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銚子と徳利の違いとは・・・・

2011年01月26日 16時24分50秒 | 独り言・社会・ニュース

多くの人は、日本酒の燗は”銚子”で飲んでいると思っている。
その証拠に、居酒屋などでは、普通は「お銚子、一本!」などと言っています。

しかし、そこで運ばれてくるのは”徳利”なのです。
今、銚子を使っているお店などはありません。

            
    本来の「銚子」です。                「徳利」ですが、「銚子」と呼ばれています。

”銚子”と”徳利”は、まったく違うのです。
”銚子”は、結婚式などの三三九度の杯の時に巫女さんがお酒を注ぐ酒器が”銚子”なのです。
最近は、ほとんど見かけませんが、言葉としては、”徳利”より多用されています。
つまり、「銚子」は、長い柄のついた木製か又は金属製の酒器です。

ところで、今、”銚子”と言っているのが「徳利」なのです。
「徳利」は、江戸時代に登場した酒器で、大量生産が出来るため、すぐに広がり、酒だけではなく、醤油や油、酢などを入れる容器としても利用されました。

首のあたりがくぼんだ細長い器で、今では、燗酒の容器は、ほぼ”徳利”が正式な名称なのです。
と言っても、今さら、「徳利、一本・・・」などとは言えませんが・・・・

言葉とは、時代とともに、内容も意味も変化してくるものなのでしょう。

       
  これも「銚子」です。                   「ちろり」と言います。
                               日本酒に燗をつける金属製の酒器
                               アルミ製、ステンレス製、錫製など

さて、寒さが厳しい折、燗酒がおいしい季節です。
日本語には、「燗」について、趣のある言葉が多くあります。

「燗映えする」季節に、「燗」にも色々あります。
みぞれ酒・・・・・燗をしていない酒の呼び方
雪冷え・・・・・・・温度が5度程度
涼冷え・・・・・・・温度が15度程度まで。
日向冷え・・・・・30度程度
人肌・・・・・・・・・35度程度
上燗・・・・・・・・・45度程度
熱燗・・・・・・・・・50度程度
あなたは、どの燗酒がお好きなのでしょうか・・・・・・

呑ん兵衛からは「冷よし、燗よし、燗冷めよし」と聞こえます。
かくゆう、僕には、呑ん兵衛の資格はありませんが・・・・・

   ※「燗映え」とは、燗をつけることで味が格別に良くなる日本酒のこと。



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