七日正月も終わり、松の内が済み、お正月気分も抜けてきた時分ですが、豪雪や火事と悲惨な出来事が多く発生しています。 昨年の秋には、気象庁は暖冬と予想していましたが、急遽変更しました。 自然は、人間の予想を越えて中々都合の良いようには行かないようです。
生物が環境への適応を果たす中で独自の生き残りを見出すように、日本の鉄道も地理的条件や社会環境への適応戦略として世界に稀に見るほど正確に運行する鉄道をつくりあげてきました。
そしてその環境と仕組みは、実際に列車を動かす運転手ばかりではなく、計画担当者から個々の現場に至るまでの非常に大勢の鉄道員たち、それに乗客をも巻き込んで繰り広げられる撹乱要因との闘いの結果としてつくりあげられてきたものであった。
日本の鉄道は「遅れない鉄道」をつくるだけでなく、「遅れてもすぐに回復する鉄道」をつくってきました。
そこには蒸気機関車から電車への大きな転換もあったし、新幹線の出現もあり、組織の組み換えも何度かありました。
そして新たな仕組みづくりの中で鉄道の輸送力が増強されると、それによって又新たな都市化が進み、さらにそれがまた新たな輸送力の増強をし、車両も改良に改良を重ねてきたのが、日本の鉄道の歴史です。
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