ロハスって何?ロハス・ピープルって、どんな人たち?(2007.3.17)

2007-03-17 17:54:12 | Weblog

 *1970年代に、米国で、いや日本でも、よく読まれた、“地球の上に生きる”、“太陽とともに生きる”は、若者に、“自然に生きよう”と新しい生き方を呼びかけました。今でいう、ロハスな生き方だと思っていたのですが、これは、ビジネスには、ならない、ビジネスとは、ほど遠い生き方です。

いつ頃か、ロハスとか、ロハスな、という言葉をよく聞くようになりました。ここ4,5年、世間から離れて暮らしていたせいか、意味がよくわからなかったのです。
“いかん、社会についていけないぞ”と気にしていたのです。だからといって、手元にある辞典、外来語辞典などに載っているはずもなく、ネットで調べてみるほどの、気もなかったのです。

今日(3月17日)の朝日新聞が生活面で、解説をしてくれていました。
LOHAS は、Lifestyle of Health and Sustainabilityで、“健康で持続可能なライフスタイル”だそうなのです。
“春から新生活、ライフスタイルを見直して、春からロハス”と見出しが呼びかけています。
身体にも環境にもいい生活・・・・ということらしい。それなら、そういってよ、という気持ちです。私の、知人、友人、周辺の人たちは、ロハスな人は何人もいます。ずっと前からそうです。

最近は、何もかも、ビジネスになるのか、それで儲かるのかと、まず考えるようです。
福祉も、環境も、介護も、すべてビジネス・チャンスなのです。
ロハスもそうです。朝日によると、5つの市場があるというのです。

① 持続可能な経済>省エネ製品や再生可能なエネルギーなど
② 健康的なライフスタイル>オーガニックフードやマクロビオテックなど
③ 代替医療・自然医療>ホメオパシーや東洋医学、サプリメントなど
④ 自己開発>ヨガ教室や生涯学習講座など
⑤ エコロジカル・ライフスタイル>エコツーリズムや環境配慮型住宅など

 ・ ・・・どうもさっぱりわかりません。まるで、就職試験の“次の単語を説明せよ”のための暗記用語集みたいです。ほんとに、来年の受験者には必須でしょう。

こちら、新聞記事がわからなくなったらしい、社会から落ちこぼれてそうです。

  【おまけ】

*旧庄和町、現春日部市にある“首都圏外郭放水路・地底探検ミュージアム(龍Q館)は、ロハス・ミュージアムとして、“ロハスピープルのための快適生活マガジン”<ソトコト>、ちょっとわざとらしい名の雑誌の2006年9月号が紹介しています。どこが、ロハス・ミュージアムなんでしょうね。

*ついでに、ロハス市場としてあげている、自己開発って、そもそも何? そのための生涯学習講座が、ロハスなの?ビジネスなの?
そういえば、このごろ、有名・無名を問わず大学がやる、生涯学習講座の広告が目につきます。最高学府である大学が、アカデミックさを脱捨てているように思いますね。

*地球の上に生きる、 アリシア・ベイ=ローレル、 深町真理子訳、 発行;草思社1972
 living on the earth, alicia bay laurel , gibbs smith publissher, 2003

*太陽とともに生きる、ラモン・センダー&アリシア・ベイ=ローレル、 深町真理子訳 発行;草思社1975