった。しかし図書館がほしいという町民の声があった。行政もそれに答えて厳しい財政の中で、実現に向けて、2億円のお金を蓄えてきたのだ。“適正に配分される”お金であってはならない。図書館に使われなくてはならないのだ。

 【おまけ】
*庄和町がはじめて図書館を作ろうと動き出した時、13年前(私にはもっと前の印象だが)に、私は、そのための会議に、町内有識者の中に、ただの応募町民として、参加していた。1年ぐらいで提案書だったか、計画書だったか、をまとめたのです。私は、町に図書館がほしかったのだが、役場は、生涯学習センターを作りたかったようで、その方向になってしまった。場所は、桜川小学校の西側と決まっていた。

*その完成図書が製本されて郵送されてきた時には、実行しないという通知も一緒だった。完成図書を探してみよう。捨ててはいないはずです。


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