廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★レコード・コレクターズ 2006年9月号 「オールマン・ブラザーズ・バンド特集」

2006年08月17日 | BOOK
 
最新号のレコード・コレクターズ9月号の巻頭特集は元祖ジャム・バンド!『THE ALLMAN BROTHERS BAND 1969-81』であります。名盤『アット・フィルモア・イースト』のジャケット写真をアレンジしたナイス!な表紙デザインで思わず衝動買いしてしまいましたが、記事内容も面白く、オールマンズ・ファンならば必読の特集号であります。

とくに面白かった記事は、まず冒頭に掲載されている「受け継がれるデュアンのスピリット」という一文で、ここではデュアンなき後のバンドの変遷から若き救世主デレク・トラックスの出現まで、判りやすく説明してくれています。たしかにデュアン存命時のオールマンズは、皆さんよくご存知だとは思いますが、それ以降の変遷というのは余程のオールマンズ・ファン以外であれば、意外と知られていないというのが現実ではないでしょうか。僕のそのうちの一人でありましたが、これを機会に今回改めて勉強させていただきました(笑)。「継続は力なり」といいますが、やはりこのバンドの底力は大したものであります。

また、「71年、フィルモア・イースト公演の音源を徹底整理」ですとか、通販限定の発掘ライブ・シリーズまで含めた「発掘ライブ、編集盤」のディスクゴラフィーなどは、今まできちんとした形でまとめられたものがなかっただけに、これは便利な特集記事として今後重宝しそうな予感がしております。なかなか読み応え十分でした。今月号は面白かったですね。是非ご一読下さい。オススメです。



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1 コメント

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レコード・コレクターズ2006年9月号の記事について (shibu)
2008-08-24 21:23:22
たまたま職場近くのCDショップで、オールマンズの特集記事が載っている本号を発見。発刊から2年もたっていますが、気づいた点を書きます。
「71年、フィルモア・イースト公演の音源を徹底整理」は、よく整理されていると思いますが、私の聞く限りでは、「Trouble No More」は、"The Fillmore Concerts"と"Eat A Peach"等とではバージョンが異なると思います。聞き比べてみてください。
また、「1969~1981年オリジナル・アルバム」解説では"Eat A Peach"の解説が、C①とC②との収録ライヴ年月日が逆です。"Brothers And Sisters"では、「A②(Ramblin' Man)
はD.Bettsが初めてリード・ヴォーカルをとった」とありますが、D.Bettsが初めてリード・ヴォーカルをとったのは、「Eat A Peach]の"Blue Sky"だと思いますが、いかがでしょうか。

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