まず最初に紹介するのは、先日(11/29)にJR西日本から発表された豪華寝台列車「トワイライトエキスプレス 瑞風」です。
来年6月にデビューする京阪神と山陽・山陰エリアを結び、運行中に沿線を立ち寄って観光するというものです。
「トワイライトエクスプレス」は1989年から運行を始め、大阪駅と札幌駅を結ぶ寝台特急の名称でした。
往年のオリエント急行を彷彿させる豪華列車でしたが、車両の老朽化や青函トンネルの新幹線通過、経由路線の一部がJRから移管されるなどの環境の変化により、その歴史は閉じられました。
この列車の名を冠したのが、新たに運行される「瑞風」です。
「瑞風」の由来は、「美しい瑞穂の国を風のように駆け抜ける列車」ということからだそうです。
車両は10両編成で定員は30名、食堂車、ラウンジカーが連結され、編成の前後両端には、展望スペースが設けられています。
車窓から西日本に広がる原風景を楽しみ、日本の素晴らしさを再発見してもらうのが狙いとか・・・
同じような豪華列車には、JR九州の”ななつ星”が2013年10月から観光運行を開始しており、JR東日本も同じような列車が2017年5月1日から運行する予定です。
片道コース(1泊2日)が一人当たり27万~75万円。
京都・大阪から下関経由で戻る周遊コース(2泊3日)が50万~120万。月1~4回運行され来年6月~9月分の予約を12月5日~1月31日に受付、多数の場合抽選となります。
LCCや夜行バスにより、鉄道が奪われているということから、反対に高額でゆとりのある旅を提供するという今後の鉄道旅行に新しい旅を楽しみ方の方向性が示されたものと言えます。
しかし、高額のため誰でもというわけにはいきません。
それはそれとして、もう少し一般にも利用出来るものが欲しいところです。
そこで、JR西日本では、この瑞風に続く、新たな観光用の長距離列車をも投入する計画で、瑞風よりも安価なものになると言われていますが・・・。
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