もう5,6年、いや7,8年くらいになるでしょうか、福添智子さんから、東京で写真展をやるたびに案内を送ってもらっていました。
何度かでかけました。 “目カメラ”と題する不思議な世界でした。
東京のど真ん中に、たぶん古いアパートを借りて写真の勉強、いや写真の仕事をしていたのですが、ちょっと事情があって、最近、ウチの近所に戻ってきていました。
1ヶ月ほど前に、ばったり会って<正風館=公民館まつり>に写真を並べないか、と声をかけたのです。
それで、9月5日(土)、6日(日)のたった2日間ですが、<“目カメラ”福添智子の写真>を、正風館3階の“お抹茶ギャラリー(通常は会議室)”に展開するのです。
先日、私のウチに写真を届けてくれました。六ッ切大のカラー、ざっと30枚です。
タイトルは、“望郷”です。“目カメラ・望郷”です。
写真、カメラは、人間の眼以上に鋭くイメージを切り取ることができます。人が見た印象とはまるで違うイメージになります。人の目には、人が見ることには、常にやさしい感情があります。むしろ少しぼんやりした思いのイメージかもしれません。
目カメラは、カメラ=<私の目>で撮った写真なのです・・・・と思います。そういう風に感じるのです。福添智子さんから聞いたことではありません。だから、目カメラの写真を見ながら、ほっとした感じをもつのです。
一連の写真に<望郷>という、ちょっと大袈裟なタイトルがついています。
望郷って、故郷を思うことでしょう。
私は、岡山の山間部から出てきて暮らしながら、ごくたまに故郷・岡山の山野を思うことがありました。
ふるさとは、遠くに離れて思うものです。
私のこどもらも、福添智子さんも、この庄和町で育ったわけで、東京に暮らしながら、この町が<望郷>になるとは、思えないのです。
写真は、長い旅の末の<故郷>のようです。
写真に、にじんだような<桜島>が出てきます。目カメラ<望郷>は、中学生の頃に亡くなったお母さんの故郷への思いなのでしょう。鹿児島は、今、少し体調を悪くされているお父さんの故郷でもあるのです。
【おまけ】
* 写真を展示する<3階会議室>では、今年も、百千鳥さんが<お抹茶カフェ>を開きます。例年、公民館まつりの展示作品を見てまわりながら、一息、お茶のできる<無料カフェ>です。
* 今年は、<お抹茶ギャラリー>になります。百千鳥さんが、茶を点ててふるまうのは、5日(土)の午後1時30分~3時ごろのようです。
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