「アマデウス四重奏団」は1960、70年代を中心に活躍したイギリスの名弦楽四重奏団である。メンバーは第一ヴァイオリン=ノーバート・ブレイニン、第二ヴァイオリン=ジークムント・ニッセル、ヴィオラ=ペーター・シドロフ、チェロ=マーティン・ロヴェットの4人で結成(1948年)から実に40年近くもメンバーは変わることがなかった。彼らの演奏は「アマデウス」の名前からもモーツアルトはもちろんのことベートーヴェンや今回取り上げるブラームスなどに定評があった。
写真のLP盤(DG国内盤初出盤/SMG1446)は彼らに加えて第二ヴィオラにセシル・アロノヴィッツ、第二チェロにウィリアム・プリースを迎え1966年12月にベルリンの「ドイツ・グラモフォンUfaスタジオ」で行った録音である。この「六重奏曲」も彼らの息の合ったアンサンブルが聴きものである。また彼らは同一メンバーでこの録音の2年後1968年に「第2番」も「ドイツ・グラモフォン」に録音しておりその後国内盤でも「第1番」とのカップリングで何回かCD化され最近では2007に写真のLPオリジナル・ジャケットデザインを用い廉価盤CD(ドイツ・グラモフォン・ベスト1000シリーズ)としても登場している。
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