1970年公開の映画 『新宿マッド』 のDVDを購入しました。若松プロダクション製作映画で、劇場公開時は 『新宿フーテン娘 乱行パーティー』 というタイトルだったそうです(苦笑)。DVDはニュープリント、デジタル・ハイビジョン・マスターを使用しているので、モノクロ(パートカラー)映画でしたが、予想していたよりも画質は良かったですね(オフィシャルだから当たり前か、笑)。
映画の内容は、はっきりいってイマイチよく理解できなかったのですが、音楽を担当しているフードブレイン(つのだひろ、陳しんき、石川恵、柳田ひろ)の劇中音楽がとても効果的に使用されており、混沌とした当時の新宿という街を実にうまく表現していたのではないかと思いました。僕はこの映画を今回はじめて観ましたが、このサウンドトラックが映画本編の中で実際どのように使われていたのかとても興味がありましたので、その謎が解明されただけでも本DVDを観た価値は十分にありました。
DVDの特典映像として、若松孝二監督インタビューとギャラリーが追加収録されていたほか、30頁からなる解説リーフレットも封入されていました。発売元が紀伊國屋書店だけあって、さすがリーフレットは活字も多く、読み応え満点でした。映画自体はあまり理解できなかったもののたいへん興味深く、いろいろな意味で面白かったです。なるほど、70年代初頭の新宿映画を代表する作品だと思いました。
そうですか、「若松孝二傑作選」3タイトル、行かれましたか(苦笑)
『新宿マッド』のサントラを気に入られたようでしたら、
映画本編をご覧になって、このサントラがどのように使われていたのか
確認してみるのも一興だと思いますね!