アガサ・クリスティー原作の推理小説の映画化。
例によって原作の本も見ず、事前に内容も知らない状態での鑑賞です。
ただ、密室の列車の中での殺人事件を名探偵ポアロが解決する程度のことは知っていましたが・・・
疑問点も色々あるのですが、最終ポアロが下した解決策は、これで良かったのでしょうか・・・・
もちろん、このような解決策も穏便に済ませる方法としては映画の世界ではあるのでしょうが、世間には正義と悪魔があることを自ら言っておきながら、この結末はないだろうと思いました。
それがどのようなものかは、映画を見てのお楽しみ・・・
エルサレムの嘆きの壁での出来事やトルコのイスタンプールの街並み、そして列車のばく進する光景やその風景には魅せられました。
列車内での殺人事件が過去の事件とのつながりがあると睨んだポアロの謎解きも映画の魅力ですが、列車内の調度や車窓などもこの映画を楽しませるものでした。
殺人事件の現場(下記地図のX印) 雪崩で列車が停車
後記
原作発表が1934年、上記 今回特別仕様された路面電車(1928年 昭和3年製)は現在も現役で日本最古クラスの車両で、同年代の文化遺産としてコラボされたもの。
コラボしたのは、大阪唯一の路面電車、阪堺電車。