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伊勢神宮の式年遷宮

2013年10月03日 12時39分21秒 | 独り言・社会・ニュース

20年に1度の伊勢神宮の式年遷宮が、2日夜に行われました。
遷宮とは、新しい社殿にご神体を移すことで、「遷御の儀」が内宮で営まれました。

式年とは、定められた年という意味で、伊勢神宮では、20年に一度行われます。

20年という期間は、木造建築の耐久年限にかかわり、人間の1世代に相当し、大神の新たな生まれ変わりを意味しているのだそうです。

 
  
東(米蔵)から西(金蔵)にかわり、景気も良くなるのではと、憶測する人もいるとか・・・・・ 

                 

第1回の式年遷宮が内宮で行われたのは、持統天皇の4年(690年)のことで、それから1300年以上にわたり続けられていました。
今回は62回ですが、戦国時代の一時期には、出来なかったこともあったとか・・・

最近では、第60回の昭和48年(1973年)、第61回の平成5年(1993年)でしたが、僕自身の認識不足なのか、前回、前々回には、今回ほど騒がれ、賑々しく報道された記憶がないのですが・・・・

理由として伊勢神宮だけではなく”パワースポット”と言うことが注目されていることや日本の歴史とか文化など伝承と言われるものが、広く認識されてきていることもあるのではないでしょうか?

 
                                     上記 いずれもNHKより           

この式年遷宮には、65の社殿などを造り替えるだけではなく、約1600点にも及ぶ御装束神宝も新調されます。

この社殿を新しく建て替える技術の伝承だけではなく、神の衣装や正殿を飾る装飾や器物等を製作とその人の伝承によって、文化の継続と伝承にかかせないものなのです。

その準備に8年もかけ、費用も約550億円かかるそうで、全てが神宮の資金や寄付などで賄われるそうです。

20年ごとに一新することで、神様の瑞々しさを保つ「常若」の精神があり、これによって国の繁栄と国民の幸せを永続的に願っているということです。

この「常若」の精神を端的に表しているのが、遷宮で必要なヒノキは、本数にすれば1万2千本という莫大な量の確保することで、そのためにも、毎年、伐採した量に匹敵する苗を植え、200年先を見通した植林を行っていることです。

古くなった材木は、宇治橋や全国の神社に寄贈され、今年は、東日本の被災地で神社の再建を考えているところに優先的に送られるそうです。

出雲大社も今年遷宮が行われました。
出雲大社は、60年ごとと言われていますが、必ずしも式年(=定期的)ではないため、平成の遷宮と呼ばれています。

なお、5日には、外宮の遷宮がおこなわれます。



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