廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★フジテレビ開局50周年記念DVD 「熱帯夜」 松田優作、桃井かおり共演

2009年03月22日 | MOVIE
 
1983年にフジテレビで放映された、松田優作と桃井かおり共演のテレビドラマが、フジテレビ開局50周年記念に合わせて、ようやく初DVD化されました。実はまだ一度観たことがない幻のドラマ作品でしたので、このリリースはとても楽しみでしたっ!!

で、さっそくこの連休の間にじっくりと拝見させていただきましたが、少し古さを感じさせるもののテレビドラマとしては秀逸。先が読める単純なストーリーではあったものの、素直に楽しめましたね。共に文学座出身である主演の松田優作と桃井かおりも、観ているコチラ側が気恥ずかしくなってしまうぐらい、いやー実に若いです(当たり前ですが、苦笑)。

ストーリーとしてはアメリカ映画 『俺たちに明日はない』 の日本版といった感じで、そのまんま題材を日本に置き換えているだけなんですけど、意外と面白かったですね。やはり才能がほとばしっている松田優作の演技、一挙手一投足に目がいってしまいます。やはりこの時代の優作の目つきがイイですね!

また、せんだみつお、ケーシー高峰、熊谷真美、岸部一徳、それにおすぎ&ピーコといった脇役陣ですが、やはり時代を感じさせるものの、なかなかイイ味を出していました。とくに三流カメラマン役のせんだみつおは、どうせすぐに撃たれて殺されてしまうのだろうと思ってましたが、意外やドラマほぼ全編を通しての出演でしたので、正直予想外でした(苦笑)

全3話・約137分(1話45分+予告編)の3夜連続放送のドラマでしたが、一気に観てしまいましたね。アマゾン通販予約で3729円(26%オフ)で購入しました。1DVD、特製スリップケース入りです。




★映画 「エレファントマン」 作品生誕25周年ニューマスター版

2009年01月11日 | MOVIE
 
いやー昨日といい今日といい、久々に寒い一日でしたね。

というわけで、こういう日は自宅の中で映画鑑賞でもしているのが一番であります。用事を済ませて夕方から映画 『エレファントマン』 を観ました。デヴィッド・リンチ監督の出世作(1980年作品)ですね。

作品生誕25周年ニューマスター版ということで、実はだいぶ以前に買ったのですが、未開封のまま自室の中に放置していたのを、先日の大掃除の最中に発見した次第なんです。ようやく観ることができました(苦笑)。

全篇モノクロ映画なのですが、ニューマスター版ということで画質は想像していた以上に綺麗でした。音声も5.1chサラウンド再生なのですが、リアLRチャンネルの音声レベルがわざと低く設定されており、どうやらこれはデヴィッド・リンチ監督の狙いなのだそうです。たしかに時代背景を考えて、あえてモノクロ映像で製作された映画なのに、最新のサラウンド音声を効かせ過ぎたら、おかしなことになってしまいますからね。違和感のないレベルでサラウンド効果(水の流れる音だとか)をうまく演出して使っていました。さすが鬼才デヴィッド・リンチ作品です。

オリジナル映画上映当時にたしか映画館でも観た記憶がありましたが、内容をまったく覚えていなかったのには逆に驚きましたね。あのハンニバル・レクター博士役で有名な俳優アンソニー・ホプキンスが出演していたのも、すっかり忘れていましたから(苦笑)。人間の記憶なんていい加減なものです(僕だけか、笑)。

The Elephant Man Movie Trailer



★DVD/映画 「新宿マッド」 若松孝二監督

2008年12月02日 | MOVIE
 
1970年公開の映画 『新宿マッド』 のDVDを購入しました。若松プロダクション製作映画で、劇場公開時は 『新宿フーテン娘 乱行パーティー』 というタイトルだったそうです(苦笑)。DVDはニュープリント、デジタル・ハイビジョン・マスターを使用しているので、モノクロ(パートカラー)映画でしたが、予想していたよりも画質は良かったですね(オフィシャルだから当たり前か、笑)。

映画の内容は、はっきりいってイマイチよく理解できなかったのですが、音楽を担当しているフードブレイン(つのだひろ、陳しんき、石川恵、柳田ひろ)の劇中音楽がとても効果的に使用されており、混沌とした当時の新宿という街を実にうまく表現していたのではないかと思いました。僕はこの映画を今回はじめて観ましたが、このサウンドトラックが映画本編の中で実際どのように使われていたのかとても興味がありましたので、その謎が解明されただけでも本DVDを観た価値は十分にありました。

DVDの特典映像として、若松孝二監督インタビューとギャラリーが追加収録されていたほか、30頁からなる解説リーフレットも封入されていました。発売元が紀伊國屋書店だけあって、さすがリーフレットは活字も多く、読み応え満点でした。映画自体はあまり理解できなかったもののたいへん興味深く、いろいろな意味で面白かったです。なるほど、70年代初頭の新宿映画を代表する作品だと思いました。





★映画 「レッドクリフ Part I」 を観てきましたっ!

2008年11月29日 | MOVIE
 
本日、有楽町マリオンの日劇PLEXで映画 『レッドクリフ Part I 』 を観て来ましたっ!!午後7時45分からの最終上映回でしたので、終わったのは午後10時を回っていました。上映時間145分でしたが、気がつけばアッという間に終わってしまった感があります。珍しく途中で寝なかったしな(苦笑)

ロードショー公開時から賛否両論が出ている、中国の英雄伝「三国志」を題材にしたこの映画ですが、個人的には結構楽しめましたね。後漢時代の中国を舞台にした娯楽アクション映画巨編だと考えれば、これはこれでアリだと思いますし。

そうそう、高校時代に全巻まとめて購入した吉川英治歴史時代文庫の 『三国志』 が、現在でも我が家の本棚に第1巻以外は未読のまま蔵書されておりますが(苦笑)、結局は活字よりも先に実写版映画で体験することになりました。よく云われているように原作と映画は別物と考えた方がイイのかもしれませんが、自分の中では 『三国志』 を再びクローズアップさせるよい機会になったのは事実だと思います。

さて、その映画ですがこれから面白くなるという肝心の「赤壁の戦い」の直前で、前編が終わってしまいました。最初から2部構成で上映されることは理解していたつもりだったのですが、おいおい、となんだか消化不良な感じで映画館を後にしました。ううーっ早く映画の続きが観たいっ!と今からしびれを切らしています(苦笑)

続きの後編は、2009年4月上映決定だそうです。これはもう速攻で観に行くしかないなー!!


★映画 「おくりびと」 (主演:本木雅弘)

2008年10月27日 | MOVIE
 
有楽町マリオンの丸の内ピカデリー2で、映画 『おくりびと』 を観てきました。映画公開直後から友人にも薦められていて、ずっと観に行きたかった映画でした。

会社を午後6時過ぎに出ると、平日最終回上映の時間にちょうど間に合いました。月曜日の最終回上映なので、さすがに映画館の中は空いていましたねえ(苦笑)。この映画館のベストポジションである2階席の中央最前列に陣取り、大きなスクリーンを楽しんできました。

さて、肝心の映画ですが、久々に面白い日本映画だと思いました。なるほど、これなら人にも薦めたくなる映画だなという感じです。

主演の本木雅弘さんの演技もいいですし(納棺師としての所作がとても美しい)、この映画ではなによりも本木の上司役である山崎努氏の演技が素晴らしい。まるで本物の納棺師のように見えました。さすがです。

たしかにこういう納棺師であれば、自分が死んだ時もこの人たちに見送ってもらいたいと思うのも当然でしょう。彼らの見事な納棺技術を観ていたら、なぜか目頭が熱くなってしまいました。

よく「職業に貴賎はない」という言葉を聞きますが、本作を観て、なるほどその言葉の意味がよくわかりました。どんな仕事でも、それを必要としている人がいる以上、やる意味はあるのだと。

そういえば、つい先日、BSジャパンで放送された 『松田優作は生きている』 という特番内でも、生前に故・松田優作は「どんな仕事でもつまらないという言葉はない。俺の前で二度と仕事がつまらないなんて言葉はいうな」と語っていたことを、フト思い出しました。

話は逸れましたが、本作を観て、納棺師という仕事に対する偏見がなくなるだけでなく、誰もが一度は経験する「死」という “旅立ちの儀式” に対して、いろいろと考えさせられる映画だったと思います。とても良かったです。映画館を変えて、まだロングラン上映していますので、未見の方は是非どうぞ。オススメです。




★映画 「ダイ・ハード4.0」 (主演:ブルース・ウィリス)

2008年08月10日 | MOVIE
 
WOWOWで放映された映画 『ダイ・ハード4.0』 を鑑賞。ブルース・ウィリス主演の 『ダイ・ハード』 シリーズが12年振りに復活したと聞いて、2007年公開当時からかなり気になっていた作品でしたが、今まで観る機会を何度か逃し、結局は今回のWOWOWで初めて観ることになりました。それにしてもジョン・マクレーン刑事を演ずるブルース・ウィリスですが、前作と比べてまるで別人のように風貌が変わっていたのには、改めて驚きましたね(苦笑)

人気シリーズの第4弾作品ということで、観る前からそれなりの完成度は保証済みだと思いましたので、あとは「今の自分の壷」にどれだけハマるかが問題でしたが、それほど違和感もなく、純粋にアクション映画として楽しむことができましたね。やはりこの手の映画は、あまりアレコレと考えることなく、時間を忘れて画面に没頭できれば、それで「よし」だと思ってます。賛否両論がいろいろ出たシリーズ最新作ではありましたが、個人的にはさらなる続編を期待してます。なんといってもタイトルが「ダイ・ハード」な訳ですから、できれば主演のブルース・ウィリスが「もう撮影できない、勘弁してくれ」というまで、続けて欲しいと思いますね(苦笑)




★DVD 「ドキュメント・オブ・ザ・デッド」 (※たのみこむ専売商品)

2008年04月13日 | MOVIE
 
ホラー映画界の巨匠、ジョージ・A・ロメロ監督の映画製作を克明に記録した伝説のドキュメンタリー映像がこの 『ドキュメント・オブ・ザ・デッド』 です。映画 『ゾンビ』 三部作をはじめとする代表作品のフッテージと映画関係者へのインタビューから、その創作活動の核心に迫ったドキュメント映画ですね。過去に国内盤LDで商品化されたことがございましたが、その後、国内廃盤状態が長く続き、2005年12月23日のクリスマス・イヴにめでたく初DVD化されたアイテムです。

しかしながら、僕がこの作品の存在を知ったのが今年1月。すでにDVD廃盤状態で入手困難な状況に陥っておりました。しかも、本作はネット通販限定の「たのみこむ」専売商品だったという念の入れようです(苦笑)。これでは一般店舗の中から店頭在庫の売れ残り商品を探し出すという手も残っておりません。参った。時折、ヤフオクなどに出品されることもありますが、ことごとく高値で落札取引されているので、どうしても二の足を踏んでしまう状況が続いておりました。嗚呼。

しかし、そんな中、先日諦めきれずに毎日しつこく「たのみこむ」の特設ページをチェックしていると、ある時、深夜午前2時過ぎに何気なくアクセスしたところ、ふだんは「注文受付終了」と表示されているマークが、なんと「注文受付」マークに変わっていて、信じられないことにオーダーすることができてしまったのです!!そして今、目の前にその商品が新品のままで届きました!!いやー不思議なことってあるもんなんですよねえ。

で、僕が推理するにどうして廃盤品切れ商品のはずのDVDが注文できたのか考えてみたところ、ちょうど今月の頭にこの「たのみこむ」が一週間、倉庫の棚卸し作業をやっていたようなんですね。もしかすると、そこで棚の奥底からデッドストック商品が見つかったので、その数量分だけ急遽オーダー可能に切り換えたのではないかと思うのですが、果たして真実はどうだったのでしょうか?ちなみに僕がオーダーしたその直後に再度アクセスしてみたところ、2回目は従来どおり「注文受付終了」マークに切り替わっておりました。いやー今考えても不思議でしょうがありません。こんなことってあるんですよね。ネット通販のミステリーです(苦笑)。

未開封新品で、値段は税込価格2940円+送料420円+代引き手数料315円=計3675円でした!!


◎DVD 『ドキュメント・オブ・ザ・デッド(原題:DOCUMENT OF THE DEAD)』 (CPBA10016)

<STAFF>
製作・監督:ロイ・フランケス(『吐きだめの悪魔』の原作者、プロデューサー)

<CAST>
ジョージ・A・ロメロ
トム・サヴィーニ
ケン・フォリー
スコット・H・ライニガー
マイケル・ゴーニック
クリスティン・ロメロ
デヴィッド・エムゲ 他

■本編約84分
■映像特典:削除シーン(7分)、未公開インタビュー(20分)
■日本版DVD特典:“切株派”高橋ヨシキ&中原昌也による音声解説
■4:3 スタンダードサイズ
■1984年アメリカ作品
■1枚組
■片面1層
■音声:オリジナル(英語)モノラル/日本語オーディオコメンタリー
■DOLBY DIGITAL
■日本語字幕
■Copyright 1979/89 Roy Frumkes Productions, Ltd.




★DVD/映画 「ニューヨーク 1997」 ジョン・カーペンター監督作品

2008年03月17日 | MOVIE
 
久し振りにジョン・カーペンター監督の傑作映画 『ニューヨーク 1997』 を観ました。これでこの映画を観るのは何回目になるでしょうか。もう数え切れないぐらい繰り返し観ている映画です。

とにかく映画の脚本からキャスティング、舞台設定、セリフ回しまで、すべてにおいて完璧といえるB級近未来SFの傑作映画だと思いますね。僕の中では映画 『ブレードランナー』 と双璧をなすぐらい大好きな映画ですので(苦笑)。

今観ると意外とレトロな部分がアチラコチラで露呈してしまっておりますが、1981年に公開された当時は最新のテクノロジーを駆使した画期的な作品だったと思いますので、やはりそれだけ文明の利器が進化した証拠なのでしょう。主役のカート・ラッセルのくさい演技も、本作のスネーク・プリスケン役では良い面に作用していると思います。

また、本作の魅力は脇役陣の豪華さも見逃せません。ホーク署長役のリー・ヴァン・クリーフ、デューク役のアイザック・ヘイズ(!)、タクシー運転手のキャビー役アーネスト・ボーグナインなど、いかにもジョン・カーペンターらしい配役に思わずニンマリさせられます(苦笑)。

それに意外と印象に残るのは、ジョン・カーペンター作曲のテーマ音楽。映画を観終わった後に思わず口ずさんでしまうのは、きっと僕だけではないと思います。チープな感じの映画音楽なのですが、「これぞB級映画!」というイメージそのまんまのテーマ曲ですので、これも映画の好印象を強めている重要な要素のひとつだと思いますね。そういえば、この映画のサントラ盤も買った記憶がありますね、どこに置いたのか忘れてしまいましたが、今度探してみようっと(苦笑)。


★DVD/映画 「要塞警察~デラックス版」 ジョン・カーペンター監督作品

2008年03月11日 | MOVIE
 
僕の大好きな映画監督、鬼才ジョン・カーペンターの原点とも呼べる映画 『要塞警察(原題:ASSAULT ON PRECINCT 13)』 が高画質デジタル・ニューマスター、16:9スクィーズ(スコープ)映像のデラックス版として、リイシュー発売されました!!税込価格3990円。

1976年にアメリカで公開された本作は、当時はまったくヒットしなかったようで、日本でも劇場未公開。その後、ジワジワとカルト映画として口コミ評価が出回り、今ではジョン・カーペンターの傑作と評されているようですが、僕もこれまで未見であったため、これはちょうどいい機会だと考えて購入して観てみることにしました。全編を通して、非常に暗がりのシーンが多いため、かなり状態の良いマスターが使用されていないと、ほとんど真っ暗な画面ばかりを眺めさせられるのではないかと半ば心配しておりましたが、実際に鑑賞してみると過去に発売されたDVDとは比較にならないぐらい画質鮮明になっておりました。それでも一部、牢獄でのシーンなど画質の粗いフィルムのまま収録されている部分もありましたので、その辺りの矛盾した編集方針などは、さすがジョン・カーペンターだなと唸ってしまいましたが(ただ単純にその箇所だけ状態の良いマスターがなかっただけかもしれませんが、苦笑)。

それよりも僕が驚いたのは、1980年2月14日(=地上波初放送日)にテレビ東京系「木曜洋画劇場」で放送された日本語吹替え(モノラル、91分)が、ノーカットで音声収録されていたことです。これは画期的でした。ただでさえストーリーの設定が理解しずらかった映画でしたので、日本語字幕スーパーを目で追いながら観るよりも、最初から日本語吹替えで観始めた方が話が数段わかりやすかったですね(苦笑)。ま、一旦観始めてしまえば、正直、字幕スーパーでも吹替えでもほとんど変わりないんだとは思いますが。

肝心の映画の感想ですが、面白いといえば面白い、面白くないといえば面白くないともいえ、なんとも評価のしにくい作品でしたね(苦笑)。但し、ところどころにその後のジョン・カーペンター監督の傑作映画 『ニューヨーク1997』 に通じる部分なども見え隠れしておりましたので、その序章と考えると興味は尽きません。悪党が主役になるというスネーク・プリスケンの原型も本作にありますね。

また、映像特典として収録されていたジョン・カーペンター監督と主演のオースティン・ストーカーのインタビュー映像(23分)も必見です。たぶんジョン・カーペンター監督作品のカルト映画上映会かなにかで行われたイベント開催時の映像だと思いますが、普段はなかなか見ることができないジョン・カーペンター監督の素顔といいますか、人となりを垣間見ることができる映像でしたので、これは面白かったですね。質疑応答で客席からマニア度満点な濃い質問を投げかけてくる映画ファンとのやりとりなども見逃せませんし。いやーどこにでもいるんですね、こういうとても濃いファンの方々というのは(爆)!!個人的には、なんだかとても親近感を覚えた特典映像でした。


★映画 「アース」 を観てきましたー!!

2008年01月28日 | MOVIE
 
週末休日出勤で出張に出ておりましたので、その分、本日(1月28日)代休をいただき、ウチの奥さんと映画を観てきました。さて、なにを観に行こうかと悩んだ末、映画館の大迫力画面と音響で観てみたいと思っていた映画 『アース』 に決定しました。自然を相手にしたドキュメンタリー作品なので、普段の僕であれば避けがちな選択でありますが、まあ、ほかに観たい映画もなかったので、今回はスンナリと同意しました(苦笑)。



銀座に観に行くつもりで映画館を検索すると、なんと「有楽町マリオン」ではレイトショーのみ公開となっていますね。日中に観るのであれば「日比谷スカラ座」が一番近い映画館でしたので、そこに決定しました。初回上映は午前11時30分からでしたので、10時過ぎに自宅を出れば余裕で間に合います。地下鉄で銀座駅下車。駅前の金券ショップで映画チケットを入手。このように映画館の近くに格安チケットを販売している店がある場合は、窓口で正規料金を払わずに必ず金券ショップを利用してチケット代を節約するのは、我が家ではもはや常識であります(苦笑)。

映画は、大ヒットした 『ディープ・ブルー』 のスタッフが再集結し、地球上の生命の神秘に迫るドキュメンタリー作品。氷の地から熱帯の森、深海で営まれる動物たちの命のドラマを、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のフルオーケストラにのせて映し出す。製作5年、撮影日数延べ2000日間、撮影地全世界200か所以上という超特大スケールで、最新の撮影技術を駆使してとらえた映像は圧巻です。



映画館のスクリーンで観るとたしかに大迫力で、渡辺謙のナレーションもいい味を出していますが、僕個人的には編集が甘いといいますか、途中で飽きてしまい、正直少し寝てしまいましたね(苦笑)。北極から赤道付近まで移動する前半シーンは覚えておりますが、赤道を越えたあたりから記憶がまったくなく、気がついたらスクリーン上にはエンドロールが映っておりました(爆)あちゃー。



ま、半分は寝てしまいましたが、どうやって撮影したのかわからないぐらい驚異的な映像にはたしかに目を瞠るものがありましたね。保護者同伴であれば、子供の入場料金は「500円」で鑑賞できますので、お子さんがいらっしゃる方は是非ご覧になってみてください。半分寝てしまっても、映画代金の保証はできませんが(苦笑)。











★映画 「魍魎の匣」 を観てきましたー!!

2008年01月16日 | MOVIE
 
1月14日(祝)「成人の日」に、新宿ミラノ2で映画 『魍魎の匣』 を観てきました。京極堂シリーズの第二弾で、以前に実相寺昭雄氏が監督した第一弾作品の映画 『姑獲鳥の夏』 も銀座シネパトスで観ましたが、今回の原田眞人監督作品の方が数倍面白かった気がしました。なんだろ、映像感覚が非常に現代的とでもいいますか、長時間観ていても途中で飽きないんですよね。日本を代表する実相寺監督の作品ももちろん素晴らしいのですが、如何せん、どうしても古き良き昭和の影を引き摺っている感があります。映画原作の時代背景が例え昭和20年代の太平洋戦争後であっても、やはりどこかしらスタイリッシュな感じがする原田眞人作品の方に、なぜか惹かれてしまうんですよね。

出演している役者陣も第一作からそのまま同じ役で出ている俳優が多かったのも高得点ですね。この手の映画ですと、大抵の場合は準主役級クラスの俳優さんが第一作目と二作目では異なる役者である場合が多々あるのですが、この京極堂シリーズでは、やはり同じ役者さんじゃないと話が始まりません。堤真一さんと阿部寛さんのコンビに、本作から参加した椎名桔平さんが加わって、ここに「同い年最強トリオ」が誕生しました(笑)。いやあ、なんともいえない空気感が漂い、いい感じでスクリーン内に化学反応を引き起こしているのがわかりますね(苦笑)。こういうのなぜか好きなんですよねえ。

映画の中で、キーマンともいえる重要な役で柄本明さんが出ているのですが、映画を観終わった後に、下北沢に行ったんですよ。そこでユニオンやら地元の中古盤屋、古本屋などを何軒か散策したのでありますが、商店街を歩いている時に、なんとその柄本明さんが奥さんらしき女性と二人で買い物しながら歩いていたんですよね(笑)。いやー、さっきまでスクリーンに出ていた役者さんが目の前に現われるとはなんたる奇遇。こりゃ、絶対今年は何かいいことありますねー!!確信しましたよ(苦笑)。




★DVD/映画 「ゾンビ」 3バージョンセット、ジョージ・A・ロメロ監督作品

2008年01月02日 | MOVIE
 
ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ三部作」の2作目にして、シリーズ最高傑作と称される金字塔的な代表作、映画 『ゾンビ(原題:DAWN OF THE DEAD)』 が廉価盤DVDでリイシュー発売されました。しかも、今回の再発化では、なんと「ディレクターズカット版」「ダリオ・アルジェント監修版」「米国劇場公開版」の3バージョンが一気に発売!!HMV通販のマルチバイ適用で各DVD税込価格1485円(安い!)での購入でした。入手困難であったプレミア付き旧規格DVDのことを考えると、ほとんどタダみたいな値段ですよ、コレ(苦笑)。

音声こそすべて英語ドルビーデジタルモノラルのままで、米国で発売されたDVDボックスセット 『DAWN OF THE DEAD』 に初めて収録されたデジタルリマスター5.1chサラウンド音声の足元にも及びませんが、なんといっても国内盤仕様の強みは全作に日本語字幕が付いている点です。というか、すでにリマスターDVD化されている海外版DVDと比較した場合、もはや日本語字幕スーパーしかメリットはないと思いますが(苦笑)。すでに内容は熟知している映画だから、例え字幕スーパーがなかったところでストーリーがまったくわからないということはないのではありますが、それでも決めセリフが多いこのゾンビ映画の場合は、やはり字幕付きで観たいのが人情ですからね。このアドヴァンテージは大きいです。

とにかくジョージ・A・ロメロ監督作品の中でも本作が一番強烈で、ストーリー的にもシナリオが一番作り込まれている傑作だと思います。何度観ても飽きの来ないゾンビ映画というのは本作ぐらいではないでしょうか。僕もかれこれ本作は様々なバージョンを含めてですが、20回以上は観ていますからね(苦笑)。よっぽど好きなんでしょうな、この映画 『ゾンビ』 が(爆)!!

今回の廉価版DVDの値段であれば、3バージョンまとめ買いしても5千円しませんので、ボックスセットを買ったつもりで一気にまとめ買いされることをオススメしますね。同じ映画であっても、細かなところでかなりの違いが見つけられる映画でもありますので、比較して観るたびに新しい発見があること請け合いですよ!!




◎DVD/映画 『ゾンビ(ディレクターズカット版)』 (KBIBF-1187)
⇒カンヌ国際映画祭のために監督自ら編集したバージョンを収録!!
※この商品は1999年に発売されたDVD-VIDEOと同一の仕様となります。

最長・最良のディレクターズカット・エディションをリマスタリングDVD化。
ロメロが描いた真の「ゾンビ」物語がここに。

■本編139分+特典映像、カラー、ビスタサイズ、英語ドルビーデジタルモノラル、日本語字幕





◎DVD/映画 『ゾンビ(ダリオ・アルジェント監修版)』 (KBIBF-1125)
⇒ダリオ・アルジェント監督が監修したバージョンを収録!!
※この商品は1999年に発売されたDVD-VIDEOと同一の仕様となります。

世紀末サバイバル・アクション・ホラー。
生き残りを賭けた、生者VS死者の死闘。

■本編119分+特典映像、カラー、4:3スタンダードサイズ、英語ドルビーデジタルモノラル、日本語字幕





◎DVD/映画 『ゾンビ(米国劇場公開版)』 (KBIBF-4666)
⇒1978年に米国で劇場公開されたバージョンを収録!!
※この商品は2004年に発売されたDVD-VIDEOと同一の仕様となります。

元祖「ゾンビ」がデジタルニューマスターで地獄の底からついに復活!
多数のバージョンが存在する中、1978年に米国で劇場公開された127分版。

■本編127分+特典映像、カラー、ビスタサイズ、英語ドルビーデジタルモノラル、日本語字幕



※ゴブリンのオリジナル・サウンドトラック盤です。近年、紙ジャケでも発売されましたね!!


※こんなバージョンのサントラ盤も存在したのですね。知らんかった。


※これは映画 『ゾンビ』 の2007年カレンダーですね。こんなの部屋の中に飾っておく人、いたんでしょうか(笑)


★DVD/映画 「江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間」 石井輝男監督作品

2007年12月31日 | MOVIE
 
日本では映画館での再上映はおろか、DVD発売さえないであろうと云われていた巨匠・石井輝男監督の幻のカルト作品 『江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間』 をまさかの輸入盤DVDで購入しました。HMV通販のマルチバイ適用で税込価格2592円で購入できました(安い!)。リージョンフリーなので、国内DVDプレイヤーでも問題なく再生できます。画面下に表示される英語字幕スーパーが消せないので、それだけが唯一の欠点でしょうか(⇒※追補:リモコン操作で字幕スーパーを消すことが可能でした!苦笑)。画質はデジタル・リマスター効果が効いていてハイクオリティな映像ですし、音声もピカイチで日本公開オリジナルのモノラル音声が「ドルビーデジタルモノラル2.0ch」で収録されております!!さすがDVD先進国のアメリカ製だけのことはありますね、いやー感激ですっ!!

1969年10月31日、東映配給網により劇場公開された怪奇映画で、出演は吉田輝雄(人見広介、菰田源三郎役)、大木実(明智小五郎役)、小池朝雄、土方巽と暗黒舞踏団、由利徹ほか。江戸川乱歩作の『パノラマ島奇談』と『孤島の鬼』をベースに、『屋根裏の散歩者』などの諸作品を無理矢理ミックスした超破天荒なストーリー(苦笑)。根強いファンをもつカルト映画だそうで、特典映像には石井輝男チルドレンとも呼べる映画監督の塚本晋也、河崎実両氏のインタビュー映像も収録されています。映画を観終わった後にこのインタビュー映像を観ると、理解度もさらに増しますね。

とにかくメチャクチャな映画で、いやーなぜにこの作品が日本を代表するカルト映画として賞賛されているのか、こればかりは観た人でないと理解できないと思いますね(笑)。破天荒なストーリーもさることながら、現在ではたぶん他では観ることができないと思われる白塗りや金粉を施した土方巽と暗黒舞踏団の演技が見ものです。この時代の日本だから撮影し得た映像作品だと思います。差別用語が飛び交っているので、現在の大手メジャー映画配給ではまず映像化不可能でしょうね。

イケナイものを観てみたい、フリークス好きなアナタ、映画ラストに出てくる「人間花火」のシーンは見逃せませんよ!!
一度は観てみたい必見のカルト・ムービーですね。オススメです(爆)!!


★映画 「PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン」

2007年12月20日 | MOVIE
 
そういえば、一週間ほど前にWOWOWから届いた封書があり、一体なにが送られてきたんだろうと開封してみたところ、おお、映画『PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン』 の劇場鑑賞券が2枚入っておりました!!そうか、プレゼントに応募していたのが当ったんですね、すっかり忘れておりました(苦笑)。

で、年末にでも観に行くかと公式サイトから上映劇場を調べてみたところ、あらら、都内でも意外と上映館が限定されちゃってるんですね。まあ、映画の内容が内容だけに、ある意味、仕方がないとは思いますが。新宿ジョイシネマだとまだ上映が始まっていないみたいですしね。劇場によって上映時間もバラバラだし、ううーむ、これはどこへ観に行くかでかなり行動が制限されてしまいそうな予感がします。といいつつも、まあ、所詮はタダ券なんですからそう文句を云わずに、有り難く観に行ってきましょうかね(笑)。ありがたやありがたや。




★DVD/TWIN PEAKS DEFINITIVE GOLD BOX EDITION

2007年11月12日 | MOVIE
 
海外ドラマ・ブームの先駆けであるデイヴィッド・リンチ、マーク・フロストが生んだ大ヒットテレビシリーズ 『ツイン・ピークス』 のゴールド・ボックスを購入してしまいました(苦笑)。DVD10枚組で税込価格31500円(!)ですから、ちょっとだけ清水の舞台から飛び降りてしまいました。まあ、HMV通販で購入しましたので、実質的には25%オフ+Wポイント適用でしたので、かなりお得に買うことができましたが。ついでに同時発売の廉価版DVD 『ツイン・ピークス~ローラ・パーマー最期の7日間』 と、前々から欲しかった限定盤DVD 『エレファント・マン(作品生誕25周年ニューマスター版)』 もまとめて入手してしまいましたー(爆)!!


※DVD 『ツイン・ピークス~ローラ・パーマー最期の7日間』
⇒特別ゲストとしてデヴィッド・ボウイも重要な役割で出演してます。


※DVD 『エレファント・マン(作品生誕25周年ニューマスター版)』
⇒5.1chサラウンドで再生されますが、音にもデヴィッド・リンチのこだわりが反映されてます。

テレビドラマ 『ツイン・ピークス』 ですが、日本での初公開はたしかWOWOWの開局記念番組として初登場したのではないでしょうか(たぶん)。その当時はまだ我が家ではWOWOWの視聴環境が整っておりませんでしたので、レンタルビデオでまとめて借りてきては、熱心に観ていた記憶がありますね。観終わると次回の続きが観たくて、何度もレンタリビデオ屋に足を運んでいました(笑)。今考えるとなんだか不思議な感じがしますが、いつの時代も熱中して観ていたテレビ番組や映画というのは、特別な思い入れがプラスされる分、通常の評価以上に記憶が美化されますよね。



この 『ツイン・ピークス』 も僕の中で特別な作品であることに間違いはありません。だから今回発売された全29話収録のこの完全盤DVDボックスが発売されると聞いた時は、一瞬値段を見て躊躇しましたが(苦笑)、やはり即買いアイテムの対象であったわけです。しかも初回限定生産と聞けば、これは先行予約してでも買うしかないでしょ、やっぱり(笑)。

とにかく今はHMVから届いた 『ツイン・ピークス』 ゴールド・ボックスの外観を眺めてニヤついている毎日です(気色悪いなあ、苦笑)。いや~もう、とにかくうれしいの一言!!問題はコレをいつ観るかだよな、まいいか(笑)



◎DVD 『TWIN PEAKS DEFINITIVE GOLD BOX EDITION』 (Paramount, PPS111160)

DISC.1: 序章
DISC.2: 第1章~第4章
DISC.3: 第5章~第7章
DISC.4: 第8章~第10章
DISC.5: 第11章~第14章
DISC.6: 第15章~第18章
DISC.7: 第19章~第22章
DISC.8: 第23章~第27章
DISC.9: 第28章~第29章

DISC.10: 特典映像(4時間超の珠玉の特典!)
・序章:インターナショナル版パイロット別エンディング
・チェリー・パイを食べながら(デイヴィッド・リンチの回想)
・アナザー・ワールドの秘密(メイキング)
・「サタデーナイトライブ」より:カイル・マクラクランのモノローグ/ツイン・ピークス劇場
・ツイン・ピークス・フェスティバル
・ブラック・ロッジの記憶:「フォーリング」ミュージック・クリップ
・ジョージアのコーヒーTVCM
・ギャラリー
・スポット集
・全エピソードのログ・レディのイントロ

※全エピソード、リマスター(初回限定生産)
12枚組みポストカード封入、レア・ポストカード応募葉書封入



※ 『ツイン・ピークス ゴールド・ボックス』 アメリカ版スペシャル・サイト