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女性優先車両は明治時代にもあった!!

2006年01月07日 09時32分28秒 | 鉄道のよもやま話

女性専用車両は、明治45年(1912年)1月に中央線で運行が開始されました。
これは、短期間で解消されましたが、運営の理由は現在と同じです。 特に通学の学生が、当時は殆どが男女別学であったため、この機会を狙っての不届きな行為を問題視され男女学生を別々に分離するのが目的だったそうです。

 

 

その後、昭和22年(1974年)にも再び婦人・子供専用車が登場します。
終戦の混乱期に、女性や子供が電車に乗るのが大変な時代に利用を出来るだけ緩和するためのに運行されました。
これは、進駐軍の専用車の一部を女性・子供専用車としたが、利用率が良くなかったため、早々に打ち切られました。

さらに昭和32年(1957年)6月にも、中央線で老幼優先車が走り始めましたが、すぐに中止されました。

 

 

鉄道の専用シートと言えば、やはり代表格はシルバーシートですが、これは昭和48年(1973年)9月15日の敬老の日に合わせて、やはり中央線の快速電車に始めて設置されましたが、平成9年(1997年)シルバーシートを「優先席」と改め、対象を乳幼児やその同伴者、妊娠中の女性にまで広げてきました

 

 

今は女性専用車両として一両丸ごと女性のみの乗客を対象にしていますが、一部ではこれは、男性からも女性からも、男女平等に反するとの反発も出ています。

一方、優先座席は、あってないようなもので、老人や病気、妊娠中の女性に席を譲るのは当たり前で、このような席を作ること自体、日本の常識が疑われるのではないかとの声も挙がっています。

 

そこで平成11年(1999年)全国初の優先座席全席に拡大したのが、阪急電鉄です。この効果の程は分かりませんが、これが本来の姿ではないでしょうか?

大阪のおばちゃんの厚かましい座席取り合戦をなくしてこそ、この全席優先座席は生きてくるのではないでしょうか?


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