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廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★映画 「ALWAYS 続・三丁目の夕日」

2007年11月06日 | MOVIE
 
9月に休日出勤していた分、昨日は代休をいただきました。 自宅に持ち帰っていた仕事もあったのですが、さすがに昼間から原稿書きする気にもならず、ウチの奥さんも休みで自宅にいたので、午後から二人で映画を観に行ってきました。

選んだ映画は 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』 。もちろん、僕の趣味ではありません(苦笑)。僕はどちらかというと 『バイオハザードⅢ』 の方が良かったのですが、ウチの奥さんに即却下。仕方がないので、こちらの映画を観て来ました。

上映館を探すと、おっと我が家から目の鼻の先の新設映画館でやっていることが判明。まだその映画館には一度も足を運んだことがなかったので、行く先をそこに決めました。電車に乗って2駅移動。初乗り運賃で映画館に行けるとは、いやー現在のマンションに引っ越してきてはじめて知りました。

平日月曜日の午後の上映回ということもあり、館内はガラガラ。周囲を見渡すと予想通り老人と子供しかいませんでした(苦笑)。それでも20人ぐらいは入っていたでしょうか。これで採算がとれるのでしょうか?僕らは正規大人料金を払って入場しましたので、本日の売上げにわずかばかりは貢献できたようですが(笑)。

映画の内容は、前作 『ALWAYS 三丁目の夕日』 の続編でその後日談です。ストーリー的にはあまり面白い映画には思えなかったのですが、昭和30年代の日本をいかに再現しているか、否、再現できているかが個人的な興味でしたね。

まあ、映画冒頭にゴジラの特撮シーンをもってくるところなんざは、いかにもという感じを受けてちょっと興醒めしてしまいましたけど(苦笑)。堤真一のオーバーリアクションな臭い演技はこの映画には合っていたと思いますね(※堤真一ファンの方、ゴメンナサイ)。

この映画を観て「泣ける」と聞いていましたが、残念ながら僕には「泣きどころ」はなかったです。昭和30年代に対する特別な郷愁もないですし、いかにもここで泣かそうとする過剰な演出には、ううーむ、ちょっとどうなんだろうと逆に思えてしまいましたし。これならば、よっぽどテレビドラマ 『北の国から』 の方が泣けますね。コレ、正直な感想です(笑)。









(⇒※あとで公式サイトを覗いたら、一般300円オフの特別鑑賞割引券が付いていたのを知り、少しショック・・・、涙)


★DVD/映画 「新幹線大爆破」 (主演:高倉 健)

2007年08月18日 | MOVIE
 
最近、DVDで廉価再発売された映画 『新幹線大爆破』 を観ました。キアヌ・リーブス主演で世界的に大ヒットしたハリウッド映画 『スピード』 の元ネタになった作品としても有名で、以前から気になっていた邦画作品のひとつでした。

本篇152分という実に長い映画でしたが、一旦観始めると途中で休憩することもなく一気に観終えることができました。近年これだけ集中して観ることができた邦画作品というのはめったにありませんので、やはりかなり面白かったんだと思いますね。

まず、当時の日本における最先端の交通手段であった新幹線ひかり号に爆弾を仕掛けるという設定が新鮮でしたし、その首謀者であるリーダー格の犯人役を高倉健が演じるという点で、まず軽く及第点に達していると思います。また共演の宇津井健や千葉真一、竜雷太、丹波哲郎をはじめ、オールスター揃い踏みの豪華キャストで脇役まで有名な俳優が演じているなど話題に事欠かない映画であったことが挙げられますね。田中邦衛や北大路欣也、岩城滉一などは出演シーンが一分間にも満たない登場であったにも関わらず存在感を示しておりましたので、やはり役者の格が一枚も二枚も違うんですね。

その反面、映画のタイトル 『新幹線大爆破』 では新幹線のイメージが悪くなるという理由で、当時の国鉄から一切の撮影協力を得ることができず、すべて新幹線の実物大客車セットや模型を使って撮影が行われたといいます。たしかに途中のシーンで明らかに「これ、プラレールかよ!」と突っ込みを入れたくなるようなB級実写版映画のような新幹線のシーンがありましたが、これも今となってはご愛嬌ですね(苦笑)。

公開当時は日本ではまったくヒットせず、その後海外で公開されフランスで大ヒットしたことから逆輸入的な形で日本に凱旋帰国したんだとか(苦笑)。フランス語版では人物描写のシーンなどが大幅にカットされスピーディーな構成になっており、オリジナル版152分に対して仏語版は102分、英語版は118分だといいます。

オリジナル版では、高倉健演じる町の零細工場の経営に失敗した男がどういった経緯で犯行に至ったのか、日本の高度経済成長時代への批判も暗示していたのだが、海外版では単なるテロリストとして扱われている点が最大の違いか。というか全然違うストーリーになってないか、コレ?(苦笑)。ま、この手の娯楽映画は面白ければそれでOKなんでしょうけどね。しかし、やや複雑な心境ではあります。ううーむ。


※映画 「13日の金曜日」

2007年07月13日 | MOVIE
 
よく考えたら、昨日は「13日の金曜日」だったんですね。いやーまったく気がつきませんでした(苦笑)。まあ、何事も起こらなくて平穏無事に一日が過ごせたんですから、クリスタルレイクの住民たちよりは平和だったんでしょうね。とくに意味なし(爆)!!


★映画 「ゲゲゲの鬼太郎」 妖怪占い

2007年04月28日 | MOVIE
Yahoo!占い 『ゲゲゲの鬼太郎』 に「妖怪占い」というコーナーがありましたので、そこで自分の生年月日を入力してみたところ、僕は「目玉おやじ」タイプと診断されました(苦笑)!!

ううーむ、嬉しいような嬉しくないような、なんとも複雑な心境でありますが、同じ妖怪タイプの有名人として「アントニオ猪木、明石家さんま、石原慎太郎、タモリ、落合博満、王貞治、山城新伍」などが挙げられていましたので、まあ、これなら満更でもないかな、などと勝手に解釈しております(爆)。

みなさんも是非、トライしてみてはいかがでしょうか。結構、笑えるかも(笑)。

妖怪はもうひとつのあなたの姿。あなたの妖怪を占おう。
映画「ゲゲゲの鬼太郎」特集公開中!



★DVD/映画 「ロッキー」 新生アルティメット・エディション

2007年04月21日 | MOVIE
 
4月20日からの映画公開に合わせる形で発売された、映画 『ロッキー』 の新生アルティメット・エディション(2枚組みDVD)を購入しました。初回生産限定の豪華デジパック仕様で税込価格3990円でしたが、僕はHMV通販の“DVDどれでも2枚買うと25%オフ!”キャンペーン利用で税込価格2993円で入手しました(苦笑)。

映画 『ロッキー』 といえば、これはもう見飽きるぐらい何回も繰り返し再放送されてきましたし、今さら観てもなあ~(笑)、というぐらい名作中の名作でありますが、今回のDVD化に際しては、初の「高音質DTS音声収録」+「高画質ハイビジョンマスター使用」という過去最高の仕様内容での発売となりましたので、思わず予約購入してしまった次第です(苦笑)。

今回、映画 『ロッキー』 の過去5作品が一挙にDTSエディションで再発DVD化されたのですが、なぜかこの第一弾だけ発売日が変更となり、遅れてリリースする運びとなりました。何が原因であったのか不明ですが、僕は当初からこの第一弾のDVDしか買うつもりはなかったので、現実に発売されるまで多少はヤキモキさせられてしまいましたけどね。まあ結局は無事にリリースされましたんで、何も問題はなかった訳ですが(笑)。

新生アルティメット・エディションということで、本編ディスクのほかに、内容盛り沢山の特典ディスクも付いております。合計約3時間以上の豪華特典映像(メイキング、未公開シーン、監督&出演俳優のインタビュー等)満載で、一体どれがメインなのか、よく判らない状態になっておりますが、映画好きな方にはたまらないないようになっているんでしょうねえ。かくいう僕も特典映像マニアだったりする訳ですけど(苦笑)。

ということで、まだ実際にはこの新生アルティメット・エディションを鑑賞していないのですが、今度時間がたっぷりある時にでもゆっくりと鑑賞してみたいと思います。しかし、そう思っているとなかなか実行できずに、未開封新品のまま何年も経過してしまうってこと、現実には多々あるんですけどね(爆)!!

まあ、皆さん、いろいろなご意見はあるとは思いますが、なんだかんだ云っても映画 『ロッキー』 が好きな人には、本作は要必見DVDだと思いますので、是非初回生産分が売り切れてしまう前に入手して観てみて下さいねー!!


◎DVD/ 映画 『ロッキー』 新生アルティメット・エディション

【仕様】
・音声:1.英語5.1ch DTS 2.英語5.1chサラウンド 3.英語モノラル 4.日本語モノラル
・字幕:1.日本語字幕 2.英語字幕
・画面:16:9 ビスタサイズ
・収録時間:120分

【特典】
Disc-1
・オリジナル劇場予告編

Disc-2
・メイキング・ドキュメンタリー:リングの中で(3種)
・ステディカムの発明
・特殊メイクの世界
・スタッカート 作曲家の五線譜
・真実のリング
・監督ジョン・G・アビルドセン 8ミリでの試し撮りを語る
・バージェス・メレディスへの賛辞
・撮影ジェームズ・クレイブへの賛辞
・シルベスター・スタローンが語る『ロッキー』
・TV番組「DINAH!」シルベスター・スタローン出演(1976年)
・ルー・デュヴァとの3ラウンド・マッチ
・インタビュー:バート・シュガー~伝説を知る男~
・『ロッキー・ザ・ファイナル』スペシャル・プレビュー
・強敵たち
・オリジナル劇場予告編&TVスポット集
・隠しコマンド





★映画 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

2007年04月17日 | MOVIE
 
4月14日(土)から公開されたばかりである、リリー・フランキー原作の映画 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 をさっそく観て来ましたー(苦笑)!!

この映画、主演がオダギリ・ジョーだということで、映画化の話を最初に聞いた時は「え?それはミスキャストじゃないの」なんて思ってしまいましたが、実際に完成した映画を観たら、僕の第一印象は間違っていたことに改めて気づかされましたね。ミスキャストどころが、過去に放送されたテレビの二時間ドラマ版(主演:大泉洋)や連ドラ版(主演:速水もこみち)のいずれよりも適役だった、というどころか「役者のレベルが違った」といった方が正直な感想だと思います。また、オカン役の樹木希林、オトン役の小林薫、オカンの若い時代役を演じた樹木希林の実娘である内田也哉子など、脇を固める役者陣が揃いも揃って実力派ばかりであったこともこの映画の完成度を高める要因であったことは間違いないと思います。

中でもごく自然な演技で、観客を思わず映画の世界に引き摺り込んでしまう樹木希林の名演技は、いや絶品でした。違和感なく観客に笑いも与え、涙も誘うことができる日本の女優さんって、案外少ないですからね。お金がとれる演技というのは、きっとこういうことを云うんでしょうね。まったく恐れ入りました(苦笑)。

とにかく、すでに何回もこの物語を見聞きしている訳で、ストーリーに関しては格別新しいものなど何もなかったに等しいのでありますが、それでも観る者に改めて感動を与えることができる、というのはこの作品自体にパワーといいますか、魅力があるんでしょうね。ごくありふれた話だと思いますが、かえってそういうテーマの話の方が、誰にとっても感情移入しやすいという点は、ヒット作を生む際には絶対に見過ごせない重要なポイントだと思いました。

僕の個人的な採点ですが、この映画には「★★★★1/2(四つ星半)」の高評価を与えたいと思いますね。これは映画館に足を運んでもイイ作品だと思いますよ!!皆さんも是非、劇場に足を運んで下さい。そして映画を観る際にはハンカチのご用意もどうぞお忘れなく(苦笑)。拍手パチパチ級の素晴らしい映画でしたー!!


◎映画 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

キャスト: オダギリ・ジョー、樹木希林、内田也哉子、松たか子、小林薫ほか
原作: リリー・フランキー、脚本: 松尾スズキ、監督: 松岡鍵司
(※上映時間: 142分)

2007年「東京タワー~o.b.t.o」製作委員会





★映画 「妖怪大戦争」 主演:神木隆之介

2007年03月19日 | MOVIE
 
WOWOWで放送された神木隆之介くん主演の映画 『妖怪大戦争』 を観ました。いやー正直なところ、あまり期待しないで観ていたんですけど、想像していた以上に面白かったですね(笑)。ま、入館料を払ってまで映画館で観たいか?と問われたら返答に窮してしまうかもしれませんが(苦笑)、自宅で衛星放送を観る分にはまったく問題ありません。お子さんと一緒に楽しめる完全な娯楽作品ですね。

さて、僕が興味を惹かれたのはストーリーそのものよりもキャストの配役ですよね(笑)。次から次へと出てくる妖怪たちを一体誰が演じているのか、それを当てるのが面白かったです。映画上映前から話題になっていた配役もありましたので、観る前から判っていた人もいましたが、中には一体誰なんだコイツ?というのもあり、結構楽しめました(笑)。




まず、最初に驚かされたのは、この「猩猩(しょうじょう)」役の近藤正臣サン!!まさか、こんな格好をして登場してくるとは予想だにしておりませんでしたので、映画冒頭から圧倒されてしまいました。意外と似合ってるし(苦笑)。



続いて、河童の「川太郎」役の阿部サダオさん。僕は映画後半になるまで、この河童役は妖怪雑誌の記者役をしていた雨上がり決死隊の宮迫博之さんが人間と妖怪のダブルキャストで演じているのだとばかり思っていましたが、実は阿部サダヲさんだったんですね(苦笑)。



水辺に棲む美少女妖怪「川姫」役は高橋真唯ちゃん。手足こそ緑色をしているので一応、妖怪の仲間なのですが、その他はまったく人間の美少女と変わらないので、たとえ沼地で彼女に出会ったとしても、そんなに恐くはないかもしれませんね。というか本当に存在するのなら、是非一度逢ってみたいかも(笑)。



妖怪一族の総大将「ぬらりひょん」役は、なんとミュージシャンの忌野清志郎サン!!この配役は映画上映前から結構話題になっていましたね。画面にあまり映っていなくても、セリフを聞いただけで一発で、「あ、忌野清志郎が出てるっ!」なんて判ってしまうところなんざ、さすがキヨシローさんであります(笑)。



この妖怪、絶対に「子泣きジジイ」かと思っていましたが、違っていました(苦笑)。正解は「油すまし」といって、妖怪会議のメンバーであり、知恵者の長老。配役はまさにうってつけの竹中直人サンが演じていました。特殊メイクもほとんど要らず、もう見たまんまでしたので笑えましたね(笑)。



続いて、これは「塗壁(ぬりかべ)」、配役は不明です(笑)。



ゲゲゲの鬼太郎でも有名な「一反木綿」、配役はもちろん不明です(苦笑)。役者が演じているというより、これはもうCGでしょ、たぶん(笑)。



こちらもおなじみの妖怪「砂かけ婆」で配役は女優の根岸季衣さん。最初に観た時は、明石家さんま演ずる「アミダ婆」かと思いましたが、人間に向かって砂灰を撒き散らかしていましたので、やっぱり「砂かけ婆」でした(苦笑)。



続く、この小男妖怪は「小豆洗い」役の岡村隆史サン(笑)。これが一番笑えましたね。妖怪役を演じているというより、ナインティナインでのコントをそのまま映画の中でも演じているかのような、ナイス演技でした(笑)。ストーリー的にも映画の中ではかなり重要なポジションを占める妖怪役なので最後まで目が離せません。何を隠そう宿敵の「魔人・加藤保憲」を倒すのも、実は彼がキーマンだったりします(苦笑)。



これは妖怪「小山遊園地」役の桜金造サン、って彼は映画には出てないよー!!でも、見た目は映画 『妖怪大戦争』 に出ていてもなんら違和感ありません(苦笑)。むしろ自然体で演技ができそう。都知事選に出るより、妖怪映画に出た方が「当確」が出やすかったかもね。失礼致しました(笑)。



最後はチョイ役で出ていた「大首」役の石橋蓮司サン。ただ顔が大きいだけの妖怪なので、白塗りと口紅だけで、ほとんど特殊メイクなしの素顔のままでの出演でした(苦笑)。

※映画 『妖怪大戦争』 紹介の特設サイトはコチラです。


★映画 「守護神」 を観て来ましたー!!

2007年02月16日 | MOVIE
 
ケビン・コスナー主演の映画 『守護神』 を観て来ました。先週末に封切されたばかりでしたので、まだ映画館混んでいるかな~と少し覚悟して出掛けて来ましたが、意外と空いていましたのでラッキーでした。座席もいい場所がとれましたので。最近の映画館は事前に座席指定しておけるので、やっぱり助かりますよね。

で、肝心の映画の方でしたが、少々寝不足状態で観に行ったにも関わらず、最後まで居眠りせずに観ることができました(苦笑)。僕は日本映画の 『海猿』 を一度も観たことがないので、この映画がハリウッド版の二番煎じ映画なのか否かは判りませんが、純粋に映画を観て楽しめたことは事実です。久し振りに入館料1800円を払っても「損した」と思わないで済んだ映画だったと評価しておきましょう。素直に「素晴らしい映画でした!!」と云わないところがミソなんですけど(苦笑)。

テレビCMで和田アッコさんやキャイ~ンの天野っちが宣伝しているコメントは、ちょっと大袈裟な気がします(笑)けど、それでも「娯楽映画」としては十分及第点が取れている力作だと思いました。映画館の大きなスクリーンで迫力ある映像を楽しめた点もプラスアルファの要素ですね。できればこの映画はDVDじゃなくって、映画館で観た方がイイかもしれません。

あと映画を観ていて以外だったのは、主人公が行き着けの店にしていたBARのママさん役に、あの “デラニー&ボニー” のボニー・ブラムレットが演じていた点でしょうか(笑)。最初はまったく気が付かなかったのですが、映画終了時のエンドロールを観ていたら「ボニー・ブラムレット」の名前が出ていたので、ビックリした次第です。そーいえば、映画の中でも店の中でブルースを歌っていたよな(苦笑)。

※映画 『守護神』 オフィシャル・サイトはコチラ!


★映画 「ザ・コミットメンツ」 (アラン・パーカー監督作品)

2007年02月09日 | MOVIE
 
アラン・パーカー監督の映画 『ザ・コミットメンツ』 を観ました。この映画も私が中学時代に教えを受けたニューオリンズ・ジャズ狂の我が恩師から「この映画は面白いから絶対に観なさい!」と云われていた一本であったのだが、なんだかんだと今日まで一度も観ることもなく、なんとなくスルーしてきてしまった作品でありました(苦笑)。で、そんなことを云われていたことすら、この十数年間近くすっかり忘れていたのでありますが、新宿西口のビックカメラをうろついていたところ、廉価版DVDコーナーで本作と再会し、急に記憶の奥底から思い出したのでありました。記憶の蘇りというのは、何をきっかけにして急に思い出すか、まったく判りませんね(笑)。人間の脳ってやっぱり不思議です・・・(by 茂木健一郎、笑)。

鑑賞直後の感想ですが、ダブリンの労働者階級を舞台にした青春音楽映画だったのですが、僕も少し歳をとり過ぎてしまったせいか、あまり共感する部分もなく、かつての名作であるフランシス・フォード・コッポラ製作、ジョージ・ルーカス監督の映画 『アメリカン・グラフィティ』 と同じような印象を受けてしまいましたね。舞台や時代背景なんかもまったく違う2作品なのですが、どうも同じような青臭い感じを受けたんですね。ま、やっぱり単純に僕が歳をとり過ぎただけなんでしょうけど(苦笑)。

そんな中でも、このダブリンの若者たちが組んだバンド、ザ・コミットメンツのヴォーカリストの実力には、ちょっと驚きましたね。ダブリン・ソウルなんて表現をしておりましたが、この若者の歌い方は僕の個人的な感想でありますが、若き日のジョー・コッカーそのものだという印象を受けましたので。なかなか見込みのあるヴォーカリストだな、と思いましたけど、その後、まったく名前を聞く機会もなかったので、現在では一体何をやっていることやら。彼のその後の消息を知っている方がいらっしゃいましたら、是非、情報提供をお願い致します。別に知らないままでもイイんですけどね(苦笑)。


★映画 「未来世紀ブラジル」 (テリー・ギリアム監督)

2007年01月18日 | MOVIE
 
1985年に公開された近未来SFの傑作映画といわれる『未来世紀ブラジル』のDVDをようやく購入しました。以前から観よう観ようと思っていたものの、なぜか今までなかなか店頭では手が出なかった作品である。なぜ急に思い立って観ようと思ったのか?は、自分でもよく判らないのでありますが、なにか深層心理の部分で静かに変わったことがあったんでしょう、きっと(苦笑)。

さて、この圧倒的なイマジネーションで近未来の悪夢を描いた奇才テリー・ギリアム監督(=モンティー・パイソン)の最高傑作と名高い本作でありますが、僕にはどうにも解せない点、それは映画タイトルにもある「ブラジル」というキーワードでありました。なぜ「ブラジル」なのか、映画鑑賞後も近未来の無国籍社会を舞台にした映画のどこが「ブラジル」だったのか、最後の最後まで理解できなかったのでありますが、解決の糸口はなんとも簡単なところにありました(笑)。映画全編を通して流れる本作のテーマ曲のタイトルが、実は「Aquarela do Brasil」という曲名なのでありました。ここから「ブラジル」というキーワードが付けられたんですね。だから映画の内容自体とこのタイトルはほとんど無関係だった訳なんです。これで納得しました、ああスッキリした(苦笑)。

僕の大好きな映画『ブレードランナー』と双璧を成す近未来SFのカルト映画であると評価を受けている作品ではありますが、たしかに映像描写は目を見張るべきものがあり、何度も繰り返して見なければ理解できない点も多いと思いましたが、明らかに『ブレードランナー』とは異質なまったく別物の近未来SFだという印象も受けました。どちらかというと『ブレードランナー』というよりも、むしろ故スタンリー・キューブリック監督のこれまた名作『時計じかけのオレンジ』の方に近いのではないかと思えました(え?これって常識?笑)。

とにかくこの伝説のカルト映画は長い間DVD化もされずに、これまで簡単には観ることができなかった悲劇の作品でもあります。一般の方にはなかなか理解されにくいタイプの映画であるかもしれませんが、とりあえず廃盤になる前に購入しておいて、一度は観ておく価値はある作品だと思います。一回観ただけでは理解できなくても、この近未来を描写した映像美は一見の価値ありです!!繰り返し観ることで、新たに発見できる箇所が次から次へと見つかるのではないかと僕も楽しみにしております。また映画の随所に過去の名作映画へのオマージュとも受け取れる場面がいくつも登場してきますので、それらを探し出すのも一興かと思います。とにかく一筋縄ではいかない複雑怪奇な面白い映画でした(苦笑)。

尚、廉価版DVDで税込価格2500円で現在は購入可能です。是非一度ご賞味あれ。オススメです!!


★映画 「ロッキー・ザ・ファイナル」 (※2007年4月日本公開)

2007年01月07日 | MOVIE
 
おお、なんてこったい!!

映画 『ロッキー・ザ・ファイナル』 が今春公開になるそうじゃないですかー。いやー、噂では映画 『ロッキー』 の続編が作られる!という話は聞いておりましたが、それでもこれまでの過去の作品のベスト盤的な総集編映画だと思っておりましたので、まさか60歳を越えたシルベスター・スタローンが主人公のプロボクサー役で完全な新作をもってくるとは予想だにしておりませんでしたから、少しビックリしてしまいましたね(笑)。まあ、近年ではハリウッド映画も老人パワー全開の映画が増えて来ていますから、それほど意外な話でもないのかもしれませんが。すでにスタローンの次回作は映画 『ランボー』 の続編ということも決定しているそうですし(苦笑)!!スゴイね。

シルベスター・スタローンを無名の俳優から一躍スターダムに押し上げた映画 『ロッキー』 シリーズの第6弾。第一作目から30年間の時を経て、シリーズ完結編となる本作では、夢を追い続け、再びプロボクサーのライセンスを取得するために奮起し、無謀ともいえる試合に身を投じるロッキーの姿を感動的に描いたという。きっと男泣きするに違いない感涙のラストシーンにも期待大です!!

日本のリバイバル映画 『犬神家の一族』 は結局まだ観に行ってませんが、この映画 『ロッキー・ザ・ファイナル』 は久々に映画館へ足を運びたくなる作品ですね。早くも日本公開が待ち遠しい、映画 『ロッキー』 シリーズの完結編、いやー楽しみです!!

※映画 『ロッキー・ザ・ファイナル』 公式サイト


★DVD/映画 「犬神家の一族」 コレクターズ・エディション

2006年12月19日 | MOVIE
 
1976年に公開されたオリジナル版の映画『犬神家の一族』コレクターズ・エディション【初回限定生産2枚組】DVDを購入してしまいました(苦笑)!!税込価格5880円でした。

帯文句によると「HDテレシネによるニューマスターをさらにレストアした究極のデジタル・リマスター版!」とありますが、何をいっているのかさっぱり判りません(苦笑)。とにかく過去最高画質に向上したデジタル・リマスター版DVDだということは理解できますので、そういうことなのでしょう。音声も撮影当時のモノラル録音ながらリニアPCM仕様で高音質収録されております。いやあ、楽しみだな。

また、2枚組ということでディスク2は特典ディスクとして、映画『犬神家の一族』をより楽しむための補足映像がたっぷりと収録されております。

●検証!~「犬神家の一族」はこうして作られた~(30分)
●「犬神家の一族」×「犬神家の一族」新作プロデューサー・一瀬隆重インタビュー(16分)
●市川崑「映像の秘密」(22分)
⇒1991年発売されたLDに収録された映像を再録、森遊机が聞く市川監督の映像の秘密!

●誕生!金田一耕助(石坂浩二)(16分)
●「犬神家の一族」復活の舞台裏(11分)
●1976年版特報・予告篇 ●2006年版予告篇

このほか、豪華封入特典として『縮刷版復刻パンフレット』まで付いております。こりゃあ、金田一耕助ファンならば絶対に入手しておかなければならないコレクターズ・アイテムですね。少々値段が高いのがネックですけど、前作と同じ石坂浩二主演、市川崑監督が手掛けたリメイク版・映画『犬神家の一族』が公開された記念に、是非一家に一枚、この際ですから購入しておきましょう(笑)!!





★DVD「ブラック・レイン」 デジタル・リマスター版スペシャル・エディション

2006年11月17日 | MOVIE
 
発売が延び延びになっていた映画『ブラック・レイン』のデジタル・リマスター版(※DVD2枚組、ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション)が遂に発売されましたー!!僕はHMV通販では予約注文しておりましたが、先日サイト内を覗いてみると発売前だというのに早くも完売状態になっておりましたので、相当な数の予約注文が入ったのでしょうか。やっぱり単品注文で最初から25%OFFで購入できたというのは大きいですよね、このほかに別にポイント還元も付く訳ですから(笑)。

映画『ブラック・レイン』のDVDはすでに持っておりましたが、既発盤では画質の暗いシーンが多く、よく判別できない場面が多かったので多少不満が残る出来栄えではありました。それが今回は画質向上くっきりはっきりと見えるデジタル・リマスター化に加え、「全世界初公開特典映像73分」+「日本独占オリジナル映像特典45分」、さらに「日本語吹替新録音初収録(これってどうなんだろ?)」という相当マニア向けな付加価値までプラスアルファされておりますので、これはもう黙って見過ごす訳にはいきませんって(苦笑)。まだ詳しく見比べていませんので、どのシーンがどれだけ違うのかまで現時点では言及できませんが、これだけ満を持しての発売だっただけに(※今回はオマケにブルーレイ・ディスクの発売もありますしね!)、たぶん見比べてみれば一目瞭然なんでしょう、きっとね(かなり期待大!)。

しかしながら、日本オリジナル特典で収録されていた「ブラック・レイン」ファンのインタビューというのは、ちょっと疑問ですねー。出演者インタビューというのならまだしも、映画製作にまったく関係のないファンを登場させるというのは、どうなんでしょ?なんでもかんでも特典映像と銘打って収録すればいいってもんじゃないでしょうが(笑)と思うのですが、皆さんのご意見はいかがでしょうか(苦笑)。ま、あまりのくだらなさに思わず苦笑いしてしまいましたんで、これはこれでもいいのかもしれませんが。願わくば世界中の恥さらしにならないよう、くれぐれも「日本オリジナル特典」という名目を厳守してもらいたいものです。これがホントの「なんじゃ、こりゃあ~~(by ジーパン刑事)」状態ですわ、まったく。あ、またこんなこと書いたんじゃ、DVD関係者に顰蹙を買ってしまったかな、こりゃあ(苦笑)。


★ディズニー映画 「Mr.インクレディブル」

2006年11月05日 | MOVIE
 
WOWOW開局15周年を記念して放送された『ディズニーの世界』特集で、本日、日本初放送された映画『Mr.インクレディブル』を観ました。いやあ、あまり期待しないで観始めたんですけど、面白いのなんのって、初めから終わりまで一気に集中して観ちゃいました(笑)。これって完全に子供ターゲットのアニメーションじゃないですよね。ストーリーから云って、絶対に大人をターゲットに制作した作品だと思いましたね。

たぶんピクサー制作のCGアニメーション映画としては、日本では「お魚映画」などと比べても、あまり興行的には成功しなかった作品の部類なんじゃないかと思いますけど(間違っていたらゴメンなさい、笑)、個人的には大満足の一本でした。懐かしのアメコミ調のキャラクター設定やストーリー展開、また一方では最新テクノロジーを駆使した超精密な描写、意外性のある有名人を声優に起用している点など、温故知新の精神がフルに活かされた名作だと思いましたね。とにかく面白かったです。あまり先入観をもたずに、真っ白な気持ちで観れば、たぶん他の大人の人でも楽しめること間違いなしの映画です!!僕は日本語吹替え版を観ましたけど、こうなるとオリジナル字幕版でも観たくなってきましたね。スグにはまってしまう私のこの性格、まったくもってバカですよねえ(苦笑)。

観終わった直後でしたが興奮のあまり、思わず本日2本目の記事を投稿してしまいましたー(笑)!!

★映画 「ワールド・トレード・センター」 オリバー・ストーン作品

2006年10月12日 | MOVIE
 
オリバー・ストーン監督、ニコラス・ケイジ主演の映画 『ワールド・トレード・センター』 を観て来ました。僕はこの映画、観に行くつもりはなかったんですけど、珍しく(というか生まれて初めてかもしれん、苦笑)実弟から「一緒に映画観に行かないか」と誘われたので、ま、とくに用事もなかったことですし有楽町マリオン「日劇」まで出掛けてきました。

ほとんど期待もせず、ケーブル・テレビの映画チャンネルで新作映画を観るような感じで観始めたのですが、ううーむ、途中やや中だるみを感じたもののグイグイと画面に引き込まれ、予想外だったストーリー展開に思わず涙してしまいました(苦笑)。いやー、これはかなり感動作ですね。9.11のテロ再現に対する涙というより、世界貿易センタービルの倒壊に巻き込まれた港湾局警察官の家族愛をテーマにした語り口に、不覚にも思わず涙してしまった次第であります。

戦争物やドキュメンタリー映画が得意なオリバー・ストーン監督作品なだけに、もっと別の角度から詳細にテロ事件の裏側を描くのかと思っておりましたが、今回は「家族愛」一本に焦点を絞った意外性で、どういう展開にもっていくのだろうか?と時間を忘れてスクリーンに没頭してしまいました。うーむ、こういう切り口で勝負に出たか、と思わず「ニヤリ」としてしまいましたが(苦笑)。実話を元にした、よくテレビでやってる再現ドラマのドキュメンタリー映画だと思ってみると、あまり気張らずに感動できるかもしれませんね。そう、ちょうど日本テレビ『世界まる見え!テレビ特捜部』でも取り上げられているテレビ番組 『レスキュー911』 のハリウッド版だと思えば、素直に感動できるかもしれませんね。この手のお涙頂戴ものはちょっと苦手という方にこそ、是非観ていただきたい映画だと思います。僕もそのクチでしたが、これは良かったですね。今秋公開のオススメ映画でした!!

尚、余談ですが、ニコラス・ケイジ演ずる実在の主人公名は「ジョン・マクローリン」というのですが、カタカナ表記は違っておりますが、英語の綴りをみたら、そう、超絶ギタリストの「ジョン・マクラフリン」とまったくの同姓同名なんですね!こんなところでも意外性を感じて驚いてしまいました。まったくバカですねえ~、全然関係ないところにも感心して(苦笑)。

それから、映画本編の中に、なんと実在のこのジョン・マクローリン氏ともう一人の主人公ウィル・ヒメノ氏も出演しておりましたので、スクリーン内で探してみるのも一興かもしれませんね。まず見つからないと思いますけど(笑)。答えは映画パンフレットの中に書かれておりましたので、そちらで正解をお探し下さい!!