ご報告が遅くなりましたが、12月7日(日)~9日(火)に2泊3日で沖縄旅行へ行ってきました。今回は仕事での出張ではなく、完全なプライベートな旅行ですよ(苦笑)
なぜ師走のこの忙しい時期にわざわざ沖縄旅行なんて出掛けたのかと申しますと、去る10月某日、会社近くの沖縄料理の居酒屋にたまたま入ったところ、沖縄のホテル宿泊券(1泊朝食付き2名分)が当る抽選会が行なわれており、そこでなんと僕がこの宿泊券に当選してしまったのです!!
まさか当るとは思ってもいなかったので本当に驚きましたが、冷静になって考えてみると、当選したのはあくまでも宿泊券で往復の飛行機代や現地での移動代は含まれておりません。また最大のネックだったのは有効期間が3カ月しかなく、僕が当選した招待券は来年1月8日が使用期限でした。当然、年末年始は適用除外期間なわけで、そう考えると使うとすれば12月のこの時期しかなかった訳です。
年末進行のこの忙しい時期に、会社の仲間には悪いなあ~と思いながらも、当選したその日に一緒に居酒屋へ行ったのは同僚仲間でしたので、スグにバレる嘘をついて休みをとる必要もなかったので、早々と代休の申請をして休みを公言しておきました(苦笑)
12月7日の朝、羽田空港から飛び立ち、午前中には沖縄へ到着。この日は晴れていましたが、翌日からはなにやら天気が怪しそうな予報でした。この日は偶然にも「那覇マラソン」の開催日だったようで国道は片側車線がマラソンコースに使用されており、通行規制が行なわれていました。いやはや、これまたなんたる偶然。マラソン・ランナーを横目に空港近くのレンタカー店に移動し、そこから沖縄旅行が出発と相成りました。
まず最初に向かったのは、沖縄で有名な「ブルーシール」というアイスクリームの老舗が経営しているレストランでした。ここでランチメニューと名物のアイスクリームをいただきましたが、目当てだった「シークワーサー・アイス」がなかったので、他のブルーシール店で探すことにしました。チキン・ステーキは美味しかったです。
昼食後は恩納村にある「琉球村」に向かいました。ツアー会社からもらったパンフレットに付いていた「トクとくチケット」を使用したら無料で施設内に入れました。いやラッキー(苦笑)。
施設内では、太鼓を使った踊りが行なわれていて、早くも沖縄に来たんだーという実感が湧いてきました。
琉球村では「3Dハブショー」も見学してきました(苦笑)。
「3Dハブショーって何なんだよ?」って方もいらっしゃると思いますが、現在は動物愛護法の改正により、沖縄観光の目玉であった実際にハブとマングースを闘わせるショーというのはできなくなったんだそうです。
それで仕方なく、3Dメガネをかけさせて立体映像でハブとマングースの一騎打ちを見学するというシステムなのですが、いやーこれがつまらないのなんのって。実写版映像であればまだ楽しめたかもしれませんが、幼稚なCG映像を見せられてもまったく感動もクソもありません。正直、時間の無駄でした。ま、本物のハブとマングースショーを見せられても、血だらけになったハブとマングースを見て退いていたかもしれませんが(苦笑)
琉球村の後は、車で移動して近くの海岸に出ました。夕陽が観たくて公園の駐車場に車を停め、1時間ほど砂浜をブラブラとしていたでしょうか。時期が時期だけに海岸には僕ら以外まったく人の気配がなく、ほとんどプライベートビーチ状態でノンビリと過ごすことができました。観光施設をせわしなく回るより、こういう旅の方がよっぽど贅沢だと思いました。
この日は宜野湾にある 『全日空ホテルラグナガーデン』 に宿泊して、夕食はホテル近くにある沖縄料理の居酒屋へ行きました。一番美味しかったのは、やっぱり「ラフティー」と「ふーちゃんぷるー」だったでしょうか。オリオンの生ビールも美味しかったです!
2日目は、沖縄本島で現在最も人気の高い観光施設「美ら海(ちゅらうみ)水族館」に行ってきました。
入館料は大人1800円もするのですが、これは行った甲斐がありました。とにかく館内後半にある超巨大水槽には感激っ!!ジンベエ鮫やマンタが何頭もゆうゆうと泳いでいるのですが、写真をご覧いただければ判るとおり、人と水槽の大きさを比較してください。とにかく圧巻の一言でした。これはわざわざ「美ら海水族館」まで移動してでも観に行く価値はあると思いました。シーズンオフでしたけど、さすがに観光客が大勢足を運んでいましたね。
水族館の後は、さらに北に進み、「備瀬のフク木の森」に行ってきました。ここはそれほど観光地化されていないようで、かなり通な沖縄観光客しか足を運んでいないようです。駐車場も更地のままでしたし。
車を停めて、とりあえず海岸に出てみると、海水浴場ではなく、ここは完全な漁師の海岸でした。船が幾つも繋留されていましたが、すべて漁船です。民家も漁師の家ばかりでした。
フク木の森というのは僕も知らなかったのですが、民家を繋ぐ道が冬でも緑のままの木で覆いつくされている様な小道が続いているんです。わかりやすくいうと映画に出てきた「トトロの森」みたいな感じでしょうか。ただ歩いているだけでなんとも心が癒されます。
道の途中には「ガジュマル」の木も生えていました。沖縄を象徴する樹木ですよね。なんとも不思議な植物ですが、沖縄の地で眺めているとこれがさも自然な景色に見えるんですよね。あっても当然という感じで。東京にこんなのが生えていたら、みんなビックリするんでしょうけど。やっぱり沖縄の自然はいいですね。
【上写真】が「ガジュマル」の木のヒゲですね。沖縄にはこういう木があちらこちらに生えています。
少し遅めの昼食となりましたが、この後、国頭郡本部町に移動して、どうしても食べてみたかった「きしもと食堂」本店の沖縄そばを食べてきました。午後3時近かったのですが店内は満員でした。
きしもと食堂は沖縄そばの老舗で、店内には壁一面に芸能人のサインが並べられていました。入口近くで一番目に付いたのは「所ジョージ」さんのサインですかね(苦笑)。
メニューは沖縄そばの(大)600円と(小)450円。灰汁を使った昔ながらの製法で作ったコシのある麺とダシの効いた汁がピッタリとマッチしている逸品です。見た目は普通の沖縄そばに見えるのですが、食べてビックリ玉手箱。これが美味しいのなんのって!!今まで食べた沖縄そばが全部ひれ伏してしまうような美味しさでした。素朴な味わいなんですけどね、これはまた食べに行きたい!と思わせる味です。オススメ。
この後は少し雨がパラついてきたのですが、沖縄本島の東にある浜比嘉島まで行ってきました。途中、海の上を走る海中道路を渡り、サービスエリアに車を停めると会社から着信履歴が入りました。こんなところにいても東京から電話がかかってくる時代になったんですね。ある意味、感動しましたよ(苦笑)
雨も止んで、浜比嘉島入口にある公園駐車場からキレイな夕陽を眺めることができました。わざわざ足を運んだ甲斐がありました。ちょうど金曜ロードショーのオープニングに出てくるような美しい夕陽でした。
この日の晩は、当選した宿泊券を利用して北谷町にある「ザ・ビーチタワー沖縄」に宿泊しました。これだけ高層(23階建て)のリゾートホテルというのは北谷町には他にないので、遠くからでもやけに目立つホテルでした。部屋は16階のツインでしたが、なかなかイイ感じの部屋です。
ホテル近隣には「ちゅら~湯」という天然温泉の施設も持っていて、宿泊者は無料で利用できました。まさか沖縄に来てまで源泉かけ流しの温泉に入れるとは予想だにしていませんでしたので、やはりこの仕事をしているとこういう確率に遭遇する機会が高いのだろうと勝手に解釈しました(苦笑)。海底1400メートルから汲み上げている天然温泉だそうで、施設利用料は大人1500円だとか。ちょっと高いですね(苦笑)
さて、いよいよ沖縄旅行も最終日です。この日は沖縄観光のメッカ、ここに来なくては話が始まらないという「首里城」見学に行きました(苦笑)
やはり首里城は観光客の人数が違います。外国人観光客やら修学旅行生やらで一杯でした。但し、肝心の首里城は想像していたよりも小さくて別の意味で衝撃を受けましたが。実はもっと広大な敷地を想像していました。
この城内の作りは日本というよりも完全に中国の影響を受けてますね。さらに老朽化のせいか首里城のあちらこちらで修復作業を行っていましたので、作業現場で働いている姿を見るとちょっと興醒めしてしまいました(苦笑)
首里城の見学後は、近くにある王陵にも足を運びました。こちらも世界遺産に指定されている第二尚氏王統の陵墓があります。沖縄独特の破風墓が3基連なっており、こちらには観光客が少なかったせいか、なんだか背筋がザァ~っとするような感じがしました。首里城よりも沖縄の歴史を感じる施設でした。
午後からは観光施設として有名な玉泉洞の「おきなわワールド」へ移動しました。目的は日本最多の鍾乳石を誇る鍾乳洞です。全長5000メートルのうち、公開されているのは890メートルですが、それでも十分に広いです。端から端まで歩いて20分以上かかりましたから(苦笑)。僕がこれまで見た鍾乳洞の中で一番大きかったと思いますね。とくに入口近くの鍾乳石の大群には圧倒されました。ここも一見の価値アリです。
洞窟探検の後は、国際通りの公設市場に立ち寄り、鮮魚を買って市場の2階で調理してもらいました。調理代として500円(1人3品まで)をとられますが、面白いシステムですね。から揚げやあんかけ、エビチリなどを作ってもらいましたが、一番美味しかったのは市場で買ったままの状態で出された刺身でした(爆)
食べ終わるとそのまま空港近くに移動してレンタカーを返却。ガソリン代はリッター120円でした。噂には聞いていたけど、沖縄は本当にガソリン代が安いんですね。
あっという間の2泊3日沖縄旅行でしたが、結構充実した内容で楽しめました。なかなかきっかけがないと出かけられない旅先ではありますが、思い立ったが吉日、ああだこうだ考えないで実行したのが吉と出ました。こういう旅行であれば、また行ってみたいですね!!